2026年8月8日土曜日

熊本地震の翌日から四国西部で深部低周波地震と地殻変動


8月7日、気象庁の「南海トラフ地震評価検討会」が開かれました。結論は「南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていません」ということなのですが、気になる観測結果も明らかになっています。それは、四国西部で 7月29日(熊本地震の翌日)からプレート境界付近を震源とする深部低周波地震が継続しており、それと同期して、複数のひずみ計で地殻変動を観測、さらに傾斜データでも変化が見らる、という点です。この点について、評価検討会は「短期的ゆっくりすべりに起因するものと推定」、「熊本地震が関係している可能性はあるものの、従来から繰り返し観測されている地殻変動の範囲内の現象で、『プレート境界の状態に巨大地震を引き起こすような変化をもたらすものではない』」としています:

関連記事

2026年8月7日金曜日

フォボスが地球を掩蔽


地球が火星の衛星フォボスの背後に隠れる現象を NASA の火星探査車 パーシビアランスが撮影しました。撮影は 7月2日で、探査車が位置する場所では夕方でした。人類が他の惑星の表面から、地球が何らかの天体の背後に隠れて見えなくなる様子を観測・撮影したのは、今回が初めてです。撮影時の地球は 3億1400万km の彼方にあり、画像上では 1ピクセルほどの大きさしかありません:

近畿圏中心領域大型地震 (続報-398)

 
八ヶ岳南麓天文台地図)の 串田嘉男 氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 8月6日16時00分付けで「続報 No.467」(PDF形式)を出しています。 

Stage-37(初現~極大)は 8/4±3 を示した
→ 8/5.0 にCH17・26に極大
8/1.0 初現~ 8/5.0 極大 Stage-38 は 8/12±3 を示す
→ 8/12 or 8/13 発生の可能性

  

CH26 観測装置 
変動が長く継続し、8月4日からは基線の電圧値にも大きな変化。これまでは直前変動と考えていたが、ステージ-38 の極大が出現したと認識。極大は 8月5.0日。

CH17 観測装置 8月4日から特異変動が出現。極大は 8月5.0日。

ステージ-38 ステージ-37 の初現 7月8日、極大 7月16.5日から算出される 8月4日±3日の期間に次のステージ-38 の極大(8月5.0日)が出現した可能性が高い。初現は、CH26 観測装置の基線に細かな櫛歯が密集して現れ、基線が太くなる現象が始まった 8月1.0日。以上の
初現と極大から 8月12日±3日が算出される。

地震発生かステージ-39 へ移行か ステージ-38 が最終ステージである場合は、 8月12日±3日に対応地震発生の可能性。8月12日±3日に再び極大が出現する場合は、ステージ-39 に移行。

▪️更新情報が遅れたことについて▪️ 「本来は昨日 8/5 に発表すべきでしたが、秋田観測点の観測計測用 PC が不調となり、リモート操作でも復旧しないため、8/4 夜解析後に八ヶ岳を出発し、翌 8/5 早朝秋田観測点着、計測用 PC 他を交換設定、受信設定周波数調整を実施し、同日 8/5 夕刻に八ヶ岳着で出張していたため、8/5 夜は疲労で続報を書けませんでした。お許し下さい。なお、本日の続報は 16時発表ですが、HP 更新をして下さっている方の仕事の関係で夜遅くになるとのことです。こちらもお許しください。」

 ▪️No.1778 前兆変動の特徴▪️ 「No.1778前兆変動は 2008年 7/4 初現で、観測歴上経験の無い 18年 1ヶ月継続となる特殊な長期継続前兆変動です。現在までに 38 のステージが繰り返されました。歪み速度が極めて小さい(遅い)領域の地震の可能性が示唆されます。」
 
 ▪️disclaimer▪️ 「18年継続する観測歴上最長の変動は観測例がない初めての体験で、解析が極めて難しいため推定に誤りがある可能性は否めません。お許しください。推定に近い地震が発生した場合でも被害の少ないことを祈ります。」
 
   
推定日 ステージ-38 が最終ステージである場合
8月12日 または13日
最大誤差:8月12日 ±3日 
8月12日±3日に極大出現の場合は修正
推定時間帯 09時±2時間 または 18時±3時間
複数観測装置の櫛歯変動出現状況 および BT変動出現終息時間帯から推定(解説資料 23ページ)
複合地震の場合は当てはまらない場合あり
推定震央領域

