2026年1月19日月曜日

マントル中で生物の関与なしに有機物が合成されている


京都大学、広島大学などの研究チームの発表です。石油の無機起源説にも寄与するのでしょうか。
 
「1870年代に、元素周期表で有名なドミトリ・メンデレーエフは、地球のマントル内部で生物が関与することなく有機物が合成される可能性を指摘」、「これまでに有機物を含む包有物の報告例は、大陸下のマントルに由来する岩石など、ごく限られた地域にとどまっていました」、「本成果は、生物が関与しない有機物合成が、海洋下のマントルでも起こり得ることを示すもの」、「石油などのエネルギー資源の形成過程や地球規模の炭素循環、さらには生命の起源といった地球科学における根源的な未解明問題の解明にも寄与する可能性があります」: 

2026年1月18日日曜日

島根県東部の地震: 今後 M7 級の恐れも


島根県東部を震源として 1月6日に発生した M6.4、深さ 11km、最大震度 5強の地震についての、広島大学の研究チームによる現地調査結果です。
 
「『布部(ふべ)断層』の一部が活動して起こったとみられる」、「布部断層は島根県安来市に位置し、長さ約10キロと推定される右横ずれ型の活断層」、「割れ残りの部分があることや、断層が想定よりも長い可能性があり、より大きなマグニチュード(M)7級の地震が起こる恐れもある」:

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小惑星 2026 BB が地球と月に接近・通過

 
1月17日から 18日にかけて、小惑星〝2026 BB〟が地球と月の近くを通過しました。
 
2026 BB (2026年1月17日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)1月17日 21:12
 (月)1月18日 09:38
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.57 LD
(月)0.96 LD
推定直径
3 ~ 7 m
対地球相対速度
7.9 km/s ≅ 2万8000 km/h
初観測から地球接近まで1 日
次の地球接近2029年10月14日
公転周期301 日 ≅ 0.82 年
分類
アテン群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2026年1月17日土曜日

南海トラフ地震発生前には山陰地方で地震が活発化する


NEWSポストセブン』の記事です。
 
「日本各地で震度3以上の地震が、今年に入りすでに19回も観測されている(1月12日現在)。昨年の同期間ではわずか2回だったこともあり、地震活動の活発化に、専門家たちは南海トラフ地震との関連性を危惧している」、「南海トラフで巨大地震が発生する前には、山口県北部から京都府の北部に至る広義の山陰地方の内陸で地震活動が活性化し、M6以上の地震が複数発生している。先日の島根・鳥取の地震はこれに該当する可能性があります」(鳥取大学・香川敬生教授)、「過去の実績から考えても、山陰地方の地震は南海トラフ地震に関連した地震の1つであり、南海トラフ地震の発生が近づいていると言えます」(島根大学・向吉秀樹准教授): 

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小惑星 2026 AN4 が地球と月に接近・通過

 
1月16日、小惑星〝2026 AN4〟が地球と月の近くを通過しました。
 
2026 AN4 (2026年1月16日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)1月16日 13:50
 (月)1月16日 22:04
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)1.00 LD
(月)1.94 LD
推定直径
3 ~ 7 m
対地球相対速度
5.8 km/s ≅ 2万1000 km/h
初観測から地球接近まで1 日
次の地球接近2048年12月26日ごろ
公転周期514 日 ≅ 1.41 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

小惑星 2026 AE4 が地球と月に接近中

 
1月17日、小惑星〝2026 AE4〟が地球と月の近くを通過します。この小惑星が将来地球に衝突する確率は 0.081%(1200分の1)と計算されています。
 
2026 AE4 (2026年1月15日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)1月17日 10:52
 (月)1月17日 21:55
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.53 LD
(月)0.77 LD
推定直径
4 ~ 8 m
対地球相対速度
8.2 km/s ≅ 3万 km/h
初観測から地球接近まで2 日
次の地球接近2028年4月12日ごろ
公転周期792 日 ≅ 2.17 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
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2026年1月15日木曜日

雲で地震を予知できるのか?


米国のヒスパニック系コミュニティを対象としたニュース・サイト "Heraldo USA" の英語版の記事です:
 
以下は記事からの抜粋です(Googleの翻訳サービスを使い、一部修正)—— 

古来より、様々な文化において自然現象が災害やその予兆と結び付けられてきました。その一例が「サバ雲(mackerel sky)」です。ふわふわとした丸みを帯びたこの雲(高積雲)は、綿の塊(cotton balls)や羊のように見え、地震と関連付けられることがあります。

「サバ雲」は「玉石雲(cobblestone sky)」とも呼ばれ、緻密で凹凸のある外観が特徴的な雲です。しかし、この雲が地震と関連しているという通説には、それを裏付ける科学的根拠がありません。

なぜ雲や「サバ雲」は地震を予兆する(と言われる)のでしょうか?

