25年3月7日付「サハラの眼」の続報です。
今年 3月にランドサット8号と 9号が撮影した「サハラの眼」(リシャット構造、地図)の画像を NASA がウェブサイトに掲載しています:
以下は画像に付された説明からの抜粋です ——
上空から見るとこの地域で最も目を引くのは、リシャット構造です。これは、アドラー高原(Adrar Plateau)の東側に同心円状の尾根が連なる巨大な地質構造です。フランスの地理学者が 1930年代に初めてこの地形を記述し、「リシャットのボタンホール」と名付けました。NASA の宇宙飛行士、エド・ホワイトとジェームズ・マクディビットが、歴史的なジェミニ 4号ミッションの飛行中にこの地形を撮影し、後に「サハラの眼(The Eye of the Sahara)」として知られるようになったこの地形に世界的な注目を集める一助となりました。
巨大な隕石が地球の表面に円形の地形を形成することがあるため、さしわたし 40キロメートル(25マイル)のこの構造は、当初は衝突クレーターだと考えられていました。しかし、その後の研究によって、これは実際には、地下の火成岩貫入部の上の岩石が隆起して形成された地質学的ドームが深く浸食された結果であることが明らかになりました。地上に露出した上部ドームの岩石が種類によって浸食速度が異なったため、ケスタと呼ばれる円形の尾根が形成されました。オレンジ色と灰色は、構造物全体および周囲の景観における堆積岩と火成岩の種類の違いを反映しています。
——
関連記事
- サハラの眼 (25年3月7日)