2011年10月31日月曜日

It's the End of the World, Baby!


11月の声を聞くと、そろそろ来年用の天文年鑑や理科年表の発売が気になり出すのですが、新しいカレンダーも書店などに並び始めます。以下は、カンパリ社の2012年用カレンダーの写真を紹介しています。写真の横のボタンをクリックすると次の写真を見ることができます:
一連の写真のタイトルは〝It's the End of the World, Baby!〟(この世の終わりだぜ、ベイビー!)。マヤの暦などに由来する 2012年終末説を意識して構成されています。モデルは、ハリウッド女優でもあるミラ・ジョボビッチ。

津波や濁流、黒煙を上げるがれきの山などを想起させる写真もあり、日本人の中には不快に感じる人がいるかも知れません。

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2011年10月30日日曜日

大地震の多い月、日、曜日、えと


過去 400年間の大地震を調べた結果、大地震の発生が多いのは 12月、26日、土曜日、とら年が多いのだそうです:

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エル・イエロ島沖の噴火続く ― カナリア諸島 (続報-2)


エル・イエロ島沖の海底噴火は継続中ですが、ここ数日は活動が弱まっているようです。地震活動も増減をくり返しながら続いています。

スペイン海洋研究所(IEO)の調査によって、噴火地点の様子が明らかになりました:
調査結果によると、噴火は深さ 300m の海底でおこり、火山円錐丘(volcanic cone)が海底から 100m の高さにまで成長。火口の直径は 120m、円錐丘の基底部(円錐の底面)の直径は 700m。

以下は、調査結果に基づいて海底の様子を立体的に表現した図です。上は 1998年、下が今回の調査結果です。海底の渓谷で噴火が起こり、流れ出した溶岩が谷を埋めている様子がよくわかります:
スペインでは新島誕生の期待がふくらみ、新島の名前の候補が取りざたされたりしているようです。しかし、今回の調査結果によれば、火山円錐丘の頂上が海面に顔を出すにはさらに 200m ほど成長する必要があることになります。専門家の多くは、海底下に供給されているマグマの量が少なく、新島誕生には至らないだろうとみています。


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2011年10月29日土曜日

オリオンの心臓


以下は、有名なオリオン座の大星雲(M42)の写真です。心臓(ハート形)の部分を見つめていると、私にはさまざまな髑髏や人の顔が見えてきます。猿人の髑髏、現代人の髑髏、眼窩が大きく後頭部が肥大した未来人かエーリアンのような髑髏などなど。ロールシャッハ・テストのようなもので、何が見えるかは人によって違うのでしょうが:
上の写真を最初に見たときには、ハッブル宇宙望遠鏡で撮影したものかと思いました。しかし、実際には日本の高橋製作所が販売している口径 106mm の屈折望遠鏡で撮影したものとわかり、驚くとともに少し誇らしい気分になりました(写真の下の表に〝Telescopio fotografico: Takahashi FSQ 106 a f/5〟と書かれています)。

星雲(Nebula)は、撮影機材の解像力やフィルターの種類によって大きく表情を変えます。以下の写真は同じ M42 星雲ですが、まったく違う表情を見せています。もちろん、星雲の中に見える髑髏や人の顔も違っています:

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幽霊星雲 vdB 141


以下は、ケフェウス座にある幽霊星雲の写真です。写真の右側にあるリンクで、任意の解像度のファイルを選択してください。画面の左側3分の1に注目してください。ベールのような雲から2体の幽霊(妖精?)が生まれ出ているように見えます。右側の1体は、頭に牛のような角が生えています:
この幽霊星雲は、地球から1200光年離れたところにあり、さしわたしは2光年を超えています。

以下は、もう少し広い範囲を写した写真です。幽霊星雲の左上に、翼を広げたコウモリも舞っています:

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2011年10月28日金曜日

吾妻山で火山性微動と傾斜変動 ― 山形県・福島県


山形・福島県境にある吾妻山(地図)で、10月4日、6日、11日に続いて、21日と27日にも火山性微動が観測されました。また、今回の火山性微動では、それに先行して火口方向が高くなる傾斜変動も観測されています:
3月11日の東北地方太平洋沖地震は 869年の貞観地震の再来といわれていますが、貞観地震では 2年後の 871年に鳥海山が噴火したとの記録が残っています。当時の東北地方は辺境の地でしたから、鳥海山の他にも、朝廷の記録に残らなかった噴火や火山活動があったと思われます。

