2017年6月11日日曜日

爆発音は地震だった ― 英国・リンカンシャー州


6月5日昼過ぎ(現地時間)、英国東部リンカンシャー州(地図)で大きな爆発音が響きわたりました。英国地質調査所(BGS)は同州で M2.1、震源の深さ2kmの地震が発生したとしています(BGS資料震央地図)。被害はなかったようです。注目すべきは住民の証言が揺れではなく大きな音に集中していることです。「初めは風でドアがバタンと閉まったのかと思った」、「Bunsfield の水上送油装置で爆発事故が起きたとき、そこから数マイル離れたところに住んでいたのだが、その時とちょうど同じぐらいに聞こえた」:

リンカンシャー州では3月と5月にも爆発音が発生していましたが、この時は原因不明となっていました。

▼ 3月13日午後7時前後に揺れと大きな爆発音。空軍は、爆発音発生時にはジェット機は当該地域外に出ていたとしています。強い硫黄のような臭いがして青い閃光が見えたとの通報があり、花火も疑われたようです。「犬の散歩で道を歩いているときにものすごく大きな音がして心臓が飛び出るかと思うほど驚いた」、「爆発のような音がして車が衝突したのかと思った」、「(窓から外を見ても)特に変わったことは見えなかったけれど、たくさんの住民が外に出てきていた」:

▼ 5月16日から17日にかけての深夜1時過ぎとその約20分後の2回、大きな爆発音が発生。その数日前から数回発生していたもよう。「ものすごい轟音で、銃の発砲音のようだった」、「大きな音でほとんどの人が目を覚ました」、「6歳の娘がおびえて眠れなくなり、翌日の学校がつらかったようだ」:

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