2019年2月28日木曜日

小惑星 2015 EG が月と地球に接近へ


小惑星〝2015 EG〟が 3月4日から5日にかけて月と地球に接近します。

この小惑星はアテン群に分類され、直径はかなり大きく 19~43m と推定されています。

過去の観測記録を遡って調べた結果、この小惑星は 2011年4月2日に最初に記録されていたことが判明しています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2015 EG19~43  (月)3月4日 18:21
(地球)3月5日 06:03
1.22
1.15
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星の接近時の地球との相対速度は秒速9.6km(時速約3万5000km)と予報されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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