今回の大地震でも、今後数年のうちに東北地方の火山がいくつか噴火するかも知れません。これまでに「怪しい」動きを見せているのは、上記の吾妻山と、秋田・岩手両県にまたがる秋田駒ヶ岳です。また、これらの火山よりも震源域に近い火山としては、栗駒山、鳴子、蔵王山などがあります。


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セネカ・ガン発生か ― 米国ノース・カロライナ州


10月20日午後3時ごろ、米国ノース・カロライナ州(地図)南東部の大西洋に面した地域で、原因不明の轟音と震動の報告が相次ぎました。セネカ・ガンという現象ではないか、と以下の記事は指摘しています:
少し前にも同様の現象があったらしく、記事には〝Once again〟と書かれています。

9月28日の朝には、サウス・カロライナ州チャールストン(地図)一帯で同様の現象が報告され、セネカ・ガンではないかと取りざたされています:
いずれの場合も、地震計に地震は記録されていません。後者の記事では、衝撃波を発生させるような空軍機が現場付近を飛行していた事実はないと空軍が回答していること、現場付近の海上を航行していた船舶から沿岸警備隊への報告はなかったこと、が書かれています。

セネカ・ガンについては、米国地質調査所(USGS)のサイトに以下のような解説があります(Earthquake Booms, Seneca Guns, and Other Sounds):
The name originated in a short story that James Fennimore Cooper wrote during the 1800’s. The name refers to booms that have been heard on the shores of Lake Seneca and Lake Cayuga in New York State. The name has been applied to similar noises along the coasts of North Carolina, South Carolina, and Virginia. Similar booms are called Barisol guns in coastal India. These phenomena have also occurred in three widely separated places around the world. That’s about all we know about the Seneca guns.

セネカ・ガンという名称は、ジェームズ・F・クーパーが 1800年代に著した短編小説に由来する。この名称は、ニューヨーク州にあるセネカ湖とカユーガ湖(地図)の沿岸で聞こえる轟音を指している。この名称は、ノース・カロライナ州、サウス・カロライナ州、バージニア州の(大西洋)沿岸で聞こえる同様の音を指すのにも使われている。これと同様の音は、インドの沿岸部ではバリソル・ガン(Barisol gun)と呼ばれる。これらの現象は地球上の遠く離れた 3つの場所でおこっている。これが、セネカ・ガンについてわれわれが知っているすべてである。
ウィキペディアの〝Seneca Lake (New York)〟の項には、〝Guns of the Seneca〟というサブ・タイトルのもとに次のような記述があります:
Seneca Lake is also the site of a strange and currently unexplained phenomenon known as Mistpouffers. In this area, they are called the Seneca Guns, Lake Drums, or Lake Guns. These are mysterious cannon-like booms and shakes that are heard and felt in the surrounding area. The term Lake Guns originated in the short story "Lake Gun" by James Fenimore Cooper in 1851. Many believe that they are caused by giant air bubbles from deep in the lake bursting on the surface, which is not believed to be true. Others equate it with Indian folklore. The most likely explanation is due to sonic booms from military aircraft, though this does not explain the sounds heard during Cooper's time.

セネカ湖は、〝Mistpouffer〟として知られる奇妙な原因不明の現象がおこる場所でもある。この地域では、セネカ・ガン、レーク・ドラム、レーク・ガンなどとも呼ばれる。この不可解な大砲のような轟音と震動は、湖の周辺で聞こえ、感じられる。レーク・ガンという用語は、ジェームズ・F・クーパーが 1851年に著した短編〝レーク・ガン〟に由来する。湖の深みからわき上がってきた巨大な空気の泡が水面ではじけるときに、このような音と震動が発生すると多くの人は考えているが、信憑性はない。他の人たちは、この現象をアメリカ先住民(インディアン)の伝承と結びつけている。最もありそうな説明は空軍機から発生する衝撃波であるが、クーパーの時代に聞こえていた轟音を説明することはできない。