「サバ雲」は、高度 6,500フィートから 19,500フィートの間に発生する高高度雲です。この雲は、氷晶が密集して小さな大気の「ポケット」を形成することで発生します。温帯および亜熱帯地域でよく見られ、白、灰色、さらには青など、様々な色で現れます。

この雲の出現は、このような雲が見られると地震が起こる可能性があるという通説と結びついています。しかし、これは地震の前や最中に、偶然にサバ雲が出現したという観察に基づくものです。

しかしながら、地震との関連性に関するこの説を裏付ける科学的証拠はありません。雲の形成は、暖気団と寒気団の収束、大気の不安定性、上昇気流の存在などを伴う特定の大気プロセスです。

サバ空と地震の潜在的な関連性については科学的研究が行われていますが、決定的な証拠は見つかっていません。メキシコ国立自治大学(UNAM)地球物理学研究所が学術誌「Geofísica Internacional」に発表した研究では、メキシコにおける 10年間の地震と雲のデータが分析されましたが、この2つの現象の間に相関関係は見られませんでした。

——

以下は同じ記事を Googleの生成AI "Gemini 3" に翻訳してもらった結果です。記事の原文は全く無視されているようで、もはや翻訳とは言えません。どうしてこういう結果になるのでしょうか ??? —— 

地震雲とは何か?

地震雲の信奉者たちは、地震が発生する数日前や数時間前に、空に「筋状」「波状」、あるいは「放射状」の奇妙な形の雲が現れると主張しています。

この説の背景にある理論(主に非主流派の科学者や愛好家が提唱するもの)は、地震の前に地殻にかかる強いストレスが電磁気的な変化を引き起こし、それが大気に影響を与えて雲を形成するというものです。

科学界の見解

アメリカ地質調査所(USGS)をはじめとする世界の主要な科学機関は、地震と雲の間には直接的な関連性はないと一貫して述べています。

科学者たちがこの説に懐疑的な主な理由は以下の通りです:
  1. 気象現象との混同: 地震雲とされるものの多くは、高層にある巻雲(けんうん)や、飛行機雲、あるいは地形の影響で発生するレンズ雲など、一般的な気象現象として説明がつきます。

  2. 一貫性の欠如: 「地震雲」とされる雲が現れても地震が起きないケースが圧倒的に多く、逆に大地震の前にそのような雲が観測されないことも多々あります。

  3. 電磁気メカニズムの未立証: 岩石の圧縮によって電磁気が発生する可能性は研究されていますが、それが高度数千メートルの雲の形成に影響を与えるほど強力であるという証拠は見つかっていません。
 
心理的な要因:「確証バイアス」

なぜ、これほどまでに地震雲の説が根強く信じられているのでしょうか? 心理学者は「確証バイアス」が関係していると指摘しています。

地震という衝撃的な出来事が起きた後、人々は過去数日間の出来事を振り返り、何か異常なことはなかったかを探そうとします。その際、普段なら気に留めない「少し変わった形の雲」を思い出し、それを地震と結びつけて記憶に定着させてしまうのです。
 
結論

現時点では、雲を見て地震を予知することは科学的に不可能であるというのが結論です。

地震は依然として予測困難な自然災害です。特定の雲の形を心配するよりも、緊急時の持ち出し袋の準備や、家具の固定、避難経路の確認など、実効性のある備えを常に行っておくことが、命を守る最善の方法と言えるでしょう。 
 
——


小惑星 2026 AZ2 が地球と月に接近中

 
1月15日、小惑星〝2026 AZ2〟が地球と月の近くを通過します。この小惑星が将来地球に衝突する確率は 0.00000096%(1億分の1)と計算されています。
 
2026 AZ2 (2026年1月14日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)1月15日 14:51
 (月)1月15日 19:32
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.91 LD
(月)1.63 LD
推定直径
10 ~ 22 m
対地球相対速度
18.0 km/s ≅ 6万5000 km/h
初観測から地球接近まで1 日
次の地球接近2039年1月10日ごろ
公転周期519 日 ≅ 1.42 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2026年1月14日水曜日

