2025年2月5日水曜日

火星に正方形の遺跡?

 
 火星を周回する NASA の探査機が 2001年に撮影した画像に、砂に埋もれた遺跡のような構造が見つかり話題となっています。ほぼ完璧な正方形をしています。スペース X 社のイーロン・マスク氏も関心を示しているとのことです(拡大画像):

以下はアリゾナ州立大学が公開しているオリジナルの画像です。左側の縦長の画像は、マウス・ホイールで拡大・縮小、ドラッグで位置の調整ができます。正方形の構造は画像の最上部に写っています:

小惑星 2025 CM が地球と月に接近

 
2月6日、チェリャビンスク級の大きさの小惑星〝2025 CM〟が地球と月の近くを通過します。
 
2025 CM (2025年2月4日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)2月6日 06:59
 (月)2月6日 10:35
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.84 LD
(月)1.55 LD
推定直径
11 ~ 24 m
対地球相対速度
6.6 km/s ≅ 2万4000 km/h
初観測から地球接近まで3 日
次の地球接近2029年2月4日ごろ
公転周期297 日 ≅ 0.81 年
分類
アテン群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2025年2月4日火曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-319)

 
八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田嘉男氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 2月3日17:00 付けで「続報 No.386」(PDF形式)を出しています —— 
 
「CH32 特異継続中 2/4 又は 2/5 発生の可能性=否定」
「2/7(2/7含む)以降発生の可能性CH32 特異静穏化待ち」
 
前回の更新情報の概略 ——

2月4日±2日に対応地震が発生する場合、1月25日極大に対して 2月1.8日±1日に現在出現している CH32 の特異変動が静穏化することが計算できる。

2月3日時点で CH32 の特異変動が継続、または 2月4日±2日に極大の出現がない場合は、2月4日または 5日に地震発生の可能性がある。

今回の更新情報の概略 ——

現況 —
 
CH32 観測装置に 2月3日夕刻時点でまだ弱い特異変動が継続中。完全静穏基線ではない。
 
 考察 —
 
2月3日夕刻現在、CH32 観測装置の特異変動がまだ完全静穏化していない → 2月4日〜5日に地震発生の可能性は否定。

CH32 観測装置の特異変動静穏化時期と推定発生時期
  • 2月4.0日 ±0.5日に静穏化 → 2月7日 ±1日
  • 2月4.7日 ±0.5日に静穏化 → 2月8日 ±1日
  • 2月5.5日 ±0.5日に静穏化 → 2月9日 ±1日

[注]特異変動については『FM(VHF帯域)電波電離層モニター観測による「地震・火山の予報」解説資料』(PDF形式)の 9ページを参照してください。


推定日2月7日(7日を含む)以降
CH32 観測装置の特異変動が静穏化したことを確認後に修正
推定時間帯 09:00±2時間 または 18:00±3時間
前者の可能性が若干高い
推定震央領域

続報 No.386」所載の図3参照
太線領域内=大枠推定領域
斜線領域=可能性が考えやすい推定領域
震央が火山近傍領域である可能性が高い
弧線A~B以南の可能性は低い

直近で噴火の可能性が考えられる前兆変動はないので、現状では震央近傍火山の噴火の可能性は考えにくい。
推定規模 主震:M8.0 ± 0.3
複合の場合:M7.3±0.3 + M7.1±0.3 など
余震を含まない大型地震の断層長が合計で約110〜150km 程度となるような複合地震活動の可能性
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震
 
 
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
 
 
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小惑星 2025 CF が地球と月に接近・通過

 
小惑星〝2025 CF〟が 2月3日に地球と月の近くを通過していたことが、2月3日付の NASA/JPL によるデータベース更新で明らかになりました。
 
2025 CF (2025年2月3日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)2月3日 10:59
 (月)2月3日 15:14
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.32 LD
(月)0.54 LD
推定直径
3 ~ 7 m
対地球相対速度
12.2 km/s ≅ 4万4000 km/h
初観測から地球接近まで1 日
次の地球接近2033年1月29日
公転周期395 日 ≅ 1.08 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2025年2月3日月曜日

佐渡島の地震リスク高まる

 
NHK の記事です。

「(珠洲市周辺の)5年前からの群発地震は収まりつつある」、「佐渡島の周辺などで津波を引き起こす大きな地震が起きる可能性が以前より高くなっている」:
 

サントリーニ島近くで地震頻発、噴火を懸念 — ギリシャ (続報)

 

サントリーニ島(地図)の北東の海域を中心に地震が続いています。ギリシャ政府は、地震は火山性のものではないと強調していますが、パニックに近い状況も生じているようです。以下は、報道記事とその抜粋・テキトー訳です。
サントリーニ島の住民は、どんな手段を使ってでも島を離れようとしている。旅行代理店の外には長い行列ができており、航空券は売り切れている。

ここ数時間、地震が相次いで発生し、サントリーニ島では不安と恐怖が広がり、住民の多くは自宅の外で夜を過ごすことを選択している。地震活動が続いているため、多くの島民はさらに強い地震が起こるのではと恐れ、車の中に避難している。

「今夜は家では寝ません。地面が絶えず揺れていて、怖いです」と住民は記者に語り、不安感が広がっていることを説明した。安全上の理由から、起きたままでいるか、屋外で眠ることを選択する人もいる。

 ティラ島(サントリーニ島)とアモルゴス島という 2つの火山島間の地震活動が活発化したため、地震災害評価のための常設科学委員会とギリシャ火山弧監視委員会が日曜日に招集された。

過去 48時間にアニドロス海域では 200回を超える地震が記録され、そのマグニチュードは最大で4.5に達した。

委員会によれば、最近の地震活動は依然として活発であるが、カルデラ内の活動は減少し続けている。専門家らは、この地震は北東から南西方向に走る海底断層によるもので、火山活動とは関係がないと確認した。
 
当局はいくつかの予防措置を実施した。ティラ島、アナフィ島、イオス島、アモルゴス島の学校は 2月3日月曜日も休校となる。

市民は、屋内での大規模な集会を避け、廃墟となった建物には近づかず、アモウディ港、アルメニ港、コルフォス港、フィラの旧港(Old Port of Fira)への訪問を控えるよう勧告されている。建物の所有者は、危険な要素を取り除き、プールの水を抜くことも求められている。

地球物理学教授のコスタス・パパザチョスは、最悪のシナリオではマグニチュード 6.0 以上の地震が発生する可能性があるものの、「必ずしも強い地震が発生するというわけではないが、対策を講じる必要がある」と強調した。

キリアコス・ミツォタキス首相はアテネで緊急会議を主宰し、サントリーニ島の地元当局は避難に備えて緊急テントを設置し、警察と消防に厳戒態勢を敷いた。


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2025年2月2日日曜日

定置網にメガマウス — 長崎県対馬市

 
1月29日朝、長崎県対馬市峰町(地図)沿岸の定置網にメガマウスがかかりました。沖に逃がしましたが、翌 30日に同町の漁港に入っているのが見つかり、31日に死んでいるのが確認されました。体長 5.15m。
 
「水深 1500 メートルほどの深海でも生息しているというメガマウスは、餌のプランクトンを追って、沿岸に姿を現すこともある」、「日本海側で見つかるのは珍しく対馬では例がない」:
 

気象と地震には関係がある

 
日本気象協会 tenki.jp の記事です。 東京大学の辻健教授(地震学)が監修しています。

「内陸型地震の場合、降水(雨)や積雪の多い地域・多い時期に地震活動が高まる可能性がある」、「雪の少ない地域のグラフでは、季節と地震の発生頻度について、特に目立った傾向はありませんでしたが、雪の多い地域では、秋や冬よりも、春や夏にかけて地震の発生頻度が高い」、「『雪の多い地域』と内陸型地震が発生した地域が似た傾向を示している」:
 