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トルコ地震でアルメニアの原発から放射能漏れ? (続報)


10月26日付「トルコ地震でアルメニアの原発から放射能漏れ?」の続報です。

アルメニアとトルコの間で非難の応酬がおきています。アルメニアとトルコは過去の歴史に対する認識を巡って対立があること、アルメニアの原発が旧ソ連型で「世界一危険」とされていること、かつてアルメニアで起きた大地震の際に原発スタッフが逃げ出したため原子炉過熱の危険があったことなど、さまざまな背景があるようです:
非難の応酬がある中、アルメニアの原発は28日に運転を再開しようとしています。トルコの地震による被害はまったくなかったとアルメニア側のメディアは報道していますが、運転は停止したようです:
トルコ側は、アルメニアの原発に対する対抗策として放射線測定を強化するほか、アルメニアを含む各国の老朽化した原発に対する法的手段を講じる意向です:
法的手段とは、具体的には IAEA(国際原子力機関)に数十件の苦情申し立てをおこなうことのようです。苦情の対象は、アルメニアを含む世界各国の老朽化した原発(稼働開始から40年を超えているもの)だそうです。発表したトルコのエネルギー相は、具体的な国名をあげることは避けたとのことですが、日本では日本原子力発電の敦賀発電所 1号機や関西電力の御浜発電所 1号機が 40年を超えています。


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2011年10月27日木曜日

航空母艦サイズの小惑星 2005 YU55 が地球接近


このブログでも何度か取り上げたことのある小惑星〝2005 YU55〟が、また地球に接近します。『天文年鑑』(誠文堂新光社)によれば、最接近は日本時間では 11月9日で、そのときの地球との距離は 0.0022 天文単位(約 33万km)、明るさは 11等級で、天球上を 1日に 77°という超高速で移動すると予報されています。

〝2005 YU55〟は直径約 400m で、「航空母艦サイズ」と表現されています。このような大きさの小惑星が、今回のように地球の至近距離を通過するのは 1976年以来で、次に同様のチャンスが巡ってくるのは 2028年とあって、NASA もレーダー観測などの準備態勢を整えています。高額の費用を費やして探査機を打ち上げなくても、小惑星の方からこちらにやって来てくれるのですから、まさに「鴨が葱を背負ってくる」ようなものです:
上記記事の一部を以下にテキトー訳します:
小惑星 2005 YU55 の軌道は非常によくわかっています。最接近のとき、この小惑星は地球に 32万4600km まで近づきますが、これは地球から月までの距離の 0.85 倍です。この小惑星からの重力は、地球の潮汐やテクトニック・プレートを含むいかなるものに対しても検出できるほどの影響をおよぼしません。2005 YU55 は地球(と金星と火星)に定期的に接近する軌道にのっていますが、2011年の地球との遭遇は、この宇宙の岩塊にとって過去少なくとも 200年間で最も地球に近づくものとなります。
以下のページには、〝2005 YU55〟の軌道要素とともに、地球・金星・火星に接近する日時の予報が今後 50年間分掲載されています(ページ左下の [show close-approach data] をクリックしてください):
エレーニン彗星(エレニン彗星)の一件で懲りたかと思いきや、またぞろトンデモ屋さんたちがうごめき始めています。曰く、「地球に衝突する」、「重力の影響で地震や津波がおこる」、「実はエーリアンの宇宙船だ」、「謎の電波が発信されている」、「NASA は情報を隠している」等々。くれぐれも、このような愚劣な人たちの言動に惑わされることがありませんように。


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トルコの大地震とヴァン湖の怪獣


トルコ東部で 10月23日(日)に M7.2 の大地震が発生しましたが、この大地震の震源地(地図)近くには、琵琶湖の 5倍ほどの面積を持つヴァン湖(バン湖)という湖があります。この湖には未知の動物が生息しているという説があります:
ヴァン湖は塩水湖でエサとなる魚類が少なく、大形の動物が生息するのは困難だというのが一般的な見方です。

今回の大地震で震源に近いヴァン湖もかなり揺れたと思われますが、怪獣が浮上してきたというニュースは今のところありません。


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