カナダ出身の舞台俳優ダグラス・レイン氏が11月11日に亡くなりました。享年90歳。シェイクスピアの作品を演じることが多かったようですが、彼を最も有名にしたのは映画「2001年宇宙の旅」(2001: A Space Odyssey)で、人工知能コンピューター HAL 9000型の声を演じたことです:
- 「HAL 9000の声と歌」演じたダグラス・レインさん死去 (写真、動画あり)
- AIボイスの元祖「HAL 9000」の声優が90歳で死去 (写真、動画あり)
- Douglas Rain: Actor who voiced Hal in 2001: A Space Odyssey dies (写真あり)
多くの報道記事では、レイン氏=HAL の代表的な台詞として、HAL が初めて人間の命令を拒否するときの言葉〝I’m sorry, Dave, I’m afraid I can’t do that〟を取り上げていますが、私の印象に残っているのは以下の2つです:
▼〝Dave, this conversation can serve no purpose any more. Goodbye.〟
▼〝My mind is going.〟
- Deactivating Hal 9000 HD (COMPLETE) (YouTube動画)
1番目の言い回しは、不毛な長電話を打ち切るときに一度使ってみたいと思っているのですが、まだチャンスがありません。
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