2015年11月14日土曜日

薩摩半島西方沖 M7.0 と雲


今朝5時51分ごろ、薩摩半島西方沖で M7.0、深さ10kmの地震が発生し、最大震度4を記録しました。津波も観測されています。

気象衛星の画像では、地震発生前の午前0時30分から1時30分にかけて震央付近に集束する雲が見られます。また、午前2時30分から3時30分にかけて震央上空にほぼ完全な円形の「雲の窓」が現れています。偶然だとは思いますし、同様な雲のパターンが現れても地震が起きるとは限りませんが ・・・

気象庁のサイトでは24時間前までさかのぼって雲の変化を動画で見ることができます。今なら、午前1時前後の雲の集束や、午前3時前後の「雲の窓」の生成と消滅過程を動的に把握できますのでお試しあれ。

▼ 雲の集束(2015.11.14 01:00)
気象庁「気象衛星 日本域 赤外 拡大 カラー」から必要部分を切り出し

▼ 円形の雲の窓(2015.11.14 03:00)
気象庁「気象衛星 日本域 赤外 拡大 カラー」から必要部分を切り出し


関連記事

2015年11月13日金曜日

「なんてこった」が13日の金曜日に落ちてくる (続報-2)


WT1190F の落下を撮影したという動画です。開始から2秒目で大きな爆発をおこしています。この動画は落下予報時刻よりも前にアップロードされていたので偽物だとの指摘があります:

日本の小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還したときを思い出します。WT1190Fがアポロ計画かそれ以前のロケットの一部だとすれば、何十年も宇宙を彷徨してやっとふるさとに帰ってきたことになります。大気圏で壮大な華を咲かせ、まさに故郷に錦を飾ったというところでしょうか。


関連記事

御嶽山の「都市伝説」


今日の『朝日新聞』朝刊に以下のような読者からの質問と回答が掲載されていました。私も「都市伝説」を真に受けていました:
「御嶽山は1979年に噴火するまで死火山とされていた」「79年の噴火で気象庁は休火山、死火山という分類をやめた」と言われることがあるようです。これは「都市伝説」で、それ以前から御嶽山は活火山に分類されていたのではないでしょうか。(群馬県 男性 59歳)

私だけではなく、例えば『産経新聞』の記事にも「もっとも現在では、この(活火山、休火山、死火山という)区分は使われていない。死火山と思われていた御嶽山で昭和54年(1979年)に起きた噴火が、きっかけとなった」という記述が見られます(括弧内はこのブログの筆者による補足)。

上記『朝日新聞』の記事は、ネット上では肝心の回答の部分が登録をしないと読めないようになっているので、今朝の紙面から回答の部分をまとめておきます:
  • 気象庁は1968年に御嶽山を活火山に分類していた。したがって通説は誤り。
  • 1952年に作られた気象庁の火山観測の指針では、活火山と休火山を区別せずに45火山(富士山、浅間山、桜島など)をリストアップした。
  • 1968年の分類では、(1)約1000年前までに噴火したことが立証できる火山、(2)噴気や地熱、群発地震など活動がある火山、が活火山に加えられ、活火山は63に増えた。御嶽山もこのときに活火山に分類された。
  • 1991年には、過去2000年以内までに噴火したことが立証できる火山が加えられた。
  • 2003年には、過去1万年以内までに噴火したことが立証できる火山が加えられた。
  • 現在、気象庁が活火山に分類している火山は110。

関連記事

「なんてこった」が13日の金曜日に落ちてくる (続報)


スリランカ政府がWT1190Fの落下に備えて漁業禁止海域と飛行禁止空域を設定しています:

スリランカ時間は UTC+5:30 です。2番目の記事では落下時刻は〝6:20 UTC〟と書いていながら、現地時間では〝11:48 a.m.〟とも書いています。本来なら 11:50 になるはずですが、2分の差は何なのでしょうか。

WT1190Fの軌道図です。中心の赤丸が地球、緑色の円は月の軌道です:

ESA(欧州宇宙機関)は、WT1190Fは大気圏内でほとんど燃え尽きるので地表に被害が出ることはないだろうが、白昼であっても数秒間にわたって非常に明るく輝き壮観な眺めになるだろう、と予測しています。


関連記事

2015年11月11日水曜日

九重山の地殻変動、地下温度上昇続く


大分県竹田市と九重町にまたがる九重山地図)で地殻変動と地下の温度上昇が続いています。

気象庁が11月10日に発表した「九重山の火山活動解説資料(平成27年10月)」(PDF形式)によると、6本ある観測基線のうちの3本(坊ガツル-牧ノ戸峠、星生山北山腹-坊ガツル、星生山北山腹-直入A)で2012年ごろから伸び(山体膨張)の傾向が続いているほか、全磁力観測で2014年ごろから地下温度の上昇にともなうとみられる消磁傾向が観測されているとのことです。

観測基線の伸びは、2013年11月分の火山活動解説資料までは「火山活動によると考えられる変化は認められません」と書かれていたのですが、同年12月分からは「一部の基線(坊ガツル-牧ノ戸、星生山北山腹-坊ガツル)で、わずかに伸びの傾向が認められます」となりました。さらに2014年10月分からは4本の基線(上野-坊ガツル、坊ガツル-牧ノ戸峠、星生山北山腹-坊ガツル、星生山北山腹-直入A)に伸びの傾向があるとされましたが、2015年8月からは「上野-坊ガツル」が外されて3本の基線に伸びの傾向があるとされ、現在に至っています。


関連記事

2015年11月10日火曜日

小惑星 2015 VU64 が地球に接近


11月6日に発見された小惑星〝2015 VU64〟が、発見前の11月7日午前8時9分(日本時間)に地球に0.26LDまで近づいていたことがわかりました(1LD=地球から月までの平均距離)。

この小惑星はアテン群に属し、直径は約3mと推定されています。アテン群の小惑星がこの距離まで地球に接近するのは久しぶりです。

最接近時の地球に対する相対速度は非常に遅く、秒速4.5km(時速約1万6000km)と計算されています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2015 VU64 3 11月7日 08:09 0.26


関連記事

モクズガニ大量発生 ― 静岡県静岡市


11月9日、静岡県静岡市葵区を流れる長尾川(地図)で大量のモクズガニが見つかりました。「長尾川には毎年この時期になると現れるが、これほど大量に見つかることはない」:

Wikipediaにはモクズガニの生態について、「成体はおもに晩夏から秋に河川の淡水域に出現する。雌雄とも、一部の個体は越冬するが、多くの個体は秋から冬にかけて繁殖のために海へ下る。そのため成体は春以降夏の終わりまで淡水域ではほとんど採集されない」と書かれています。

1995年1月17日の兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)の前兆を集めた『前兆証言 1519!』(弘原海清、東京出版、1995)には、カニに関する証言として以下が記載されています:
  • 西宮市 前日、西宮港は1匹の魚も釣れず、1か月前からババガニの姿が消えた。
  • 明石市 2日前、大きな魚が全く釣れず、テトラにカニもいなかった。(中略) テトラにはたいがいひっついている小さな赤色のカニ(名前がわかりません)がいないのが不思議だと友だちが言ってました。本当にいなくなってたんです。(普通はウヨウヨいるんです)いつもなら潮が引く時だけぐらいしか消えないのに、なぜかその日は見あたりませんでした。魚より早くカニが逃げてしまったのかなとも思いました。

『地震前兆現象 予知のためのデータ・ベース』(力武常次、東京大学出版会、1986)には、1987年1月14日の伊豆大島近海地震についての証言として以下が記載されています:
  • 松崎町雲見の海岸(震央から38km)、地震の22時間前 カニ20~30匹が浮き上がった。

