2018年3月11日日曜日

泥火山の噴出相次ぐ ― トリニダード・トバゴ、アゼルバイジャン


2月12日夜、翌13日午前0時20分、同4時52分にトリニダード島にあるデビルズ・ウッドヤード公園(「悪魔の製材所」、地図)で泥火山の噴出があり、住民が避難したとのことです。直径45m以上にわたって泥や粘土が噴出しました:

3月1日、アゼルバイジャンの首都バクー(地図)近郊にある世界最大規模のトラガイ(Turaghai)泥火山から大量の粘土が吹き出しました:

トリニダード・トバゴとアゼルバイジャンは、どちらも石油と天然ガスが豊かな地域にあります。

トリニダード・トバゴの北には小アンティル諸島が伸びています。オリンピックの入場行進で、聞いたことがないような国名を目にすることがありますが、その多くはこの小アンティル諸島にあります。

小アンティル諸島の東側には、大西洋では2カ所しかないと言われる沈み込み帯の一つがあり、大西洋の海洋底が沈み込んでいます。そして、この沈み込みに伴ってバルバドス・リッジと呼ばれる巨大な付加体が形成されています。この付加体は研究が進んでおり、「付加作用の教科書的位置を占めている」(木村学『プレート収束帯のテクトニクス学』、東京大学出版会)とのことです。

バルバドス・リッジの最も高いところは海面上に姿を現してバルバドス島(地図)となっています。日本列島は付加体の集合体とも考えられていますが、そうだとすると、その誕生初期にはこのバルバドス島のようなものだったのかも知れません。


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