12月3日付「西之島沖で噴火、新島誕生 (続報-5)」の続報です。
海上保安庁が以下の文書を12月6日付で発表しました。4日に航空機から撮影された可視画像と赤外線画像によると、「12月1日の観測時よりさらに新島の面積が増えており(約56,000平方メートル(暫定値))、12月1日と比較して約1.5倍、11月21日に比べて約3.7倍になっている」とのことです:
- 流れ下る溶岩流を赤外線画像で確認 ~西之島付近の新島における火山活動~ (PDF形式、写真2葉あり)
東京ドームの建築面積は46,755m²、グラウンド面積は13,000m²ですから、4日現在の新島の面積は前者の1.2倍、後者の4.3倍になります。
西之島新島 赤外画像 Credit: 海上保安庁 |
掲載されている赤外線画像を見ると、溶岩流が東、南東、南西の3方向に流下しており、新島の広い範囲が溶岩で覆われていることがわかります。「南西方向への溶岩流が確認されたのは、これが初めて」と書かれていますが、この南西方向の溶岩流が最も幅が広く、勢いもあるようです。
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