岩手県が6月20日に開いた「岩手県内の火山活動に関する検討会」において、「去年8月から11月にかけて衛星の観測によって、八幡平(地図)の山頂付近がやや隆起したデータが出ていて、次回以降、八幡平の活動状況も検討する」ことになったとのことです:
八幡平は活火山ですが、常時観測火山とはなっていないようです。有史以降の噴火の記録はありません。周辺には岩手山、秋田焼山、秋田駒ヶ岳がありますが、いずれも常時観測火山です。
気象庁の『八幡平の火山活動解説資料(令和6年3月)』(PDF形式)には、山頂付近の隆起に関する記述はありませんが、『令和5年(2023年)の八幡平の火山活動』(PDF形式)には以下のような記述があります:
GNSS連続観測で認められていた2020年中頃からの八幡平(及び秋田焼山)を挟む基線の伸びの変化は、2022年終わり頃から鈍化しています。