4月2日07時48分(日本時間)、セレベス島(スラウェシ島)とニューギニア島の間のモルッカ海で M7.4、震源の深さ 35.0 km の地震が発生しました(震央地図)。
以下は、米国地質調査所(USGS)の "Tectonic Summary" からの抜粋です ——
以下は、米国地質調査所(USGS)の "Tectonic Summary" からの抜粋です ——
2026年4月1日にインドネシアのテルナテ島の西北西で発生したマグニチュード 7.4 の地震は、インドネシア東部の複雑なプレート境界域において、沈み込んだハルマヘラ・プレートと上盤のスンダ・プレートの境界面付近、深さ約 35km で発生した。この地震の発生場所は、スンダ・プレートと太平洋プレートの主要な境界から西に約 300km の地点に位置する。断層メカニズム解析によると、この地震は、同地域における地震の一般的な傾向と一致して、北西または南東方向に緩やかな傾斜を持つ逆断層構造が活動したことが示唆されている。地震はハルマヘラ・プレートとスンダ・プレートの境界付近で発生したが、ハルマヘラ・プレートは完全に沈み込んでおり地表に現れていないため、他の沈み込み帯で観測されるような典型的なプレート境界地震ではない。
インドネシア東部の地質構造は極めて複雑であり、主に太平洋プレート、オーストラリア・プレート、フィリピン海プレート、スンダ・プレートの収束的な相互作用によって特徴づけられている。一部の研究者は、この地域における太平洋プレートの最も近接した縁部を、カロリン・プレートと呼ばれる独立した地質構造ブロックとして分類している。スンダ・プレートとオーストラリア・プレートの境界も、しばしばより小さな構造ブロックに細分化される。これには、今回の地震の直南および直東に位置するモルッカ海マイクロプレートとバーズヘッド・マイクロプレートが含まれる。この文脈において、今回の地震は、広義のスンダ・プレートとバーズヘッド・マイクロプレートの境界に最も密接に位置している。この地震の震源下およびモルッカ海全域の深部では、地表に現れない逆U字型のハルマヘラ・プレートも、この地域のテクトニクスにおいて役割を果たしている。今回の地震の発生地点では、スンダ・プレートとフィリピン海プレートが東西方向に、年間約100mmの速度で収束している。
モルッカ海のプレート構造は特殊で、『プレート収束帯のテクトニクス学』(木村学、東京大学出版会、2002)には次のような記述があります ——
モルッカ海という小さな海は、その海の西縁と東縁それぞれに外側へ向かって沈み込んでいるのである。モルッカ海の海底の岩盤は西縁の沈み込み帯から西に向かって、東縁の沈み込み帯からは東へ向かって沈んでいる。その結果、モルッカ海はどんどん小さくなっており、将来はこの海は消えてしまうと予想される。
Mw=7.5, NORTHERN MOLUCCA SEA (Depth: 19 km), 2026/04/01 22:48:12 UTC - Full details here: http://geoscope.ipgp.fr/scripts/seismes/fiche.php?seis=us6000slss
— Earthquake information from Geoscope Observatory (@geoscope-ipgp.bsky.social) 2026年4月2日 8:27
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