2020年1月13日月曜日

タール山が噴火 — フィリピン


1月12日午後、フィリピンのルソン島南部にあるタール山(地図)が大規模な水蒸気爆発を起こし、噴煙が 16.8km の高さに達しました。マグマが直接関与している可能性を指摘する報道もあります。多数の火山雷が発生しています。

PHIVOLCS(フィリピン火山学・地震学研究所)は、5段階ある噴火警戒レベルを上から2番目のレベル4に引き上げました。地元行政当局は火口から 14km を立ち入り禁止とし、周辺住民約8000人に避難を勧告しています。タール山は首都マニラの南約 60km にあり、航空当局はマニラ国際空港を発着するすべての航空機の運航を禁止しています。

タール山の噴火は 1977年以来、43年ぶりです。同山はタール湖の中にある火山で、噴火の規模によっては津波の発生も危惧されています。 1965年の大規模噴火では、火砕サージと津波が発生しています。

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