11月上旬に三陸沖で発生した群発地震(最大は 11月9日17時04分の M6.9、深さ 16km)について、八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が予報していたことが、同氏が 12月5日に公開した「続報 No.426」(PDF形式)で明らかにされています。以下にその部分を引用します ——
東北沖での大型地震の可能性前兆変動が観測され、多数の観測情報を配信しました。結果は三陸沖での群発的プレート境界型地震でしたが、通常地震経験則で発生時期を推定致しましたが、前兆変動初現~変動極大に至る日数の半分の日数を極大日に加算する「群発地震経験則」(この場合は11/8±2発生となる)での発生となりました。推定した地震活動はトータルで断層長約350kmを推定致しましたが、実際は11/8~11/12までで各地震の断層長計320kmほど(Log Lkm=0.5M-1.8 Utsu.式使用)で綺麗に調和致しました。その後、再び前兆変動が観測されていますが本HPでは公開できません。E-mail・FAXで配信の観測情報では公開しています。
上記の予報が配信されたのは、観測情報配信の「公開実験」(串田氏の観測研究を支援するために有料)に参加している方々のみで、一般には公表されていません。
「その後、再び前兆変動が観測されています」とあるのは、一昨日 12月8日23時15分に青森県東方沖で発生した M7.5、深さ 54km、最大震度 6強の地震に対応しているのかもしれません ;-)
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