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2026年7月22日水曜日

十勝岳が噴火


7月15日付「十勝岳近くで M3.3、最大震度 1」の続報です。
 
7月22日11時07分ごろ、十勝岳(地図)が噴火しました。同山では 6月18日に噴火警戒レベルが「1(活火山であることに留意)」から「2(火口周辺規制)」に引上げられていました。 

「十勝岳では、本日(22日)11時07分頃、62-2 火口で噴火が発生しました。噴火に伴い、火山性微動が約 45秒間観測され、避難小屋観測点で噴出に伴うと推定される最大 0.76Pa の空振を観測しています」:
十勝岳が噴火したのは 2004年以来 22年ぶりです。気象庁の資料によると、2月25~26日にごく小規模な噴火、4月9日、12日、19日に火山性微動発生、4月19日に 62-2 火口から火山灰混じりの有色噴煙、11月にも火山性微動発生、となっています。
 
上記の一連の火山活動の後、2004年末にかけて、北海道では震度 5強の地震が 3回発生しています: 
  • 11月29日 釧路沖 M7.1 津波あり
  • 12月6日 釧路沖 M6.9
  • 12月14日 留萌地方南部 M6.1 
 
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2026年7月21日火曜日

鶴見岳の山体周辺で地震急増 (続報)


7月17日付「鶴見岳の山体周辺で地震急増」の続報です。鶴見岳(地図)周辺の地震活動は低下しています。

「鶴見岳では、17日11時から 14時にかけて山頂の西 2km 付近の深さ約 5km を震源とする地震が増加しました。これらの地震のうち、一部では鶴見岳付近において体に感じるわずかな揺れが確認されています。その後、同日 14時以降は減少し、18日03時以降は発生していません」:

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2026年7月17日金曜日

鶴見岳の山体周辺で地震急増


7月17日、大分県の鶴見岳(地図)で、山体周辺を震源とする地震が急増しています。
 
「鶴見岳では、山頂の西 2km 付近の深さ約 5km を震源とする地震が増加し、本日(17日)11時から 12時30分までに 79回(速報値)発生しています。鶴見岳付近の浅い場所で発生する地震や火山性微動は観測されていません」、「震源が鶴見岳に近いことから、火山活動が変化する可能性も考えられます」: 
 
17日18時現在、地震数は 214(速報値)に達しています。 

 
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2026年7月15日水曜日

十勝岳近くで M3.3、最大震度 1


十勝岳の噴火警戒レベルが「2(火口周辺規制)」に引上げられてから 1ヶ月ほどになりますが、7月12日23時13分、十勝岳山頂から南東に 6.8km の地点を震央とする有感地震が発生しました。震央地名は「十勝地方北部」、規模は M3.3、深さ 8km、最大震度 1 でした(震央地図)。12日には、ほぼ同じ場所で M0〜M3 クラスの地震が 31回発生しています。13日は 19回、14日は 3回と減少しています。


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2026年7月14日火曜日

ビスマルク海で M6.4


日本時間 7月13日17時53分、ビスマルク海で M6.4、震源の深さ 10km の地震が発生しました(震央地図)。横ずれ断層の活動による地震と思われます(震源球)。
 
ビスマルク海では 5月初旬からティータン・リッジ(地図)で海底噴火が始まりましたが、今回の地震の震央は噴火地点から約 90km 離れています。火山活動については、Global Volcanism Program に以下のような記述があります ——

ラバウル火山観測所(RVO)の報告によると、6月15日から 7月3日までの期間、ティータン・リッジ(Titan Ridge)における噴火活動は極めて低いレベルで推移しました。1ヶ月以上にわたり地震活動は観測されず、1日あたりの水中音響信号の数も10回未満でした。変色水の小規模なプルームが継続して発生し、南および南西方向へ流されました。7月2日には、噴火地点から単発の蒸気噴出が見られ、北東方向へ数キロメートル流されました。北方に位置するアドミラルティ諸島に影響を及ぼしていた大規模な軽石の集積(軽石ラフト)は分裂・拡散しましたが、一部の海岸には依然として軽石が残っています。また、波の影響を受けにくい一部の海域には、小規模または薄い軽石の浮遊帯が残存しています。

——


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2026年7月11日土曜日

富士山「予兆あれば数時間で噴火おそれも」


テレビ静岡』の記事です。富士山の登山シーズンが始まったことから、「富士山は火山である」と注意喚起する内容です。静岡大学名誉教授・小山真人氏(火山学)が解説しています。
 
「富士山の場合、(噴火警戒レベルを)上げていく時に 2は使わない。火口の場所が分からないので 2は使わない。1から 3に上がるが、その前に火山の“解説情報”が出る」、「とくに気をつけるべきは、“臨時”で出される情報」、「考えやすいのは地下の低周波地震活動が高まって終わらず、さらにマグマが上昇してくると、浅い部分、地下数 km くらいで地震活動が起きてきて噴火に至るのが一番考えやすいシナリオ」、「前兆的な地震が起き始めて数時間以内に噴火はあり得る」: 

