日本時間 9月24日夜、NASA の小惑星探査機 OSIRIS-REx(The Origins, Spectral Interpretation, Resource Identification, Security-Regolith Explorer)が地球に帰ってきます。同探査機が採取した約 250g のサンプルが入ったカプセルは、日本時間 24日23時55分に米国西部ユタ州の砂漠にある国防総省のユタ試験訓練場(地図)に着地する予定です。
OSIRIS-REx 本体は、カプセル分離後に軌道を変更して、地球に衝突する可能性のある小惑星アポフィスの調査に向かうことになっています。
日本時間 | |
---|---|
19:42 | カプセルを分離 |
20:02 |
探査機本体が軌道変更、小惑星アポフィスへ向かう |
23:42 |
カプセルが大気圏突入、 高度 132km、時速 4万4498km |
23:43 |
カプセルが最高温度に達する、2760℃ |
23:44 |
カプセルの減速用パラシュートを展開、 高度 3万1181m |
23:45 |
探査機本体が近地点を通過、高度 779km |
23:50 |
カプセルのメイン・パラシュートを展開、 高度 1539m |
23:55 |
カプセルが着地 |
OSIRIS-REx は 2016年9月に打ち上げられ、2018年に小惑星ベヌウ(ベンヌ)に到着。同小惑星の調査とサンプル採取をおこなった後、2021年5月に地球への帰路につきました。
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