2024年10月28日月曜日

小惑星 2024 UO4 が地球と月に接近

 
10月28日から29日にかけて、小惑星〝2024 UO4〟が地球と月の近くを通過します。
 
2024 UO4 (2024年10月27日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)10月28日 16:57
 (月)10月29日 07:08
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.18 LD
(月)0.47 LD
推定直径
2 ~ 5 m
対地球相対速度
8.4 km/s ≅ 3万 km/h
初観測から地球接近まで1 日
次の地球接近2025年3月28日
公転周期544 日 ≅ 1.49 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2024年10月27日日曜日

反トランプの共和党員たち

 
英語版の Wikipedia から。日本の報道では、共和党はトランプ支持一色で、反対派はごく一部であるかのような印象を受けますが、そうでもないようです。日本でも顔や名前を知られた人たちがかなり含まれています。
 
「これは、ドナルド・トランプ前大統領の 2024年アメリカ合衆国大統領選挙運動に公然と反対を表明した著名な共和党員および保守派/無所属議員のリストです」:

関連記事

 

イスラエル北部とヨルダン川西岸に地震警報

 
10月26日朝、イスラエル北部とヨルダン川西岸に地震警報が発令されました。イスラエル国防軍の攻撃によってレバノン南部の武器庫が爆発し、この振動を地震警報システムが地震と誤認したために警報が出されたものです。
 
イスラエルの国家地震警報プラットフォーム「テルア(Teru’a)」システムは、世界で最も先進的なシステムの 1つで、2022年に稼働。特徴は爆発と地震を識別する能力とされています。しかし、今回は爆発がセンサーの 1つの近くで発生したため、システムが地震と誤認した可能性がある、また、欧州の国際監視ネットワークも爆発を地震活動として記録したとのことです:
 
日本の緊急地震速報のシステムは地震と爆発をきちんと区別できるのでしょうか。我が国のシステムは平和を前提に作られており、爆発との識別はあまり重視されていないのではないでしょうか。いざ戦争となれば、センサーの数もイスラエルよりはるかに多いので、センサーの直近で爆発が起きる可能性も高いのでは ・・・。敵国の攻撃のたびに地震警報が出されたら混乱に拍車をかけることになりかねません。
 
 
 

Wakulla Swamp Volcano: フロリダの湿原の奥にあるという伝説の活火山 (その7)

 
 
1890 年、作家の J・C・パウエルは、有名な著書『アメリカの中のシベリア、あるいは南部の囚人収容所での 14年間の経験』の中で、ジェファーソン郡 (地図)の囚人労働収容所の南西方向の空を「奇妙で鮮やかな光」が照らした様子を記している。

州の記録によると、いわゆるワクラ火山はおそらくテイツ・ヘル(Tate's Hell、地図)のすぐ北にあるジェファーソン郡南部から噴出したものと考えられるので、この記述は真実であろう。

以上のことから、(噴煙の)発生源はセント・マークス野生生物保護区(地図)の「ガム・スワンプ」地区(地図)付近であることがわかるが、そこも到達が非常に難しいことで有名である。
 
この現象の最後の目撃記録は、1891年にレオン郡裁判所(地図)の屋上から見られたものである。

1894年、ジャクソンビル(地図)の『フロリダ・タイムズ・ユニオン』が資金提供した別の探検隊は、想定される火口を発見できず、噴煙の兆候も見つけられなかった。

20 世紀になると、「火山」は忘れ去られ、今日ではその伝説もその場所と同様に謎に包まれたままになっている。

しかし、「ワクラ沼の不思議」についての話題は今も続いている。そしてそれは単に未解決のままの謎の 1 つなのかもしれない。
 
——
 
(完)
 
 
関連記事
 

小惑星 2024 UQ1 が地球と月に接近

 
10月28日から29日にかけて、小惑星〝2024 UQ1〟が地球と月の近くを通過します。
 
2024 UQ1 (2024年10月26日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)10月28日 15:10
 (月)10月29日 07:40
接近日時 誤差
(地球)± 2 分
(月)± 2 分
接近距離 (地球)0.62 LD
(月)0.81 LD
推定直径
8 ~ 17 m
対地球相対速度
6.6 km/s ≅ 2万4000 km/h
初観測から地球接近まで4 日
次の地球接近2030年2月9日ごろ
公転周期639 日 ≅ 1.75 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2024年10月26日土曜日

