2020年1月11日土曜日

新種の小惑星を発見


1月4日に初めて観測された小惑星が同8日に確認され、〝2020 AV2〟という仮番号を付与されました。この小惑星は、その軌道が完全に金星の軌道の内側に入っているというこれまでにないタイプで、Vatira-class(バティラ群)に属する小惑星の第1号です。公転周期は151日、推定直径は約2kmとされています:

地球の軌道よりも内側にある天体の観測は太陽の明るさに妨げられるために困難で、その軌道が完全に地球軌道の内側に収まる小惑星(Atira-class、アティラ群)はこれまでに21個しか発見されていません。 今回の発見は、地球から見て 2020 AV2 が太陽から最も離れる西方最大離角付近にある時になされました。