2026年4月7日火曜日

御前崎の沈降が加速?


4月7日、気象庁が南海トラフ地震に関する月例の報道発表を行いました。結論は「南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていません」ということで一安心なのですが、少し気になった点もあります:
 
気になった点というのは、PDF版の資料の 37ページに掲載されているグラフです。「掛川に対して、御前崎(地図)が沈降する長期的な傾向が続いている」のはわかるのですが、その沈降速度が 2025年末から加速しているように見えるのです。東海地震の直前には沈降速度が減少し逆に隆起に転ずる可能性があるとされているので、それとは逆の現象ですがいささか気になるところです。


南海道南方沖で M4.6


4月6日15時45分ごろ、南海道南方沖で M4.6、深さ 10km、最大震度 1 の地震が発生しました(震央地図)。有感となったのは和歌山県有田市と湯浅町でした。防災科学技術研究所は深さ 32km としています。 
 
「南海道南方沖」という震央地名は耳にしたことがなかったので調べてみたところ、この領域では 2004年1月1日までさかのぼっても有感地震の発生は記録されていません。
 
(図は防災科学技術研究所「AQUAシステム メカニズム解カタログ」より) 

2026年4月6日月曜日

中国: 宇宙空間での燃料補給に成功


Live Science』の記事です:

「国営メディアによると、ロボット式の『オクトパス(蛸)アーム』を搭載した中国の衛星が、低軌道において燃料補給試験に成功した。この成果は、NASA がまだ追いついていないこの技術分野において、中国が引き続き主導的な立場にあることを浮き彫りにしている」

「燃料補給を行うことで、同じ衛星をより長く軌道上に維持することができ、コスト効率と持続可能性を高め、代替衛星の打ち上げ頻度を減らすことができる。これは NASA や欧米企業が長年目指してきた大きな目標だが、これまで実現には至っていない」
 
「一方、スペースX社は、稼働中の衛星の維持には関心を示していないようだ。その代わりに、同社はコストを抑えるため、再利用可能なファルコン 9 ロケットを用いて新しい宇宙機の打ち上げを繰り返し行う方針をとっている」
 
「最近の研究では、衛星の再突入によって高濃度の金属汚染物質が上層大気に放出されることが明らかになっており、私たちがまだ十分に認識していない問題を引き起こしている可能性が高い」 



琉球海溝と沖縄トラフ

 
「琉球海溝は北から南へ徐々に移動しており、台湾をフィリピン海プレートから切り離しつつある」:
 

Ryukyu Trench is gradually migrating in from north to south cutting Taiwan off from the rest of the Philippines plate. This figure from Earthscope (link below) helps to visualize things: www.earthscope-program-2003-2018.org/about/archiv...

[image or embed]

— Brandon Bishop (@brandontbishop.bsky.social) 2026年3月21日 8:14
 
 
中国と韓国は沖縄トラフまでを自国の大陸棚と主張しています(断面図):

近畿圏中心領域大型地震 (続報-376)

 
八ヶ岳南麓天文台地図)の 串田嘉男 氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について  4月5日12時00分付けで「続報 No.445」(PDF形式)を出しています ——
 
 Stage-34 CH17、34、A5 変動継続・
CH26 特異変動=極大の可能性
3/27.3 極大認識を 3/31.0 or 31.9 に修正
→ 4月下旬時期を示す 
  
 
現況/考察
  • 前回の更新情報では、ステージ 34 の極大が 3月27.3日であれば、経験則から 4月13日±3日が地震発生または次の初現・極大である可能性を指摘した。しかし、CH17 観測装置(八ヶ岳)の糸状特異変動(無振動基線)などが継続。3月27.3日が極大とは言えなくなった。

  • CH26 観測装置(八ヶ岳)や A5 観測装置(秋田観測点)の変動などから 3月31.0日か 3月31.9日が極大である可能性がある。経験則から、前者の場合は 4月24日±3日、後者の場合は 4月26日±3日 が推定日として算出される(初現 3月18.1日)。A5 観測装置に 3月17.2日に現れた微弱な変動を初現とした場合は、推定日は 4月末近くになる。いずれの場合も変動の終息、すなわち静穏期突入を確認する必要あり。

  • 3月30日に CH26 観測装置に火山噴火型変動が現れたが、より顕著な複数日の出現は認められない。今後、噴火型変動が複数日出現しない限り、地震発生に伴う近隣火山での噴火の可能性は低いと考えられる。(噴火型変動については解説資料(PDF形式)の24〜27ページを参照してください。)
                    
          
推定日
4月24日 ±3日 または 4月26日 ±3日(未確定)
今後の観測必要
4月末近くの可能性も否定困難
推定時間帯 09時 ±2時間 または 18時 ±3時間
(BT変動出現終息時間帯から推定、参照 23ページ)
複合地震の場合は当てはまらないことがある
推定震央領域

更新情報「続報 No.445」所載の図3参照
破線領域=大枠推定領域
太線領域=可能性が考えやすい推定領域
斜線領域=火山近傍で考えやすい領域
推定規模 M8.0 ± 0.3 または複合地震
M7.7~M8.0 の可能性考えやすい
複合地震の場合(例:M7.1±0.3+M7.3±0.3 等)は、M7以上の地震の断層長 110~150km 程度
推定地震種 日本列島陸域の震源が浅い地殻内地震
火山活動 噴火型変動が複数日観測された場合は、対応地震発生に伴って震央に近い火山で噴火の可能性あり


このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
 
 
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2026年4月5日日曜日

トヨタ車とビル爆破解体


爆破解体直前のビルの屋上に運び上げられたトヨタ車。爆破後、見るも無惨な姿でビルの残骸から運び出されますが ・・・


次の「東日本大震災」は予測できるか


毎日新聞』の記事です。日本語版は後半が有料となっていますが、英語版は全文が無料で読めます。前置き、「巨大地震の前兆としてのスロースリップの拡大」、「微小な『繰り返し地震』が隠された動きを明らかにする」の 3つの節から構成されています:
「地震学は次の大災害を予知できるのだろうか? 研究者たちは、最も有望な手がかりは、しばしば見過ごされがちな小さな地震にあると指摘する」
 
「2011年以前、(中略)海洋プレートと大陸プレートの沈み込み帯の境界にある固定された『アスペリティ』、つまり固着した部分が破壊されると地震が発生すると考えられていた」
 
「2011年以降、研究者たちはプレート境界を大小さまざまな固着した部分がモザイク状に集まったものとして捉えるようになった」
 
「スロースリップ帯の拡大は、リスク増大の重要な指標として注目されている。(中略)スロースリップ現象は、大規模地震の前に拡大する傾向がある」 

2026年4月4日土曜日

宇宙船オライオンの飛行経路


4月1日に打ち上げられ、現在、月に向かって飛行中の有人宇宙船オライオン(アルテミス II)の飛行経路です。座標の設定によってかなり違って見えます:

Artemis II is scheduled to launch on Wednesday evening.

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— Tony Dunn (@tony873004.bsky.social) 2026年3月29日 11:06



鬼界カルデラ直下に大規模マグマだまり


海洋研究開発機構(JAMSTEC)と神戸大学の発表です。鬼界カルデラ(地図)直下に、部分溶融した大規模マグマだまりが存在、鬼界アカホヤ巨大噴火のマグマだまりと同じ場所に、新たなマグマが再注入されている、という内容です:

部分溶融とは、岩石のように多くの化学成分からなる物質が溶ける場合に、全体が一様に溶けるのではなく、融点の低い化学成分だけが選択的に溶ける現象。マグマはマントル物質や地殻物質が部分溶融してできたものです。

2026年4月3日金曜日

バンス副大統領: UFO は悪魔だ


米国のバンス副大統領のインタビュー記事です:

「あいつらが宇宙人だとは思わない。悪魔だと思う」
 
「超自然現象について耳にすると、私はいつもこう考える。キリスト教の教えによれば、世の中には多くの善がある一方で、悪も存在する。悪魔の最大の策略の一つは、自分が存在しないと思わせることだと思う」
 
「副大統領は、真相を突き止めるために、(副大統領に付与されている)最高度のセキュリティ・クリアランスを使ってエリア 51 に行くつもりだと語った」
 
「J.D.バンスは、自分がUFOに『夢中』だと語り、エリア 51 やニューメキシコ、オハイオ州のハンガー 18 を必ず調査すると断言した」

JD Vance Tells MAGA Podcaster He Thinks UFOs Are ‘Demons’ www.mediaite.com/media/news/j...

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— Carl Zimmer (@carlzimmer.com) 2026年3月28日 6:23