上記書籍には1923年9月1日の関東地震(関東大震災)についても以下のような証言が載っています:
  • 神奈川県横浜市(震央から41km)、地震の1年前 大震災の1年位前から押し入れといわず、縁の下といわずカニがどこでも入りこんできて困り、(以下略)
  • 千葉県新田町(震央から88km)、4ヶ月前 その年の春、小ガニが海岸線から100m陸上まで這い上がってきた。その数、数十匹で30分位であった。
  • 逗子市逗子海岸(28km)、1週間前 8月下旬逗子海岸で浜に住んでいるカニが西方の山に向かって、上がってきました。毎夕方何万という程足の踏み場もない程でした。
  • 神奈川県横浜市(42km)、2~3日前 (満潮時には奥まで海水が入るはずの洞穴で)満潮の時間であったにもかかわらず、海水は穴の奥の方まで上がってこなくて、洞穴内のカニを採ることが出来ましたが、(中略)洞穴の中は海水で洗われた形跡もなく、乾いていて、普段は内にもぐっているカニがゾロゾロと出口の方へ出てきて、波打ち際の方へ歩いて来ていたのでした。
  • 文京区白山(70km)、2日前 8月30日避暑地より赤い小さなカニを持ち帰って庭においておいたが、夜床下に逃げてしまった。31日は1匹も見えなかったが、9月1日の朝一斉に庭に出てきた。
  • 神奈川県横浜市鶴見区(49km)、1~2日前 潮田の海岸では地震の前々日から前日にかけてカニが陸に向かってぞろぞろ這っており拾うのに忙しい位で短時間に大ビクに入りきらぬ程捕った。
  • 千葉県津田沼(88km)、1日前 前日海岸より4km北へ、小さいカニが北上した。
  • 神奈川県横須賀市(34km)、12~15時間前 防波堤には無数のカニがはい上がって釣り人達の足の踏み場もなかった。一時間に四~五百匹のカニが捕れたと報告されている。
  • 東京湾(61km) 渡りガニが下から浮いてくるように投網に入った。20cm以上もある大物で沢山獲れた。魚は一尾も捕れなかった。

関連記事

2015年11月9日月曜日

小惑星 2015 VP64 が月と地球に接近


11月7日に発見された小惑星〝2015 VP64〟が、発見前に月と地球に接近していたことがわかりました。日本時間で11月5日午後4時42分に月に0.29LD、同日午後6時16分に地球に0.73LDまで近づいていました(1LD=地球から月までの平均距離)。

この小惑星はアポロ群に属し、直径は約10mと推定されています。

最接近時の相対速度は速く、月に対して秒速21.4km(時速約7万7000km)、地球に対して秒速20.5km(時速約7万4000km)と計算されています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2015 VP64 10 11月5日 16:42 (月)
11月5日 18:16 (地球)
0.29
0.73


関連記事

モーリシャス島のエネルギーの渦


インド洋に浮かぶ火山島モーリシャス。その南端部にある Riambel 村(地図)。そこは、地球上に14ヶ所しかないエネルギーの渦(energy vortex)の1つがある場所。その存在はモーリシャスの人たちにもほとんど知られていないが、癒やしの中心地として世界中から旅人が訪れている:

記事の内容をまとめてみます。パワースポットと呼ばれている迷信と同じ類いでしょうか:
  • ニュー・エイジ系の医師や治療者は次のように主張している ―― ここのエネルギーの渦は、私たちの暮らす次元と私たちの宇宙の低いレベルに存在する第15次元を繋いでいる。

  • エネルギーはモーリシャスから入り、地球の内部を通り抜けて、反対側にある同じようなエネルギーの渦から流れ出す。渦の理論では「イン」と「アウト」の流れがあるとされている。これは、2つの同等の通路があって一方が他方を強めこそすれ、阻害することがない状態にたとえられる。

  • 「イン」の渦の中に立つと、人は沈んだ気分になる。これはエネルギーがその人を地球に向かって引っ張るからである。「アウト」の渦では天に向かって引かれるように高揚した気分になる。

  • モーリシャスの渦は最初に活動を始めたものであり、残りの13の渦の正確な場所はわかっていない。

  • 渦の癒やしの力は、20分間で人体内部のエネルギーの不均衡を是正する。

  • 渦の中に入ると疲労感、目まい、頭痛、不快感を覚えることも珍しくない。渦の中に入る治療を受ける前に、Celestial Physician(天の医師?)に自分の医学的状態を詳しく診察してもらい、適切な治療時間(渦の中にとどまっている時間)を確認する必要がある。

  • 渦による癒やしの後、肉体的な傷に気づくことがある。この傷は平均して3~4週間で消える。

  • 現在、モーリシャス島にある渦は Association Travailleurs De l’Amour (TDA) Messagers de l’Aube が管理している。この団体はいかなる宗教とも関係がない。

  • 古典的な解釈によれば、渦は、大量のエネルギーが回転運動をし、中心部に真空状態を作り出している場所と定義され、以下の3種類に分けられる:

    1. 電気的
    2. 磁気的
    3. 電磁気的

  • 自然科学では、渦は磁気異常に起因すると見なされる。一般によく知られている渦の活動はストーンヘンジとエジプトの大ピラミッドにある。アメリカ合衆国の中西部にはいくつかの渦があるが、そのほとんどは砂漠の中の奇怪な岩の造形の間に存在する。

  • 渦の癒やし効果を信じるか否かは人それぞれである。自然科学はそれらの奇妙な事例の存在を認識しているが、説明できずにいるし、実際に試そうともしていない。

  • 実際に渦の中に足を踏み入れた人たちは、何らかの力を感じたことを請け合ってくれるが、そのうちの何人がその経験によって実際に癒やされたのかについては議論が必要である。心の持ちようが、時に耐えがたい病を持った体を癒やすに十分な力を発揮することがある。もし、渦が前向きな心の持ちようを促進しているのだとすれば、病からの回復にたいする渦の功績は半分しかないことになる。

  • 渦とそれによる癒やしの効果についての議論はさておいて、渦のある場所に行ける人は思い切ってその効果を試してみよう。渦はモーリシャスにある!

物理学の授業でもないのに「エネルギー」や「波動」、「次元」といった言葉が多用される話は要注意です。眉に唾をつけて聞いた方が賢明です。そのような話をする人物に論駁し、黙らせてしまう効果的な方法があるのですが、ここには書きますまい。相手に手の内をさらすことになりますから。


関連記事

2015年11月8日日曜日

謎の天体 1991 VG


地球の公転軌道とほぼ同じ軌道を長期間保ち、その明るさの変化から高速で自転しているとみられる直径10mほどの天体〝1991 VG〟。その特殊さから天文学者の中には地球外文明が放った探査機ではないかと考える向きもあります:

1991 VG は、4~5年間は毎年地球に接近し、その後14~21年間はあまり地球に近づかないという周期を繰り返しています。2015年10月10日、2016年10月26日、2017年8月7日、2018年2月11日に地球に近づきますが、その後はあまり地球に近づかなくなり、次の接近は2037年以降になります。今回の一連の接近の中では2017年のものが最も地球に近く約850万kmまで接近しますが、発見された1991年には約46万kmまで近づいています。

1991年の発見当時はこのように高速で回転する小惑星は知られていなかったために、何らかの人工天体ではないかと考えられました。人工天体としてはアポロ12号のロケットの一部という説を筆頭にいくつかの候補が上がりましたが、どれも軌道の計算が合わず、冷戦期にソ連が秘密裏に打ち上げ未だに公表されていないロケットではないかとも言われています。

その後、直径100m程度より小さな小惑星には高速で自転するものがあることがわかり、1991 VG が自然の天体である可能性を排除できないこととなりました。また、月に隕石が衝突した際に飛び出した岩石である可能性もあるのではないかと言われています。その一方で、地球外文明の探査機説も根強く残っています:

関連記事