6月4日昼前から午後3時ごろにかけて、オーストラリア南東部ニュー・サウス・ウェールズ州の上空に長大なロール状の雲が出現しました。この雲の長さは 300km を越えており、人工衛星からの画像にもはっきりと写るほどでした。
「ロール雲は、火曜日の朝、ニュー・サウス・ウェールズ州東部で形成された大気重力波によって生じた。この大気中の目に見えない波は、上昇する空気の細長い領域を作りだし、それが十分に冷やされて平行な雲の帯を作った。このロール雲は、その後東に流れ、シドニー、ニューカッスル、ニューサウスウェールズ州東部の周辺地域の上空を通過した」:
- Series of rare roll clouds stretching more than 300km appear across Sydney skies (写真4葉あり)
- What caused the 300km roll cloud over NSW today? (写真3葉、動画あり)
ロール状の雲としては、オーストラリア北部のヨーク岬半島とカーペンタリア湾に現れる「モーニング・グローリー」が有名です。
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