八ヶ岳南麓天文台の串田嘉男氏といえば、今は地震予報の研究者としての方が有名な感がありますが、同氏が 1994年に発見した串田彗星(144P/Kushida)が 1月25日に近日点を通過し、おうし座で明るくなっています(写真、写真)。 明るいと言っても 9等〜10等の光度ですので、肉眼で見ることはできませんが。
串田彗星は串田氏が発見した 2つ目の彗星です。公転周期 7.48年の短周期彗星で、近日点は火星軌道の内側、遠日点は木星軌道の外側にあります。今回が発見後 5回目の回帰です。串田氏は 50個を越える小惑星も発見しています。
#Comet P144/Kushida is reaching max brightness of about mag 9-10 as it passes through Taurus. Astrophotographers may get a chance at this one. It is best seen in the early evening after sunset. pic.twitter.com/jXctg2iGyL
— Tony Dunn (@tony873004) February 8, 2024
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