3月18日付「大型の小惑星が月と地球に接近」の続報です。
小惑星〝2023 DZ2〟の地球接近についての最新の予報です。「初観測から地球接近まで」の日数が前回の情報よりも長くなっているのは、過去に遡って観測データを精査した結果、1月中旬に撮影された画像に当該小惑星が写っていることが判明したためです。
2023 DZ2 | (2023年3月23日付予報) |
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接近日時(日本時間) |
(月)3月25日 23:02 (地球)3月26日 04:51 |
接近日時 誤差 |
(月)±1 分未満 (地球)±1 分未満 |
接近距離 | (月)1.342 LD (地球)0.454 LD |
推定直径 |
40 ~ 90 m |
対地球相対速度 |
7.8 km/s ≅ 2万8000 km/h |
初観測から地球接近まで | 70日 |
次の地球接近 | 2026年4月3日ごろ |
公転周期 | 1056日 ≅ 3.16年 |
分類 |
アポロ群 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
NASA は、この大きさの小惑星が地球に接近するのは、おおよそ 10年に 1度(only about once per decade)のできごとであるとしています。
この小惑星を肉眼で見ることはできませんが、最接近時には双眼鏡で観測できるほど明るくなる可能性があるとのことです。
On 2023-03-21 I observed the asteroid 2023 DZ2 remotely at 0.355-m telescope of Abbey Ridge Observatory @AbbeyRidgeObs.
— Филипп Романов/Filipp Romanov (@romanov_filipp) March 21, 2023
Image: stacked 52x60 sec.@Astroguyz @El_Universo_Hoy @ThePhotoHour @StormHour @DavidBflower#astronomy #asteroid #2023DZ2 #MarchEquinox #Equinox #spring pic.twitter.com/TecrJZkfPy
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
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