『現代ビジネス』の記事です。背弧海盆である日本海の形成史と日本海で起きる地震のメカニズムについて、専門家にインタビューしています。
「日本海で起きる地震は東北側と西南側でタイプが異なる」「東北側は逆断層タイプ、西南側は横ずれ断層タイプが多い」、「(日本海形成についての 2つの主要な仮説である)『横ずれモデル』と『観音開きモデル』のどちらが正しいのか、あるいはそれ以外の説明も可能なのか」、「日本海には、引きちぎられて薄くなった大陸の残骸部分と、新しくできた海洋プレートの両方が存在しています」、「太平洋プレートが日本列島を西へ押す力による歪みが、いまは日本海東縁に集中していると考えられています」、「日本海の歪み集中帯では、逆断層型の地震が多く起きています。2024年1月の能登地震も、基本的には逆断層型だと考えられます」、「日本海東縁に本当にプレート境界があるかどうかは明らかになっていません(中略)現在はどの自治体も(海溝型ではなく)活断層型地震を前提として津波の被害想定を行っています」: