火星と木星の間にある小惑星帯(main asteroid belt)の中を公転している小惑星〝6478 Gault〟が、突然、彗星のような尾を引き始めたことが話題になっています。尾が伸び始めたのは昨年11月の初めごろとみられ、現在の尾の長さは 40万km を超えているとのことです(地球から月までの平均距離は約38万km)。
Active asteroid 6478 Gault last night from the @INGLaPalma after discovery by @TheGenghisKen @fallingstarIfA . The ejected dust extends > 400,000 km, more than the Earth-Moon distance.— Alan Fitzsimmons (@FitzsimmonsAlan) January 12, 2019
From observations by @astrostevanus and @Sun_d_citizen @AstroQUB pic.twitter.com/Xc1ByV4OhJ
小惑星同士の衝突によって生じた破片が小惑星の軌道上に残され、彗星の尾のように見えていると考えられています。
小惑星〝6478 Gault〟は 1988年にシューメーカー夫妻によって発見され、直径は 3.7km と推定されています。
小惑星に尾が生じた事例はこれまでにもいくつか報告されています:
- 奇妙な「彗星」 (10年2月3日)
- 活動的小惑星 〝324P/La Sagra〟 (16年7月9日)
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