2019年10月28日月曜日

X-37B が5回目の地球帰還


10月27日、アメリカ空軍の無人スペース・プレーン(ミニ・シャトル)〝X-37B〟が5回目の軌道飛行(OTV-5)を終え、フロリダ州ケープ・カナベラルにあるケネディ・スペース・センターのスペースシャトル用滑走路に自動操縦で着陸しました。2017年9月7日に打ち上げられ、2年以上(779日17時間51分)を宇宙空間で過ごしたことになります:

アメリカ空軍は X-37B の目的や軌道上で何をしているのかについて機密として口を閉ざしています。これまでに明らかになっているのは、積荷の一つが Air Force Research Laboratory Advanced Structurally Embedded Thermal Spreader と呼ばれるもので、長期間の宇宙環境のもとで実験的な電子装置と振動するヒートパイプをテストする目的であるということだけです(空軍発表資料)。

以下は、X-37B のこれまでの飛行記録です:


打ち上げ / 着陸 飛行時間
(日-時-分)
機体
OTV-1 2010-04-22 〜 2010-12-03 224-09-24 初号機
OTV-2 2011-03-05 〜 2012-06-16 468-14-02 2号機
OTV-3 2012-12-11 〜 2014-10-17 674-22-21 初号機
OTV-4 2015-05-20 〜 2017-05-07 717-20-42 2号機
OTV-5 2017-09-07 〜 2019-10-27 779-17-51 2号機


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