2018年11月29日木曜日

2つの小惑星が地球と月に接近・通過


2つの小惑星が地球と月に接近していたことがわかりました:

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2018 WE1
アポロ群
17~38 (地球)11月25日 09:03
 (月)11月25日 15:52
0.28
0.55
2018 WH1
アテン群
5~12  (月)11月26日 05:59
(地球)11月26日 07:21
0.77
1.18
(1LD=地球から月までの平均距離) 

WE1 は11月26日、WH1 は11月27日に発見されました。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

最接近時の地球との相対速度ですが、WE1 は平均的で秒速 12.0km(時速約 4万3000km)、WH1 は非常に遅く秒速 4.2km(時速約 1万5000km)です。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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