グリーンランドの地質と資源


アラスカをロシアから買収し、ハワイ王国を併合した歴史を持つアメリカが、今度はグリーンランドに触手を伸ばしています。その目的については、ロシアや中国に対抗する上での戦略的価値が強調されていますが、その裏にはグリーンランドに存在する豊富な資源への野心があることは間違いないでしょう。
 
以下は "The Conversation" に掲載された、グリーンランドの地質と資源についての地質学者による解説記事です。"The Conversation" は、研究者や専門家が執筆し、プロのジャーナリストが編集する、学術的な内容を一般向けに解説する非営利のニュース・メディアです:

記事からの抜粋です(Google翻訳の結果を若干手直し) ——

グリーンランドの天然資源の豊富さは、過去40億年にわたる極めて多様な地質学的歴史と結びついています。地球上で最も古い岩石の一部や、トラックほどの大きさの天然鉄(隕石由来ではない)の塊もここにあります。ダイヤモンドを含むキンバーライト「パイプ」は1970年代に発見されましたが、採掘における物流上の課題が主な原因で、未だ開発されていません。

地質学的に言えば、石油やガスから希土類元素や宝石に至るまで、天然資源が生成される3つの主要なプロセスすべてを一つの地域で経験することは非常に珍しく(そして私のような地質学者にとっては刺激的なことです)、非常に稀なことです。これらのプロセスは、造山運動、リフティング(地殻の弛緩と伸張)、そして火山活動に関連しています。

グリーンランドは、幾度にもわたる長期間の造山運動によって形成されました。これらの圧縮力によって地殻が破壊され、金、ルビーなどの宝石、そしてグラファイトが断層や亀裂に堆積しました。グラファイトはリチウム電池の製造に不可欠ですが、デンマーク・グリーンランド地質調査所によると、中国や韓国などの主要生産国と比較すると、まだ「十分に調査されていない」とのことです。

しかし、グリーンランドの天然資源の大部分は、リフティング期に由来しており、最も最近では、約2億年前のジュラ紀初期に大西洋が形成された時期が含まれます。
 
グリーンランドの陸上堆積盆地、例えばジェイムソン・ランド盆地は、ノルウェーの炭化水素資源に富む大陸棚に匹敵する、石油とガスの埋蔵量において最大の潜在性を持つと考えられています。しかし、法外なコストが商業的な探査の制約となっています。また、グリーンランド沖合全域を取り囲む広大な石油システムの存在を示唆する研究も増えています。

鉛、銅、鉄、亜鉛などの金属も陸上(ほとんどが氷のない)堆積盆地に存在し、1780年以来、小規模に採掘されてきました。 
 
ニオブ、タンタル、イッテルビウムなどの希土類元素は、火成岩層から発見されています。これは、イングランド南西部で銀と亜鉛の埋蔵量が発見(そしてその後の採掘)されたのと似ています。これらの埋蔵量は、大規模な火山貫入岩の先端を循環する温かい熱水によって堆積したものです。

希土類元素の中でも特に重要なのは、グリーンランドの氷底には、将来の世界需要の4分の1以上、つまり合計約4,000万トンを満たすのに十分な量のジスプロシウムとネオジムが埋蔵されていると予測されていることです。
 
グリーンランド南部のクヴァネフィールドのような既知の鉱床の開発は、島の中心部の岩石核で未発見の鉱床は言うまでもなく、その相対的な世界的希少性ゆえに、世界の希土類元素市場に容易に影響を及ぼす可能性があります。 

現在、グリーンランド政府は、1970年代に制定された包括的な法的枠組みを通じて、すべての鉱業および資源採掘活動を厳しく規制しています。しかし、米国がグリーンランドの将来に強い関心を抱いているため、こうした規制を緩和し、探査と開発のための新たなライセンスを付与するよう求める圧力が高まる可能性があります。

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大地震前の電離層異常、研究進む

 
 『Forbes JAPAN』の記事です。京都大学の梅野健教授のチームによる研究の進展を紹介しています。タイトルはちょっと変ですが。
 
「(2024年1月1日に発生した能登半島地震)発生の約2時間40分前という段階で、能登半島沖上空の電離層に異常(電離層の降下や周波数の変動)が生じていた」、「この現象は、2011年3⽉11⽇の東北沖地震の1時間前にも現われており、大地震との関連性があることはわかっている」、「2025年5月2日に研究グループは、この能登半島地震直前の電離層異常に関する詳細なメカニズムを解明し、学術論文として発表。最新の研究では、この電離層の解析を、従来の平面的な『2次元』から、医療現場の CTスキャンのように立体的に捉える『3次元』へと進化させている」: 
 
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