2024年7月25日木曜日

地下水の成分で地震予知

 
福井県立藤島高等学校の生徒たちが、地下水の成分を調べることによって地震を予知することに取り組んでいます。
 
「地震活動が活発になると、海水が地表近くまで押し上げられるため、海水に含まれる『塩化物イオン』という成分が地下水から高い濃度で検出されれば、活動が活発になっているのではないかと仮説を立てています」、「能登半島地震の直前では、『塩化物イオン』の濃度が高くなり、地震のあと、低下した」: 
 
 

ラッパ状の発光現象 — 台湾

 
7月22日の夜、台湾東部の空で赤いラッパ状の放電現象が撮影されました。雷雲から上空に向かって放電するレッド・スプライトのバリエーションではないかと思われます:
 
 

2024年7月24日水曜日

イエローストーンで熱水爆発

 
7月23日10時19分(日本時間24日01時19分)、イエローストーン国立公園内のビスケット・ベイスン(地図)で熱水爆発が発生し、遊歩道が破壊されました。人的被害は出ていないもようです:


 
以下はアメリカ合衆国国立公園局(National Park Service)の報道発表です:
7月23日(火)午前10時19分ごろ、オールド・フェイスフル間欠泉のすぐ北にあるビスケット・ベイスンのサファイア・プール付近で、局地的な熱水爆発が発生した。
 
安全上の理由から、駐車場と遊歩道を含むビスケット・ベイスンは当面閉鎖されている。グランド・ループ・ロードは通行可能である。
 
負傷者は報告されておらず、現時点で被害の程度は不明。
 
公園のスタッフと USGS のスタッフが状況を監視し、安全と判断され次第、閉鎖エリアを再開する。
 
モニタリング・データでは、イエローストーン地域に変化は見られない。
 
本日の爆発は火山システムの変化を反映したものではない。火山活動は通常のバックグラウンド・レベルにとどまっている。
 
これは現在進行中の事態であり、詳細が判明次第、追加情報を共有する。
 
 
 

2024年7月23日火曜日

7月24日

 
 ▼ 岩手県沿岸北部の地震 2008年7月24日00時26分、M6.8、深さ 108km、最大震度 6弱(震央地図)。死者 1人、負傷者 211人。

以下 岡田義光『決定新版 日本の地震地図』(東京書籍、2019)から引用 ——

岩手県の直下に沈みこんだ太平洋プレート内の深いところ(二重深発地震面の下面)で発生した正断層型のプレート内地震。
 
住家被害としては、八戸市で 1棟が全壊したほか、岩手県の洋野町、久慈市、奥州市などを中心として一部破損 379棟の被害がありました。また、八戸市と宮城県本吉町では、それぞれ 1件の火災が報告されています。
 
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地震は寒い季節に起きる?

 
海溝型の巨大地震は秋から冬に起きていることが多い、その理由は ・・・ という記事です。
 
「南海トラフ沿いでは、684年の白鳳地震から 1946年の南海地震までの 13回中、9月から 11月に 3回、12月から 2月に 7回、8月に 3回」、「地震が起きやすいプレート境界を押さえつけている海面からの力が、冬は海面が下がるため弱くなり、角度の緩いプレート境界断層の摩擦が小さくなることが原因の一つ」: 
 

噴火警戒レベル 1 での噴火

 
 58人が死亡、5人が行方不明となった御嶽山の噴火と、12人が死傷した草津白根山の噴火の共通点は噴火警戒レベル 1 で発生したという点。
 
「(御嶽山は)3週間前から火山性地震が活発化していたものの、地震の回数は減る中での噴火だった。草津白根山の噴火は火山活動の高まりを示す現象が事前に観測されず、気象庁が従来マークしていた火口とは別の場所で発生した」:
 

湧水が途絶える — 新潟県上越市

 
新潟県上越市の「くわどり湯ったり村」(地図)は付近の山中からの湧水を利用して営業していますが、7月18日に湧水が途絶えたため、19日から一部の営業を休止、23日からは調査と復旧に向けた作業のために休業することになった、とのことです。

「給水が減っている原因は調査中」、「去年も給水が減る現象が見られたということですが、営業休止には至りませんでした」:
 
桑取温泉から西に約 20km のところには糸魚川-静岡構造線が通っています。また、同温泉は八ヶ岳南麓天文台の串田氏が予報している地震の大枠推定領域内にあります。
 
 

2024年7月22日月曜日

7月23日

 
千葉県北西部の地震 2005年7月23日16時35分、M6.0、深さ 73km、最大震度 5強(震央地図)。
 
以下 岡田義光『決定新版 日本の地震地図』(東京書籍、2019)から引用 ——
 
千葉市直下に沈み込んだ太平洋プレートとフィリピン海プレートの境界面付近で発生した逆断層型のプレート間地震。
 
震源に近い千葉県と東京都を中心として 38人の負傷者(うち重傷者 4人)が出たほか、32棟の住家で一部破損の被害を生じました。また、東京都、千葉県、神奈川県でそれぞれ 1件ずつ建物火災がありました。(中略)首都圏の交通網に大きな混乱を生じ、都市の地震に対する脆弱さが浮きぼりとなりました。 

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2024年7月19日金曜日

須美寿島周辺の海水が変色 — 伊豆諸島

 
 伊豆諸島・須美寿島(Sumisujima、Smith Rocks、地図)の東岸から東側約 300m にわたって海水が茶褐色や黄緑色に変色しているのが確認されました。火山活動が強まっている可能性があり、海上保安庁は航行警報を出しています。
 
「過去に確認した変色水と比べると、火山活動度が高まっていると考えるべきだ」(東京工業大学・野上健治教授): 
 
須美寿島周辺では、1870年と 1916年に海底噴火とみられる現象が記録されています。
 
 
 

双頭蓮のつぼみ見つかる — 香川県高松市

 
7月17日、香川県高松市の栗林公園内にある芙蓉沼(地図)で、1本の茎に 2つの花がつく双頭蓮のつぼみが見つかりました。間もなく開花するとのことです。
 
「双頭蓮は一般的に50~100年に一度しか現れない突然変異といわれています。ただ、栗林公園では 2014年から 4年連続で確認されていて(以下略)」: