2026年1月3日土曜日

イエローストーンの間欠泉が「異常」噴出 (続報-181)

 
米国イエローストーン国立公園の 12月の状況です。
 
ノリス間欠泉盆地のスティームボート間欠泉(地図)では長らく噴出が途絶えていましたが、12月31日22時過ぎ(現地時間)に噴出が発生しました。
 
日付(現地時間) 間隔(日)
1
2月3日 72
2 4月14日 70
3 12月31日 261
 
  
12月の地震活動は通常のレベルでした。79回の地震が観測され、最大は 12月31日に発生した M2.7 でした。群発地震の発生はありませんでした。
 
ノリス間欠泉盆地の南に位置するカルデラ北縁部を中心に 2~3cm の隆起が観測されています。この地盤変動は 7月に始まり、最近になって季節的な変動と区別できるようになったもので、1996年から 2004年にかけて発生した変動と類似しています。
 
イエローストーン・カルデラでは、通常は秋に終わる夏季の季節的な隆起による長期的な沈降の停滞が、年末まで続きました。場所によっては、5月以降の隆起が約 2cm に達しています。これが異常に長く続く季節的な変動なのか、それとも全体的な沈降から隆起への移行なのかは不明です。現行のカルデラの沈降は 2015年に始まりましたが、それ以前には 2004年から 2009年、そして 2014年から 2015年にかけて隆起期がありました。