熊本県山鹿市にある不動岩(地図)と、熊本市と宇土市にまたがる雁回山(地図)は、300万年以上前には一つの岩体であったが、布田川断層の度重なる地震活動のため次第に南北に分離したとする研究成果が発表されました:
- 遠く離れた不動岩と雁回山、昔は一体だった! 元熊本大教授が発表 (写真、地図あり)
- 遠く離れた不動岩と雁回山、昔は一体だった! 元熊本大教授が発表 (同一内容)
2つの岩塊を引き離した布田川断層帯は、南東側が相対的に隆起する上下成分を伴う右横ずれ断層で、別府‐島原地溝帯の南縁をなしています。2016年の熊本地震の本震(M7.3、最大深度7)は、この断層で発生したものです。