2024年3月24日日曜日

呼吸で体内に入り込むマイクロプラスチック

 
Live Science』に掲載された記事です: 

以下は記事の概略です ——

人間は毎週、驚異的な量の有害なマイクロプラスチックを吸い込んでいる可能性があり、科学者たちは初めて、それが体内のどこに行き着くのかを突き止めた。

2019年、研究者のチームは 1時間に最大 16.2個のマイクロプラスチックが私たちの気道に入ってくると推定した。そして今、研究者たちはこれらの知見を基に、プラスチックが呼吸器系をどのように移動するかを解明した。

3種類のプラスチック形状(球形、四面体、円筒形)を想定し、ゆっくりとした呼吸と速い呼吸の条件下で分析した結果、マイクロプラスチックの最も大きな塊、すなわち約5.56ミクロン(人間の髪の毛の幅の 70分の 1)のものが、最も滞留しやすいことを研究者たちは発見した。これらの大きな塊は、鼻腔や喉の奥などの上部気道に留まる傾向があった。

マイクロプラスチックが人体に与える健康への影響の全容はまだわかっていない。しかし、マイクロプラスチックは人間の細胞を死滅させ、マウスでは腸の炎症や生殖能力の低下を引き起こすことがわかっている。

また、マイクロプラスチックはウイルスやバクテリア、その他の有害な化学物質を運ぶ可能性があり、それらはプラスチックの微細な表面に付着して移動する。

「何百万トンものマイクロプラスチック粒子が水、空気、土壌から見つかっている。世界のマイクロプラスチック生産量は急増しており、空気中のマイクロプラスチックの密度は著しく増加している」と論文の筆頭著者は語っている。
 
 
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