地震学者の Susan Hough 博士による一連のツイートから ——
地震と断層破壊の関連性はトルコ(の大地震)で非常に劇的に示されていますが、(地震の原因が断層破壊にあるという考えは)1891 年の美濃・尾張地震と G・K・ギルバートによる先見の明のある推論によって、1900 年ごろにようやく確立されたものです。
断層の破壊はそれ以前から観察されていましたが、地滑りや地盤沈下などとともに、より深いところの原因過程によって生じるさまざまな二次的影響の1つであると見なされていました。地質学者は一般に、19世紀半ばにロバート・マレットが定式化した古い考えである「セントラム(空洞)」説を支持していました。
セントラム説は、地震は地下の局所的な爆発によって起きると主張しました。 この考えは、活火山の近くで地震が起こることが知られていたヨーロッパの一部などで、自然に生まれたものです。
The association between earthquakes and fault rupture -- so dramatically on display in Turkey (Türkiye) -- was cemented only circa 1900, spurred by the 1891 Mino-Owari earthquake and nearly prescient inferences by GK Gilbert
— Dr. Susan Hough 🦖 (@SeismoSue) March 2, 2023
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