2月2日はグラウンドホッグ・デー

 
 
 
グラウンドホッグ・デーが近づいています。火山ウェブカメラ(レーニア山、セント・ヘレンズ山、フッド山、クレーター レイク}で見える今日の曇り空と、今週末の天気予報からすると、早めの春が訪れるかもしれません」 

グラウンドホッグ・デーになじみのない者からすると、なんで曇天と春の訪れの早さが結びつくのか不思議ですが、Wikipedia には次のように書かれています ——

ジリスの一種グラウンドホッグ(ウッドチャック)を使った春の訪れを予想する天気占いの行事。この日、冬眠から目覚めたグラウンドホッグが自分の影を見れば冬はまだ長引くと占われる。

グラウンドホッグ・デーに晴れていれば影ができるので、冬眠から覚めたグラウンドホッグが自分の影を見て驚いて巣穴に戻ってしまう、つまり春の到来はまだ先、逆に曇っていれば影ができずグラウンドホッグは巣に戻らないので春が間近だ、という解釈です。
 

イエローストーンの間欠泉が「異常」噴出 (続報-170)

 
米国イエローストーン国立公園の 1月の状況です。
 
1月中にスティームボート間欠泉(地図)の噴出はありませんでした。今後数日から数週間以内に今年最初の大規模な噴出が起きる可能性があると予測されています。
 
日付(現地時間) 間隔(日)
1
2月26日 58
2
4月3日 37
3
5月30日 57
4
7月15日 46
5
10月7日 84
6
11月23日 47
 
 
1月の地震活動は通常のレベルでした。56件の地震が観測され、最大は 1月28日に発生した M3.7 でした。この地震は有感地震で、前震と余震をともなっており、余震活動は現在も続いています。1月中に群発地震の発生はありませんでした。
 
イエローストーン・カルデラでは 10月以来、わずかな(1cm)沈下が記録されています。この沈下パターンと沈下率は、2015~2016 年に始まったものです。
 
ノリス間欠泉盆地付近では、過去 2~3ヶ月間に軽微な沈下(1cm 未満)が観測されています。
 
 
 

2025年2月1日土曜日

欧州宇宙機関(ESA)が声明 — 小惑星 2024 YR4

 
 
欧州宇宙機関(ESA: European Space Agency)も小惑星 2024 YR4 の衝突可能性について発表しています。衝突する可能性が低いことを強調する内容となっています:
 
以下は上記発表からの抜粋・テキトー訳です。NASA や IAWN の発表とは数値が微妙に違っている部分があります ——
 
小惑星 2024 YR4 は 2032年12月22日に地球のそばを安全に通過する可能性がほぼ 99% ありますが、衝突の可能性を完全に排除することはできません。
 
地球上のどこに衝突する可能性があるかを正確に判断するには時期尚早です。

地球近傍小惑星 2024 YR4 は、2024年12月27日にチリのリオ・ウルタド(Río Hurtado)にある小惑星地球衝突最終警報システム(ATLAS: Asteroid Terrestrial-impact Last Alert System)望遠鏡で発見されました。

発見直後、自動小惑星警報システムは、この物体が 2032年12月22日に地球に衝突する可能性が非常に低いと判断しました。2024 YR4 の大きさは 40 メートルから 100 メートルと推定されています。このサイズの小惑星は平均して数千年に一度地球に衝突し、地域に深刻な被害をもたらす可能性があります。
 
この天体は ESA の小惑星リスク・リストのトップに上がりました。1月初旬から、天文学者たちは世界中の望遠鏡を使用して優先的な追跡観測を実施し、新しいデータを使用して小惑星の大きさと軌道に関する理解を深めています。

