12月7日05時42分(日本時間)ごろ、米国アラスカ州南東部、カナダのユーコン・テリトリーとの境界付近で M7.0、震源の深さ 10km の地震がありました(震央地図)。震央近傍では日本の震度階で震度5強から6弱程度の揺れがあったと見られていますが、人口希薄な地域であるためか、今のところ人的被害などの報道はみられません。(図は USGS の資料より)
以下は、米国地質調査所(USGS)による "Tectonic Summary" からの抜粋です(DeepLによる翻訳結果を部分的に修正) ——
アラスカ州ヤクタット(Yakutat)半島付近、かつ米国とカナダの国境付近で発生した. M7.0 の地震は、太平洋プレートと北米プレートの境界付近における斜めすべりによって発生した。この地震のメカニズムは、フェアウェザー(Fairweather)断層付近における逆断層運動と右横ずれ運動の組み合わせと整合的である。フェアウェザー断層は当該地域における主要なプレート境界断層であり、カナダ西海岸沖の大部分に沿って延びるクイーン・シャーロット(Queen Charlotte)断層の北部に位置する。アラスカ中南部では、フェアウェザー断層、クイーン・シャーロット断層は、複雑な構造と地震活動を示すヤクタット(Yakutat)ブロックと呼ばれる地域において、アラスカ・アリューシャン列島沈み込み帯へと移行する。この地域の地震は、複雑な構造的相互作用を示す多様な断層様式と深度を呈する。
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