トランプ政権によって任命された NASA 長官のジャレッド・アイザックマン氏が 4月27日に下院で、28日には上院で「私は冥王星を再び惑星にするべきだという立場を強く支持しています」、「現在、この議論を科学界に再提起するために、我々が目指す立場について(NASAは)いくつかの論文を作成中です」と証言しました。
「国際天文学連合(IAU)は、惑星を新たに定められた 3つの基準に基づいて定義しました。それは、(1)太陽の周りを公転していること、(2)球形を保つのに十分な質量を持っていること、そして(3)軌道上の塵や小天体を排除していることです。国際天文学連合によると、冥王星は 3つ目の基準を満たしていない。なぜなら、冥王星は遠く離れたカイパーベルトに他の多くの準惑星と共に存在しているからだ。しかし、地球も木星も多くの小惑星と軌道を共有していると、冥王星を惑星と認める人々は指摘する。では、なぜ冥王星だけが標的にされたのだろうか?」:
- NASA chief Jared Isaacman says he's fighting for Pluto: 'I am very much in the camp of 'make Pluto a planet again'
- MPAPA! Trump’s NASA Administrator wants to bring back Pluto as a planet in our solar system
2006年に国際天文学連合によって準惑星(dwarf planet)に降格された冥王星は、アメリカ人が発見した唯一の「惑星」ですから、冥王星に対するアメリカ人の思い入れは非常に強いものがあります。北米最高峰のデナリ(山)の名称をマッキンリー山に戻し、メキシコ湾をアメリカ湾に改称したトランプ政権なら言い出しかねないと思っていましたが、やはりですね。月のクレーターにトランプ氏の名前をつけるという話もありましたが、最終的な承認権を持つ国際天文学連合が認めるはずもありません(原則として、個人名をつける際はその人物が既に故人となっていること、現役の政治家や紛争の当事者の名前は避ける、などの基準があります)。
関連記事
- 冥王星は惑星だ! (09年3月14日)
- 冥王星を再び偉大に Make Pluto great again ! (25年6月12日)