2026年7月8日水曜日

火山の「信号機」


京都大学の発表です。
 
地震活動の統計量「b値」の変化を緑・黄・赤の信号機に置き換え、火山の地下にたまる応力の状態と噴火の切迫度を準リアルタイムで評価する手法「火山信号機警報システム(VTLAS:ブイトラス)」を開発し、地質環境の異なる世界の火山で系統的に検証したという内容です:

2026年7月4日土曜日

富士山に変化なし



NHK ONE の記事です。震度 6弱の地震の影響が気になる富士山ですが、「地震後も変化は見られない」とのことです。
 
「山体の直下で起きる『深部低周波地震』は、体に感じない程度の弱い揺れで、回数が増えると、火山活動の高まりの兆し」「富士山ではふだん、数日おきに数回程度起きていますが、地震の発生した先月26日から今月1日までは1回と、活動は低調」(山梨県富士山科学研究所・吉本充宏研究部長):

富士山の深部低周波地震のグラフは以下のページにあります:

2026年7月3日金曜日

イエローストーンの間欠泉が「異常」噴出 (続報-187)

 
米国イエローストーン国立公園(地図)の 2026年6月の状況です。
 
ノリス間欠泉盆地のスティームボート間欠泉(地図)の噴出はありませんでした:
 
日付(現地時間) 間隔(日)
1
2月27日 58
 
  
ノリス間欠泉盆地のエキヌス間欠泉(Echinus Geyser)は、2020年12月以来噴出が途絶えていましたが、今年 2月に活動を再開し約 40回の噴出が発生しました。3月は 1回、4月は 4回、5月は 2回、6月は 1回の噴出でした。 
 
6月の地震活動は平常のレベルでした。118回の地震が観測され、最大は 6月7日に発生した M2.4 でした。3つの群発地震がありました — (1)6月6日から9日にかけて 25回、(2)6月14日から15日にかけて 16回、(3)6月22日から25日にかけて 20回の地震が発生しました。
 
2025年7月に始まったノリス間欠泉盆地の南に位置するカルデラ北縁部を中心とした隆起は 2026年1月中旬までに停止しました。
 
イエローストーン・カルデラ(地図)では、2025年12月以降、隆起や沈降は観測されていません。
 
 
 

2026年7月2日木曜日

岩手山で山体膨張、火山性地震増加


「岩手山(地図)では、山体膨張を示すと考えられる地殻変動が認められます。この地殻変動に伴い山頂付近を震源とする火山性地震が増加しています」:
 
グラフで見ると、5月の末ごろから地震が増加しているようです:

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2026年6月27日土曜日

イエローストーンで熱水爆発、新熱水プール形成

 
現地時間 6月13日早朝、イエローストーン国立公園内のビスケット盆地(Biscuit Basin、地図)で熱水爆発があり、沸騰した湯で満たされた長さ 18.5m の亀裂を含め、新たに 3つの噴出口が開きました。その後、爆発のあったエリアに円形の陥没地形が形成され、沸騰に近い温度の水で満たされました。6月18日には、この新しい円形の熱水プールから、高さ約 6〜9m の間欠泉のような熱水の噴出が観測されました。ビスケット盆地は立ち入り禁止となっています:
 

2026年6月21日日曜日

阿蘇山の噴火警戒レベル引き上げ


6月21日16時00分、阿蘇山(地図)の噴火警戒レベルが「1(活火山であることに留意)」から「2(火口周辺規制)」に引き上げられました。主な理由は、火山性微動の振幅が大きくなっていることと、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が多い状態となっていることです。
 
「本日(21 日)09 時頃から火山性微動の振幅が増大し、中岳西山腹観測点南北動成分の 1分間平均振幅が 1.5μm/s を超え、やや大きな状態となりました」、「気象庁機動調査班(JMA-MOT)が本日実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が1日あたり 1,700 トンと増加し、やや多い状態でした」:

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2026年6月18日木曜日

十勝岳に噴火警報、警戒レベル引きあげ ― 北海道

 
6月18日11時00分、十勝岳(地図)の噴火警戒レベルが「1(活火山であることに留意)」から「2(火口周辺規制)」に引上げられました。 
 
「62-2 火口及び振子沢噴気孔群付近では、噴煙・噴気の高さの増大、火山ガス(二酸化硫黄)放出量の増加、発光現象の多発、振子沢噴気孔群の高温化など熱活動のさらなる高まりが認められており、16日から 17日に実施した現地調査でも熱活動が活発な状態を確認しました」、「3月以降、GNSS 連続観測で山体付近のやや深部の膨張を示唆する基線の伸びが継続しています」:
 
道東の雌阿寒岳(地図観測データ)に続いて道央の十勝岳が活発化したとなると、震源に近い火山から活発化するという琉球大学の木村政昭名誉教授の理論にしたがえば、北海道東方沖の千島海溝や日本海溝での地震の前兆ということになりますが、どうでしょうか。 


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2026年6月16日火曜日

溶岩噴泉と竜巻 — ハワイ


断続的に噴火を続けているハワイのキラウエア山の山頂火口で 6月14日に撮影された溶岩噴泉と竜巻(whirlwind、塵旋風)の動画です:
 

Episode 49 producing an impressive volnado.

