2025年9月16日火曜日

雌阿寒岳の噴火警戒レベル引き上げ

 
 
雌阿寒岳(地図)の噴火警戒レベルが 9月15日15時20分に「1(活火山であることに留意)」から「2(火口周辺規制)」に引き上げられました。
 
「ポンマチネシリ火口内及びその近傍にごくわずかな火山灰の堆積を確認しました」、「新たな噴気孔の形成や火口内の温度が上昇していることも確認しました」、「火口方向が上がる規模の大きな傾斜変動は、その後も引き続き緩やかに継続しています」: 
 
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大形の小惑星 2025 RZ2 が地球と月に接近

 
9月16日、推定直径 18〜41m の小惑星〝2025 RZ2〟が地球と月の近くを通過します(しました)。
 
2025 RZ2 (2025年9月15日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)9月16日 10:46
 (月)9月16日 11:09
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.53 LD
(月)1.51 LD
推定直径
18 ~ 41 m
対地球相対速度
19.0 km/s ≅ 6万8000 km/h
初観測から地球接近まで2 日
次の地球接近2031年3月13日ごろ
公転周期460 日 ≅ 1.26 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2つの小惑星が地球と月に接近・通過

 
9月13日と 9月16日に、小惑星が地球と月の近くを通過していたことが、9月15日付の NASA/JPL のデータベース更新によって明らかになりました。2つ目の小惑星はかなり低速でした。
 
2025 RM2 (2025年9月15日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)9月13日 20:15
 (月)9月13日 22:05
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.89 LD
(月)0.91 LD
推定直径
6 ~ 14 m
対地球相対速度
12.4 km/s ≅ 4万5000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近2029年3月17日ごろ
公転周期472 日 ≅ 1.29 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
2025 RJ2 (2025年9月15日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)9月16日 05:18
 (月)9月16日 17:45
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± 1 分
接近距離 (地球)0.784 LD
(月)0.034 LD
推定直径
3 ~ 7 m
対地球相対速度
5.4 km/s ≅ 2万 km/h
初観測から地球接近まで1 日
次の地球接近2031年10月2日ごろ
公転周期470 日 ≅ 1.29 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2025年9月13日土曜日

雌阿寒岳で火山性地震急増、火山性微動と傾斜変動も観測、噴気増加

 
9月11日15時ごろから、雌阿寒岳(地図)で火山性地震が増加しています。11日は48回、12日は50回の火山性地震が発生しました。12日14時40分ごろには約7分間にわたって火山性微動が発生し、それにともなって火口近傍の観測点で火口方向が上がる傾斜変動が観測されました。火山性微動の発生は2024年11月6日以来です。12日16時40分ごろからは火口の噴気量が増加しています:
 
雌阿寒岳の1日の地震発生数は通常 0〜2回程度で、0回であることが多いです。
 
 
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2025年9月11日木曜日

「9度ハロ」出現 — 高知県高知市

 
9月11日午前、高知県高知市(地図)の上空に、通常の日暈(22°ハロ)に加えて珍しい「9°ハロ」が出現しました。
 
「通常のハロは六角柱型の氷晶によって出現し、視野半径角22度のところに見えるのに対し、9度ハロはピラミッド型氷晶によって出現し、視野半径角9度のところに見えます」:
 

2025年9月10日水曜日

UFO にミサイル直撃、効果なし

 
米国議会の公聴会で初公開された動画です。2024年10月30日、イエメン沖で米軍の無人機が放ったミサイルが高速で飛行する正体不明の物体に衝突しますが、物体は一時的にぐらついたものの、そのまま飛行を続けています。画面中央が正体不明の物体、ミサイルは左上から飛来します:
 
 

2025年9月8日月曜日

2つの小惑星が月と地球に接近・通過

 
2つの小惑星が 9月2日から3日にかけて月と地球の近くを通り過ぎていたことが、NASA/JPL による 9月7日付のデータベース更新で明らかになりました。
 
2025 RO1 (2025年9月7日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)9月2日 21:02
 (地球)9月3日 01:31
接近日時 誤差
(月)± 12 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)1.11 LD
(地球)0.78 LD
推定直径
2 ~ 4 m
対地球相対速度
11.7 km/s ≅ 4万2000 km/h
初観測から地球接近まで0 日
次の地球接近
公転周期1535 日 ≅ 4.20 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
 
2025 RN1 (2025年9月7日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)9月3日 01:19
 (地球)9月3日 06:12
接近日時 誤差
(月)± 9 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)0.99 LD
(地球)0.33 LD
推定直径
2 ~ 5 m
対地球相対速度
13.2 km/s ≅ 4万8000 km/h
初観測から地球接近まで0 日
次の地球接近
公転周期1161 日 ≅ 3.18 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
 
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2025年9月7日日曜日

ササが開花 — 福井県勝山市

 
福井県勝山市平泉寺町平泉寺(地図)でササが花を咲かせた、とのことです。『福井新聞』の 9月6日付報道ですが、開花しているのが見つかったのは 6月初旬で、花は 7月下旬まで順次開いたとのこと。
 
「ササの花が見つかるのは珍しく、咲く周期は解明されていない(中略)花をつけた翌年には枯れる」(福井県県総合グリーン・センター):
 

大形の小惑星 2025 RM1 が地球と月に接近・通過

 
地球に接近する小惑星としては非常に大きな〝2025 RM1〟が、9月4日に地球と月の近くを通過していたことが、9月5日付の NASA/JPL のデータベース更新で明らかになりました。この小惑星の推定直径は 32〜71m で、NASA/JPL では、この大きさの小惑星が今回のような距離まで地球に近づくのは、おおよそ 10年に 1度の出来事と見積もっています。このように大きな天体の地球接近が事前に検出できなかったことは意外です。
 
2025 RM1 (2025年9月5日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)9月4日 03:26
 (月)9月4日 05:16
接近日時 誤差
(地球)± 2 分
(月)± 2 分
接近距離 (地球)0.268 LD
(月)1.229 LD
推定直径
32 ~ 71 m
対地球相対速度
12.6 km/s ≅ 4万5000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近
公転周期843 日 ≅ 2.31 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2025年9月6日土曜日

幻日出現 — 青森県八戸市


9月5日夕方、青森県八戸市(地図)で幻日が目撃・撮影されました。太陽の横(片側または両側)に明るく輝く光が見える現象です:
 
【9月7日追記: 八戸市周辺では 9月6日午前に有感地震が 3回発生しました(以下、マグニチュード、震源の深さ、震央座標は速報値):
  • 02時51分 青森県東方沖 M3.3 深さ 20km 最大震度 1(震央地図
  • 11時56分 青森県三八上北地方 M2.0 ごく浅い 最大震度 1(震央地図
  • 12時48分 青森県東方沖 M4.0 深さ 60km 最大震度 2 (震央地図
  】