3月29日付「ハッブル宇宙望遠鏡が大発見 !?」の続報です。
NASAの発表は、一言でいうと「最遠の星を見つけた」というものでした。その距離は129億光年。ビッグ・バンから10億年未満の宇宙に存在した星です。古い英語で明けの明星を意味する「エアレンデル(Earendel )」と名付けられました。画像では赤方偏移のために赤黒く見えています:
これまで最も遠いとされていた星は90億光年かなたの巨大な青い星「イカルス(Icarus)」。また、最も遠い銀河は134億光年かなたにある「GN-z11」で、ビッグ・バンから4億年後の宇宙に存在していました。
また、上のNASAの記事では、今回観測されたエアレンデルと既知の最高齢の星「メトセラ(Methuselah、HD 140283)」を混同しないように注意を促しています。メトセラは「宇宙の年齢に匹敵するか、宇宙そのものより歴史が古いと考えられている天体」です。
Twinkle, twinkle farthest star ⭐@NASAHubble just smashed records by observing the farthest individual star ever seen. Its light took 12.9 billion years to reach us—so we're seeing how it looked when the universe was less than a billion years old!
— NASA (@NASA) March 30, 2022
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