6月1日、岩手山(地図)の近くで最大震度1の地震が発生し、その後、無感地震が一時的に増加したとのことです。以下は、気象庁が6月6日に発表した「平成26年 No.23 週間火山概況 (平成26年5月30日~6月5日)」からの引用です:
1日21時26分に、岩手山山頂の西北西約10㎞、深さ約5㎞を震源とするマグニチュード3.0 の地震が発生し、岩手県八幡平市と秋田県仙北市で震度1を観測しました。その後、付近では体に感じない程度の微小な地震が一時的に多い状況となりましたが、2日の昼前頃から減少しています。
この間、山頂付近の地震活動、表面現象及び地殻変動の状況等に変化はみられず、噴火の兆候は認められません。
岩手山が最後に噴火したのは1919年です。
岩手山では、東北地方太平洋沖地震(2011年3月11日)以降にも、今回と同じく山頂の西北西約10kmで地震活動が活発化しています。
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