2月3日付「新たな噴火が迫る — アイスランド」の続報です。
2月8日、アイスランドのレイキャネス半島で新たな噴火が始まりました。以下はアイスランド気象局の発表の概略です ——
▼ 2月8日 07時50分(日本時間 8日 16時50分)発表
今朝5時30分、シーリンガルフェル(Sýlingarfell)山の北東で激しい地震活動が始まり、約30分後に同じ場所で噴火が始まった。噴火による亀裂は最初の数分間で北と南の両方に伸びた。沿岸警備隊が撮影した上空からの画像によると、噴火は 2023年12月18日の噴火と同様の場所で起こったとみられる。亀裂の長さは約 3kmである。
現時点ではほとんどの溶岩は西に向かって流れており、その流量は昨年 12月18日の噴火開始時よりもわずかに少ないようである。溶岩噴水の高さは約 50 ~ 80m に達し、噴煙は亀裂の上空約 3 km まで上がっている。
▼ 2月8日 17時15分(日本時間 9日 02時15分)発表
噴火の勢いは衰え続けている。 現在、亀裂上の 2 ~ 3 か所で噴火が起きている。 13時から14時の間に始まった爆発的な活動は現在ほぼ終息し、亀裂の一部から小規模な対流雲が上昇している。
噴火の勢いが弱まるのと同期して、地下にマグマが貫入している地域で検出された地盤変形を示す兆候は減少し、マグマが以前ほどの圧力を受けて上昇していないことを示している。 噴火開始後すぐに地震活動は大幅に減少し、これまでのところ小規模に留まっている。 今朝 08:00 以降は、マグマ貫入地域上で約 20回の小さな地震が検出されている。
噴火の勢いが弱まるのと同期して、地下にマグマが貫入している地域で検出された地盤変形を示す兆候は減少し、マグマが以前ほどの圧力を受けて上昇していないことを示している。 噴火開始後すぐに地震活動は大幅に減少し、これまでのところ小規模に留まっている。 今朝 08:00 以降は、マグマ貫入地域上で約 20回の小さな地震が検出されている。
衛星写真によると、溶岩流は噴火場所から西へ約 4.5km 離れた地点まで到達している。今日流れ出した溶岩流の一部は、2023年12 月に形成された溶岩流の上を流れている。
Fyrstu myndir af eldgosinu úr þyrlu. Sprungan er norðaustan af Sýlingarfelli, um þriggja kílómetra löng úr norðri til suðurs. Hraun rennur mest til vesturs. pic.twitter.com/0Om1uTl96w
— Fréttastofa RÚV (@RUVfrettir) February 8, 2024
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