2025年1月29日現在、ESA は、小惑星 2024 YR4 が 2032年12月22日に地球に衝突する確率は 1.2%と推定しています。この結果は、NASAの地球近傍天体研究センター(CNEOS)とNEODyS による独立した推定と一致しています。

小惑星 2024 YR4 は現在、トリノ衝突危険度スケールのレベル 3 に分類されています。これは、天文学者と一般の人々の注意を要する接近遭遇です。小惑星の衝突確率は、多くの場合、最初は上昇しますが、追加の観測後に急速にゼロに低下することを覚えておくことが重要です。これが起こる理由については、ビデオによる説明ご覧ください。

小惑星 2024 YR4 は、おそらく50メートルよりも大きく、今後 50 年以内のある時点で衝突確率が 1% を超えると推定されています。したがって、この小惑星は、国連が承認した 2 つの小惑星対応グループ、国際小惑星警報ネットワーク (IAWN: International Asteroid Warning Network) と宇宙ミッション計画諮問グループ (SMPAG: Space Mission Planning Advisory Group) を活動させるために必要なすべての基準を満たしています。

NASA が議長を務める IAWN は、小惑星の追跡と特性評価に関与する国際組織間の調整を担当しています。適切と判断されれば、IAWN は小惑星衝突の影響の分析と必要な対応策の立案において世界各国の政府を支援するための戦略を策定します。

ESA は IAWN のメンバーであり、現在、追加の観測を調整し、リスク評価を定期的に更新しています。

この小惑星の軌道は偏心しているために細長くなっています。現在、ほぼ直線的に地球から遠ざかりつつあるため、軌道が時間の経過とともにどのように曲がるかを調べても、軌道を正確に決定することは困難です。

今後数ヶ月で、この小惑星は地球から見えなくなり始めます。この間、ESA は、より高性能な望遠鏡による小惑星の観測を調整し、最終的にはチリにあるヨーロッパ南天天文台(European Southern Observatory)の超大型望遠鏡(Very Large Telescope)を使用して、できるだけ多くのデータを収集します。

2032 年に衝突する可能性を完全に排除できるようになる前に、小惑星 2024 YR4 が視界から消えてしまう可能性があります。この場合、小惑星は 2028 年に再び観測可能になるまで ESA のリスク・リストに残る可能性があります。

ESA が議長を務める宇宙ミッション計画諮問グループ SMPAG は、国際的な情報交換を促進し、共同研究と共同ミッションの機会を作り、小惑星 2024 YR4 に関する地球近傍物体の脅威緩和計画活動を実施する責任を負っています。

グループは、来週ウィーンで予定されている会議で次のステップを決定します。小惑星の衝突確率が 1% の閾値を超えたままであれば、SMPAG は国連に勧告を行い、潜在的な危険に対する探査機を使う対応のさまざまな選択肢の評価を開始する可能性があります。
 
——
 
 

サントリーニ島近くで地震頻発、噴火を懸念 — ギリシャ

 
アトランティス伝説と結びつけられることもあるサントリーニ島(地図) の北東で、1月28日以降、最大 M3.0 に達する地震が 130回以上観測されています。ギリシャ政府は常設科学監視委員会による緊急会議を招集し、火山噴火のリスク評価をおこないました:
 
以下は記事の概略です ——
 
ギリシャ火山弧の常設科学監視委員会によると、地震はサントリーニ島の北東約 25km に集中しており、震源の深さは 25km から 5km の範囲です。揺れはサントリーニ島北部、主にイアで最も強く感じられました。

群発地震の発生場所から、サントリーニ島の北東 6.5km にあるコロンボス海底火山(Kolumbos submarine volcano)が関与している可能性が示唆されています。コロンボス火山は、サントリーニ島の火山群の一部で、1650年に起きた大噴火で知られ、火砕流、津波、ガス放出により甚大な被害と死者を出しました。

