「はやぶさ2」についてのテレビ報道では、インパクター(衝突装置)の動画ばかりが繰り返されていますが、同機には他にも数々の装置が搭載されています。「はやぶさ2」本体から切り離されて運用される装置だけでも13あります。Emily Lakdawalla さんが執筆するアメリカの惑星協会(The Planetary Society)の 人気ブログでは、〝That's not a spacecraft, it's a colony!〟(はやぶさ2は単なる宇宙探査機ではない、コロニーだ!)と書いています:
以下は、上記ブログ記事からの引用です:
So you have a spacecraft; sample return capsule; lander; 3 rovers; 5 target markers; deployable camera; and an impactor. Add up all of those items and the five target markers that Hayabusa 2 carries in order to help guide it to its sampling touchdowns, and I get 13 distinct and inedependently operating spacecraft. That's not a spacecraft, it's a colony!
1機の宇宙探査機; 小惑星のサンプルを持ち帰るカプセル; 小型着陸機; 3台の小型ローバー(小惑星の表面を移動しながら観測をおこなう); 5つのターゲット・マーカー; 分離カメラ; 衝突装置。これらの装置と、サンプルを採取するときに着地を誘導するための5つのターゲット・マーカーを合わせると、「はやぶさ2」には13の独立して運用される宇宙探査機が搭載されていることになる。これはもはや単なる宇宙探査機ではない。コロニーだ!
Emily Lakdawalla さんは、JAXA や個人が発表している「はやぶさ2」の擬人化がお気に入りのようです(例、例、例)。詳しくは以下で:
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