2月20日23時07分、大分県別府市にある活火山・鶴見岳(地図)で、山体直下の浅い所を震源とする比較的規模の大きな火山性地震が発生しました。
鶴見岳山体直下の浅い所を震源とする火山性地震は、20日21時から 21日02時にかけて計 5回発生。その後は発生していません。
「鶴見岳では、2020年以降、山体付近の浅い所を震源とする地震が時々発生するなど、火山活動に若干の変化が認められています」:
気象庁の資料によると、鶴見岳には有史以降の噴火の記録はありませんが、1974年から 75年にかけて山頂の北西約 500m で高さ約 100~150mの噴気が上がり、周囲に小噴石が飛散したとの記録があります。鶴見岳の北に隣接する伽藍岳では 771(宝亀3)年と 867(貞観9)年に水蒸気噴火が起こり泥流などが発生しています。
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