栃木県の作新学院の生徒 1000人が円形に集合、生徒たちの中心に置いた朝礼台の上で番組レギュラーの矢野明仁さんが声や旗で合図を送り、それに合わせて生徒たちがジャンプ、朝礼台の下に設置した地震計や震度計で測定するというやり方でした。はじめはジャンプのタイミングがそろわず、震度 1 どまりでしたが、合図の送り方をかえるなどの工夫をした結果、生徒たちのジャンプのタイミングが一致するようになり、最終的には震度 3 に達しました。朝礼台の上に立っていた矢野さんは、朝礼台がぐらぐら揺れたという感想を語っていました。
計測には、かつてこのブログで著書を紹介したことがある東京大学地震研究所アウトリーチ推進室の大木聖子(さとこ)助教も参加していました。
この人力地震実験の収録がいつおこなわれたのかはわかりません。わかれば、Hi-net の連続波形に現れているか、確認してみたいと思うのですが。
以前、このブログの記事で触れた中国の恐るべき人工地震兵器は、冷戦当時の中国の総人口 6億人が一斉にジャンプするというものでしたから、今回の TV 番組の実験で得られた 1000人で震度 3 という結果を考慮すると、すさまじい破壊力を持っていたことになります。ただし、最大の被害を受けるのは震源地の中国ということになってしまうのですが。
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- 「地震の大研究」 (7月 26日付)