キラウエア山の山頂では爆発的噴火が繰り返し発生していますが、マグニチュード 5.0 の地震に相当する規模のものが含まれています:
- M 5.0 Volcanic Explosion - 7km WSW of Volcano, Hawaii 2018-05-17 04:15:30 UTC
- M 5.0 Volcanic Explosion - 6km SW of Volcano, Hawaii 2018-05-17 14:04:10 UTC
- M 5.0 Volcanic Explosion - 3km W of Volcano, Hawaii 2018-05-19 09:58:33 UTC
注目したいのは爆発的噴火の発震機構解です。通常の地震とはかなり異なっています。爆発現象と断層の運動では違いがあって当然ですが、以下のツイートもその点を指摘しています。ツイートしているのはカリフォルニア州立工科大学ポモナ校の地球物理学の教授です。「目玉焼き形のフォーカル・メカニズムに注目。一連のイベント(爆発的噴火)が断層面の単純な滑りとは合致しないことを示している」:
Updated pages by @usgs_seismic for Kilauea's summit explosions, equivalent to M5.0 earthquake. Note “fried egg” focal mechanisms, denoting events that do not correspond to simple slip on fault plane: https://t.co/SpyGzQbSjx…https://t.co/SpyGzQbSjx…https://t.co/SpyGzQbSjx… pic.twitter.com/jIdNlMynJ2— Jascha Polet (@CPPGeophysics) May 19, 2018
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