「超高層大気での雷放電は『エルブス』や『スプライト』と呼ばれていますが、こうした現象はどこにでも発生するわけではありません。この研究の分析では、エルブス現象は主にプレート境界で発生すると主張していますが、これは少々突飛な話です」:
We call the very upper-atmospheric lightnings elves and sprites (which is itself great), and these events don't appear everywhere. The analysis in this study argues that elves are mostly occur along the tectonic plates' boundaries, which is slightly crazy. 🧪⚒️ Link: link.springer.com/article/10.1...
— Dr. Or M. Bialik |📚|🔬|🌊|⚒️ (@obialik.bsky.social) 2025年12月31日 15:47
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リンク先の論文の要旨(Abstract)には次のように書かれています ——
2019年から 2022年にかけて国際宇宙ステーション(ISS)の紫外線大気国際プログラムにおいて記録された高高度リング・ライト(エルブス)の座標位置の分析が行われた。エルブスのほとんどは地球の赤道域で記録されている。これは、ISS の軌道が赤道を通過すること、およびこれらの地域で雷雨が多数発生していることが原因と考えられる。分析の結果、記録された 37個のエルブスの座標は、ほとんどが地球のテクトニック・プレート境界に沿って分布していることが明らかになった。
——
エルブス(elves)は直径 300~500km 程度のリング状の発光で、落雷に伴って発生するとされています。語尾の発音は「ズ」となるべきだと思うのですが、「ス」としているものがほとんどです(例)。
地質学者からは次のような批判が出ています —— 少なくとも、アースクエイク・ウェザーや地震前兆現象研究コミュニティは、この研究で大いに盛り上がるだろう。わずか 37件の事例で、「プレート境界付近」の正式な定義も存在せず、プレート境界の種類による区別もしていない。この研究で実際に説明できるものがあるとは到底思えない。
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