2019年1月20日日曜日

小惑星 2019 BO が月と地球に接近・通過


小惑星〝2019 BO〟が 1月16日に月と地球の近くを通過していたことがわかりました。

この小惑星はアポロ群に分類され、直径は 7~15m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。この小惑星が発見されたのは最接近後の 1月17日です。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2019 BO8~18  (月)1月16日 06:12
(地球)1月16日 10:13
0.86
0.18
(1LD=地球から月までの平均距離) 

接近時刻には、月に対して ±3分、地球に対して ±2分の誤差が見込まれています。

この小惑星の地球との相対速度は秒速 8.1km(時速約2万9000km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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