国際宇宙ステーション(ISS)から投棄された船外露出パレット EP-9 が、日本時間 3月8日21時30分から 9日17時30分の間(ハーバード・スミソニアン天体物理学センター)に、制御されない状態で大気圏に突入するとのことです。一部が大気圏中で燃え尽きずに地表に到達する可能性があります:
- 5,800 pounds of batteries tossed off the ISS in 2021 will fall to Earth today
- A 2.9-Ton ISS Battery Pallet Is Crashing To Earth And Not All Of It Will Burn Up During Reentry
EP-9 は重量 3トン弱で、リチウムイオン電池を搭載しており、これまでに ISS から投棄された物体としては最大。2020年5月に日本の HTV9(こうのとり 9号機)によって ISS に運ばれ、2021年3月に宇宙ステーションから投棄されました。
Japan's HTV9 cargo ship visited ISS in May-Aug 2020. It left behind, attached to ISS, a 2633 kg equipment pallet carrying 9 discarded Station batteries. This pallet was heaved overboard by the Canadarm-2 on 2021 Mar 11 and is expected to make an uncontrolled reentry tomorrow. pic.twitter.com/TbepjTS2lZ
— Jonathan McDowell (@planet4589) March 7, 2024
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