4月12日付「蔵王山で火山性微動、火山性地震増加、傾斜計にも変化 ― 宮城県」の続報です。
気象庁が4月26日に発表した「平成25年 No.17 週間火山概況 (平成25年4月19日~4月25日)」によると、蔵王山(地図)では4月9日に続いて21日にも火山性微動が発生し、傾斜計に変化が現れたとのことです:
蔵王山では、21日09時49分頃に継続時間が約5分40秒の火山性微動が発生しました。火山性微動の発生は4月9日以来です。この火山性微動の発生後に、一時的に低周波地震が多い状態となりましたが、22 日以降、地震活動は低調な状況で経過しています。
火山性微動の発生直前に、坊平観測点の傾斜計のデータにわずかな変化がみられましたが、GPS連続観測では、火山活動に関連する特段の変化は認められませんでした。
前回の火山性微動の際に傾斜計に変化が現れたのは東北大学の蔵王観測点でしたが、今回、傾斜計に変化が観測されたのは気象庁の坊平観測点です:
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