更新情報「続報 No.467」所載の図3参照
太線内領域=大枠推定領域
斜線領域=火山近傍で可能性が高い領域
推定規模 主震+余震型の場合 M8.0 ± 0.3
M7.7~M8.0 の可能性が高い 
複合地震の場合
例:M7.1±0.3+M7.3±0.3 等
M7 以上の地震の断層長の合計が 110~150km 程度
推定地震種 日本列島陸域の震源が浅い地殻内地震
火山活動 地震発生に伴う震源に近い火山での噴火の可能性は低い
今後、噴火型変動が観測された場合は噴火の可能性もあり
(噴火型変動については解説資料の 24〜27 ページを参照してください)


このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
 
 
関連記事

恵山で火山性地震増加 — 北海道函館市


8月5日から 6日朝にかけて恵山(地図)で火山性地震が増加しました(グラフ)。
 
「恵山では、昨日(5日)から本日(6日)朝にかけて火口原付近を震源とする火山性地震が一時的に増加し、前24時間の地震回数の最大が54回(速報値)となりましたが、その後は減少しています」、「火山性微動は発生しておらず、地殻変動及び各火口の噴気の状況に特段の変化はありません」: 

恵山には 1846年(弘化3年)と 1874年(明治7年)に水蒸気噴火の記録があります。 


南青山で稍深発地震 M3.3


8月5日18時06分、東京都港区南青山を震央とする M3.3、深さ 118km(以上暫定値)、最大震度 1 の稍深発地震がありました(震央地図)。震央は「芸術は爆発だ」の岡本太郎記念館の近くです。この付近ではフィリピン海プレートの上面が深さ 25〜30km 程度、太平洋プレートの上面が 100km より浅いところにあるので、震源は太平洋プレートの内部だと思われます。


関連記事

2026年8月6日木曜日

台風の目の置き換わり(ERC: eye-wall replacement cycle)


ウェザーニュース』の YouTube 動画です。こういう現象があることを初めて知りました:

マッターホルン南壁が大規模崩落


8月5日、マッターホルン(地図)の南壁(イタリア側)で大規模な崩落が発生しました。ヨーロッパを覆っている異常な熱波の影響との指摘が出ています:

Absolutely insane footage of rock avalanches currently sweeping across the entire south face of the Matterhorn, as filmed from Cervinia! 🔥😱 📽️ Via @meteovalledosta

[image or embed]

— Melaine Le Roy (@subfossilguy.bsky.social) 2026年8月5日 20:46


雀神社の御神木 倒れる — 茨城県古河市


8月1日、茨城県古河市宮前町の雀(すずめ)神社地図)で、御神木(ケヤキ)が倒れました。御神木は樹齢 800年を超えており、高さ約 25m、幹の太さ 8.8m。茨城新聞の記事では「腐食が進んでいたため、昨年秋から樹木医や市に相談し対策を検討していた」とあるのですが、フジテレビの記事では、原因はわからない、となっています:

雀神社は渡良瀬遊水地に近く、茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県の県境が接近している領域にあります。
 
雀神社からは映画『すずめの戸締まり』を連想してしまいます。主人公の少女が、日本各地に存在する災いの出口=「扉」を閉じていくストーリーなのですが、この映画には大地震の描写があり、さらに、テレビ初放映直前には「令和 6年能登半島地震」(M7.6、最大震度 7)が発生しています。


関連記事

2026年8月4日火曜日

この木なんの木 気になる木


「ハワイ・オアフ島のモアナルア・ガーデンズ(地図)にある、樹齢 130年の「日立の樹(Hitachi Tree)」。レイン・ツリーやモンキーポッドとも呼ばれ、直径 40メートル以上にも達する、巨大な傘のような樹冠で有名です」:

130-year-old Hitachi Tree, located in Moanalua Gardens on Oahu, Hawaii. Also known as the rain tree or monkeypod tree, it is famous for its massive umbrella-shaped canopy, which can reach over 40 meters (131 ft) in diameter.

[image or embed]

— Luca (@lucagalletti.bsky.social) 2026年8月4日 5:52


熊本地震: 地表に現れた断層


「平成8年 熊本地震」によって地表に現れた断層を取材したニュース動画です。右横ずれ断層で、垂直方向の変位もあったようです:
 
国土地理院が公開している断層の空中写真。断層は西側の平地と東側の山との境界付近に現れたようです:



関連記事