小惑星 2024 UN2 が地球と月に接近

 
10月26日午後、大型の小惑星〝2024 UN2〟が地球と月の近くを通過します。
 
2024 UN2 (2024年10月25日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)10月26日 14:59
 (月)10月26日 15:56
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.553 LD
(月)0.550 LD
推定直径
15 ~ 34 m
対地球相対速度
10.5 km/s ≅ 3万8000 km/h
初観測から地球接近まで3 日
次の地球接近2025年10月16日
公転周期358 日 ≅ 0.98 年
分類
アテン群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2024年10月25日金曜日

通信衛星が原因不明の空中分解

 
10月19日、インド洋上空の静止軌道上で稼働していた通信衛星・インテルサット 33e で電力が失われる異常が発生し、通信サービスが停止しました。10月21日、米国インテルサット社は衛星が完全に失われたと発表しました。原因は明らかになっていません:
 
インテルサット 33e はボーイング・スペース・システムズ社によって設計・製造され、2016年8月に打ち上げられました。東経 60度の静止軌道上にとどまって通信サービスを提供していました。
 
インテルサット 33e の破片数十個がスペース・デブリ(宇宙ゴミ)となって静止軌道上に広がっていることが観測されています。これまで安定して稼働していた衛星が内部の原因で爆発飛散することは考えにくいので、隕石かデブリと衝突したのではないでしょうか:
 
 
 
関連記事
 

雲上の謎の「柱」— タイ

 
タイのウボン・ラーチャターニー県(地図) で 10月21日に撮影された写真が話題になっています。Facebook に投稿されたもので、低層の灰色の雲から黒い直線的な「柱」が上層の虹色を帯びた雲に向かって伸びています。撮影者は、目では見えず写真にだけ現れた、としています。
 
童話「ジャックと豆の木」に登場する巨大な木ではないかという冗談もでているようです。見解を求められたチュラロンコーン大学の教授は「飛行機が雲を通過するときに形成される消散航跡(distrail)かもしれない(中略)このような現象は通常は肉眼で見えるため、真の原因は不明である(中略)これが加工されたり、カメラの故障によるものでないことを願う」と語っています:

関連記事
 

2つの小惑星が地球と月に接近・通過

 
小惑星〝2024 UB1〟が 10月18日に、〝2024 UY〟が 10月25日に地球と月の近くを通過していたことが、10月24日付の NASA/JPL のデータベース更新によって明らかになりました。
 
2024 UB1 (2024年10月24日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)10月18日 14:14
 (月)10月18日 21:28
接近日時 誤差
(地球)± 18 分
(月)± 16 分
接近距離 (地球)0.97 LD
(月)0.70 LD
推定直径
6 ~ 12 m
対地球相対速度
8.0 km/s ≅ 2万9000 km/h
初観測から地球接近まで−4 日
次の地球接近2025年5月19日
公転周期318 日 ≅ 0.87 年
分類
アテン群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
2024 UY (2024年10月24日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)10月25日 06:35
 (月)10月25日 13:47
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.77 LD
(月)0.63 LD
推定直径
4 ~ 9 m
対地球相対速度
10.6 km/s ≅ 3万8000 km/h
初観測から地球接近まで1 日
次の地球接近2027年9月25日ごろ
公転周期1102 日 ≅ 3.02 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2024年10月24日木曜日

小惑星 2024 UQ が大気圏突入

 
10月22日18時08分(日本時間)、高速で移動する物体 (A11dc6D、2024 UQ)が発見され、JPL と ESA の自動監視システムによって、地球への衝突の可能性が高いと判定されました。 当該物体は、発見から 1時間46分後の 19時54分(日本時間)に、米国カリフォルニア州から西に約 1000km の太平洋上空 38.2km で大気圏に突入しました。衛星画像によって、予測された時刻に予測された場所で閃光が確認されています。2024 UQ の直径は 0.8〜1.6m と推定されています。
 
大気圏突入前に小惑星が発見されたことはこれまでに 10回ありますが、そのうち 3回は今年起きています。