2つの小惑星が月と地球のそばを通過して行ったことがわかりました:
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2019 AS3 アポロ群 | 7~15 | (月)1月2日 11:12 (地球)1月2日 13:23 |
2.30 1.64 |
2019 AS5 アポロ群 | 1~2 | (月)1月7日 23:53 (地球)1月8日 09:37 |
0.41 0.04 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
AS3 は1月4日に、AS5 は1月8日に発見されました。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。
最接近時の地球との相対速度は、AS3 が秒速 14.4km(時速約 5万2000km)、AS5 が秒速 12.5km(時速約 4万5000km)です。
AS3 の接近時刻には、地球に対して ±2分、月に対しても ±2分の誤差が見込まれています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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