11月1日付「小惑星 2018 VP1 が地球衝突の可能性 (続報)」の続報です。
前回の記事では 2018 VP1 の接近について
現在の予報は2018年12月11日に出されたもので、観測データが限られていることから、地球への接近時刻に ±3日と7時間11分、月への接近時刻に ±2日と20時間22分の幅があります。この小惑星が最後に観測されたのは 2018年11月16日で、それ以降は完全に見失われてしまったようです。ある日突然、地球の直近で再発見され、そのまま地球に衝突するということもあり得ます。
と書きましたが、11月10日に 2018 VP1 が再発見されたようです。
最新の観測データにもとづく接近予報は次のようになっています。接近時刻の誤差は 1分未満です:
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2018 VP1 | 8~18 | (地球)11月11日 15:59 (月)11月11日 18:12 |
0.48 0.39 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
接近時の地球との相対速度は非常に速く、秒速 21.8km(時速約 7万9000km)とされています。
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