11月17日昼すぎ、小惑星〝2023 WA〟が地球と月の近くを通過します。地球への接近距離は 0.071 LD(2万7379 km)です。これは地球の中心からの距離なので、地球の半径を差し引くと、地表からの高度は約 2万1000km になります。気象衛星などの静止衛星よりも低いところを通過して行きます。
ちなみに、静止衛星の軌道よりも低いところを通過する小惑星を "geosynchronous-violating asteroid" と呼ぶようです。
2023 WA | (2023年11月16日付予報) |
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接近日時(日本時間) |
(地球)11月17日 12:41 (月)11月17日 15:57 |
接近日時 誤差 |
(地球)± 2 分 (月)± 2 分 |
接近距離 | (地球)0.071 LD (月)0.750 LD |
推定直径 |
5 ~ 12 m |
対地球相対速度 |
18.0 km/s ≅ 6万5000 km/h |
初観測から地球接近まで | 1 日 |
次の地球接近 | 2033年12月12日ごろ |
公転周期 | 733 日 ≅ 2.01 年 |
分類 |
アポロ群 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
Newly-discovered #asteroid 2023 WA will pass closer than our geostationary satllites tonight. It will brighten to magnitude 12.2, which makes it a nice target for amateur astrophotographers. @Unistellar
— Tony Dunn (@tony873004) November 16, 2023
It is 4-12 meters wide. pic.twitter.com/rvWpV7d40z
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
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