2018年4月24日火曜日

祝50周年: プレートテクトニクスが我々にもたらしたもの (その3)


4月23日付「その2」からの続きです。

抜粋・テキトー訳を続けます:
誕生から半世紀後の今日、プレートテクトニクスは、表面から内核までを含む地球全体に関わるダイナミックな理論へと成長しつつあります。漂流する大陸は移動するプレートの目に見える表出として認識されています。その一方でプレートは、ゆっくりとしたマントル対流によって地球の内部から表面へ熱エネルギーを運ぶ巨大なエンジンの上部境界層を形成していると見なされるようになっています。コア-マントル境界では、このエンジンは、内核と放射性物質の崩壊に由来する熱をマントルに伝達する第2の巨大エンジンに繋がっています。

プレートは、地球表面で冷却されてマントル深部へと沈み込むことによってマントル対流を制御しています。一方、マントル対流は、逆転しつつある地球磁場を発生させるプロセスにおいて、溶融した鉄合金からなる外核の非常に速い対流を制御しています。地球の磁場は太陽風による浸食から大気を守るとともに、海洋底の岩石に磁気的なバーコードを埋め込んでプレートの動きを記録する役割も果たしています。

(続く)