[image or embed]

— @ztresearch.bsky.social (@ztresearch.bsky.social) 2026年6月15日 10:11
 
 
こちらは、竜巻に巻き込まれたカメラの映像です。巻き上げられた火山灰や火山礫が画面を横ぎります:
 
 
 

2026年6月12日金曜日

ビスマルク海で海底噴火 (続報-2)


5月23日付「ビスマルク海で海底噴火 (続報)」の続報です。
 
ビスマルク海での海底噴火が続いています。これまで噴火地点には名前がありませんでしたが、地元部族の名前から「ティータン・リッジ(Titan Ridge、pronounced Tee-Tahn)」と名付けられました。近隣の島では、漂着した大量の軽石によってボートが使えなくなり、食料の調達などに支障が出ているようです:
 
以下は、スミソニアン協会/米国地質調査所による火山活動週間報告と、その抜粋です:
ラバウル火山観測所(RVO)の報告によると、ティータン・リッジでは 6月4日から 9日にかけて噴火が続いた。6月4日から 8日にかけて 1日あたりの水音響信号の回数は減少したが、6月9日にはわずかに増加した。強風の影響により、幅は狭いものの濃密な水蒸気噴煙が、低高度で北西方向に約 50km 流れた。主噴煙のすぐ南西の海域からは、断続的に小規模な噴煙が立ち上った可能性がある。1日あたりの音響イベント数は減少したものの、噴煙周辺の熱異常は強まった。
 
厚く広範囲に広がる浮遊軽石が、アドミラルティ諸島(地図)の海岸に引き続き打ち上げられた。ある報道記事によると、大量の軽石がマヌス島(地図)の南海岸に漂着し、ボートでのアクセスが困難または不可能になったという。ある観測者によると、浮遊する軽石の集団の一つは、幅約 3km、長さ 5km、厚さ約 5m であったという。これらの軽石はサンゴ礁や海藻を覆い、魚の死をもたらした。

マナス島の南岸はティータン族の主要な居住地とのことです。


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2026年6月5日金曜日

イエローストーンの間欠泉が「異常」噴出 (続報-186)

 
米国イエローストーン国立公園(地図)の 2026年5月の状況です。
 
ノリス間欠泉盆地のスティームボート間欠泉(地図)の噴出はありませんでした:
 
日付(現地時間) 間隔(日)
1
2月27日 58
 
  
ノリス間欠泉盆地のエキヌス間欠泉(Echinus Geyser)は、2020年12月以来噴出が途絶えていましたが、2月に活動を再開し約 40回の噴出が発生しました。3月は 1回、4月は 4回、5月は 2回の噴出でした。 
 
5月の地震活動は平常のレベルでした。45回の地震が観測され、最大は 5月21日に発生した M2.0 でした。群発地震の発生はありませんでした。
 
2025年7月に始まったノリス間欠泉盆地の南に位置するカルデラ北縁部を中心とした隆起は 2026年1月中旬までに停止しました。
 
イエローストーン・カルデラ(地図)では、2025年12月以降、隆起も沈降も確認されていません。
 
 
 

箱根山で地震増加


6月3日、箱根山で地震が 15回観測されました。有感地震も 1回観測され、暫定値で M3.0、深さ 4km、最大震度 1でした(震央地図)。6月4日は 0回、5日も 09時時点で 0回ですので、一時的な増加と思われます。箱根山の 1日あたりの地震数は 0回のことが多く、多い日でも数回程度です(回数表)。

2026年6月1日月曜日

十勝岳で火山性地震増加、発光現象も


5月31日01時ごろから、十勝岳(地図)では 62-2 火口付近のごく浅い所を震源とする火山性地震が増加しています。地震回数は 5月31日に 63回、6月1日は16時までに 39回(速報値)となっています。火山性微動は 5月26日と30日に各1回発生しています。また、62-2 火口では発光現象が時々認められています:

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2026年5月28日木曜日

火山噴火と大火球 — フィリピン


現地時間 5月25日22時33分、噴火中のマヨン山地図)上空に非常に明るい火球が出現しました。火球は隕石として地表に到達した可能性が取り沙汰されましたが、フィリピン科学技術省(DOST)の管轄下にあるフィリピン火山地震研究所(PHIVOLCS)は「火山周辺の地震、超低周波音、その他のカメラ映像を分析した結果、火球は大気圏内で分解し、マヨン山の斜面には衝突しなかったことが判明した」としています。
 
以下の記事には、フィリピン火山地震研究所(PHIVOLCS)が撮影した白黒の動画と、ライブ配信専門の afarTV が撮影したカラーの動画が掲載されています。後者の動画では、火球が消えたのち、山麓から小さな光点が画面右上隅に向かってゆっくりと上昇していく様子が捉えられています。afarTV によると、これは人工衛星の光であり、火球とは無関係だと考えられています:

A livestream of a volcano in the Philippines captured a meteor crashing to Earth today. What are the odds? Mayon Volcano, Location: Albay, Luzon, Philippines

[image or embed]

— Michael LaFrance (@mlafrance.bsky.social) 2026年5月26日 3:13