この火山は現在も活動中で、熱水活動と定期的な群発地震が発生しているため、この地域の監視の重要な対象となっています。地震活動がコロンボス断層系とカメニ断層系(Kolumbos and Kameni fault systems)に沿った地殻応力によるものか、より深部のマグマ・プロセスによるものかを判断するための調査が進行中です。

2011年から 2012年にかけての火山活動では、サントリーニ山頂下の浅所にマグマが貫入したことにより広範囲で地震が発生、温泉でガス放出が増加し、カルデラが水平方向に 12cm 拡大しました。このときは噴火には至りませんでしたが、当局は監視ネットワークと緊急対応計画を強化することになりました。
 
サントリーニ島が最後に噴火したのは 1950年で、小さな溶岩ドームと爆発的な活動が発生しました。これまでの噴火は、1939年から 1941年、1928年、1925年から 1926年、1866年から1870年に発生しており、火山爆発指数(VEI)は 2 から 4 でした。記録されている最も強力な噴火は、VEI 7と推定され、紀元前 1610年頃に発生しました。

この地域の火山活動は、アフリカ・プレートがユーラシア・プレートの下に沈み込むことによって発生しており、島は厚さ 25km を超える大陸地殻の上にあります。サントリーニ島の北東 6.5 km に位置する海底活火山であるコロンボスは、海底噴火の可能性を調査する上で重要な場所です。

——
 
 
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近畿圏中心領域大型地震 (続報-318)

 
八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田嘉男氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 1月30日14:00 付けで「続報 No.385」(PDF形式)を出しています。
 
前回の更新情報の概略 ——

今後、変動出現が観測されなければ、2月4日±2日、特に 2月4日または 2月5日に対応地震発生の可能性が考えやすい。

今回の更新情報の概略 ——

現況(図1参照) —
  • 1月19.7日に CH32 観測装置の特異変動が静穏化。
  • 1月25.0日を中心に CH20 観測装置と CH26 観測装置に PBF 特異が再出現。
  • 同じ時期から CH32 の基線に弱い特異変動が再び出現するようになっている。
 考察 —
 
ステージ 29 が示した 1月26日±3日に対応して、1月25.0日に PBF 特異の極大が出現した、この極大から CH32 に特異変動が継続出現していると解釈できる → 1月25日からステージ 30 に入ったと認識。

1月25.0日 の PBF 特異変動の極大は、ステージ 29 が示したステージ 30の極大であり、また 2024年12月6.0日極大に対する直前変動である可能性がある(No.1778 前兆群では以前にも同様な関係が現れたケースあり)。

2月4日±2日に対応地震が発生する場合、1月25日極大に対して 2月1.8日±1日に現在出現している CH32 の特異変動が静穏化することが計算できる。

2月3日時点で CH32 の特異変動が継続、または 2月4日±2日に極大の出現がない場合は、2月4日または 5日に地震発生の可能性がある。


[注]特異変動については『FM(VHF帯域)電波電離層モニター観測による「地震・火山の予報」解説資料』(PDF形式)の 9ページを参照してください。


推定日2月4日±2日
2月4日または 2月5日の可能性が考えやすい
2月2日までに CH32 の特異変動が静穏化する場合に限る
2月3日時点で継続または 2月4日±2日に極大出現の場合は再考
推定時間帯 09:00±2時間 または 18:00±3時間
前者の可能性が若干高い
推定震央領域

続報 No.385」所載の図3参照
太線領域内=大枠推定領域
斜線領域=可能性が考えやすい推定領域
震央が火山近傍領域である可能性が高い
弧線A~B以南の可能性は低い

直近で噴火の可能性が考えられる前兆変動はないので、現状では震央近傍火山の噴火の可能性は考えにくい。今後噴火変動が観測された場合は続報予定。
推定規模 主震:M8.0 ± 0.3
複合の場合:M7.3±0.3 + M7.1±0.3 など
余震を含まない大型地震の断層長が合計で約110〜150km 程度となるような複合地震活動の可能性
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震
 
 
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
 
 
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