2016年6月13日月曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-99)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が6月12日17:10付で更新情報を出しています:

更新情報のまとめです ――
  • 各観測装置の現状

    CH04(八ヶ岳) (記載なし)
    CH17(八ヶ岳) CH26のPBFに呼応して糸状特異が長時間出現; 終息
    CH20(八ヶ岳) 特異、終息
    CH21(八ヶ岳) やや強い特異状態、継続中
    CH26(八ヶ岳) 6月3日20時ごろから微弱なPBF出現、4日16時ごろから本格化、6月12日現在、強いスポラディックE層出現中のため識別困難
    CH29(八ヶ岳) (記載なし)
    CH34(八ヶ岳)(記載なし)
    A1(秋田)微弱なBT、ほぼ正常の範囲内
    A4(秋田)特異、終息
    K1(高知) 6月6日にBF出現; 6月10日に終息
    K6(高知) 6月6日にBF出現; 6月10日に終息
    K8(高知) 6月6日にBF出現; 1日で終息
    K9(高知) 6月7日にBF出現; 継続中

    (BT: 基線幅増大変動; BF: 基線のうねり変動; PBF: 連続・周期的な基線のうねり変動;)

  • 前兆が継続しているため、6月中の対応地震発生は否定

    • CH21: やや強い特異状態が継続中
    • CH26: スポラディックE層が強く出現しているため、識別困難

  • 第16ステージ(初現4月22日、極大5月9.5日)の出現状況を見直し

    • 5月9.5日を主極大、K1とK6にやや顕著なBFが出現した5月27.5日を副極大として、「主極大・副極大型」の経験則(注)を適用すると、7月15日±、7月20日±が算出される

      注: [主極大~発震]:[主極大~副極大]=3.7:1 (「3.7」は平均、主極大の尖度によって3~4の範囲)

    • CH17の特異が出現し始めた5月18.7日を初現、CH26のPBFの極大6月6.8日を極大とすると、7月12日±3日が算出される

    • 火山帯近傍地震前兆については、4月28日を初現とし、5月24日を極大とみなして通常の地震経験則を適用すると、7月11日±が算出される (ただし、火山帯近傍地震前兆に対して通常の地震で得られた経験則を適用したことはないので、推定根拠としては弱い)

  • 実際の前兆終息を確認した上で、推定をおこなう

  • No.1778前兆は2008年7月から継続出現。今年7月で観測歴上最長の継続期間(8年間)となる。地震前兆の継続期間は、数日から数ヶ月のものが多い

推定時期 実際の前兆終息を観測してから算出予定
(7月12日±3日の可能性もあるが、前兆終息まで発震の可能性はない)
推定時刻 午前9時±1時間(または午後6時±3時間)
推定震央領域 更新情報の地図参照
推定規模 M7.8 ± 0.5 陸域の浅い地震(深さ30km以浅)
(火山帯近傍地震前兆からはM6.7±0.5)


[付記] 6月12日7時54分ごろ発生した茨城県南部を震源とする地震(M5.0、深さ40km、最大震度4)について
  • 5月24日に高知観測点のK6にBF前兆が出現 → 6月5日±3日に千葉から茨城にかけての地域でM4.8±0.5と予報。発震時期のみ誤差大であった

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2016年6月12日日曜日

【追記あり】 近畿圏中心領域大型地震 (続報-98)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が6月11日22:10付で更新情報を出しています:

更新情報のまとめです ――
  • 各観測装置の現状

    CH04(八ヶ岳) (記載なし)
    CH17(八ヶ岳) CH26のPBFに呼応して糸状特異が長時間出現; 終息
    CH20(八ヶ岳) 特異、継続中
    CH21(八ヶ岳) 特異、継続中
    CH26(八ヶ岳) 6月3日20時ごろから微弱なPBF出現、4日16時ごろから本格化
    CH29(八ヶ岳) (記載なし)
    CH34(八ヶ岳)(記載なし)
    A1(秋田)微弱なBT、ほぼ正常の範囲内
    A4(秋田)特異、終息
    K1(高知) 6月6日にBF出現; 6月10日に終息
    K6(高知) 6月6日にBF出現; 6月10日に終息
    K8(高知) 6月6日にBF出現; 1日で終息
    K9(高知) 6月7日にBF出現; 1日で終息

    (BT: 基線幅増大変動; BF: 基線のうねり変動; PBF: 連続・周期的な基線のうねり変動;)

  • 6月11日22:10現在、CH21の特異が継続中 → 6月11日、12日の発生は否定

  • CH26のPBFについては、初現を6月3.4日、極大を6月6.8日に修正(初現については初期の微弱なPBF出現を算入; 極大については、極大時にPBFの変動周期が最も長くなるという過去例にもとづき認定)→ 6月13日±3日を算出

  • その他の前兆についても初現と終息の時期を若干修正 → 6月11日±3日、6月12日±3日を算出

  • 以上の計算と、過去例では最大誤差が±3日であることから、6月14日までは発震の可能性あり(ただし、CH21の特異が継続していることから12日と13日の可能性はない)。6月14日に発震の場合は、6月12日中に前兆終息の見込み

  • 火山帯近傍地震前兆についても、過去例の最大誤差が±3日であることを考慮すると、6月14日までは活動開始の可能性あり

  • 6月12日夜までに前兆が終息しなかった場合は、6月23日±の可能性。この場合、CH21の特異等は6月20日±まで継続の見込み

  • No.1778前兆の推定時期が6月23日±となる場合、火山帯近傍地震前兆は活動時期がNo.1778前兆とは調和しなくなる → 別の地震活動の前兆と見なすことになる(別領域の活動、あるいは同一領域で別時期の活動、群発経験則適用が誤り、などの可能性)

推定時期 6月12日に前兆終息の場合 → 6月14日
6月12日に前兆終息しない場合 → その後の前兆終息を確認して推定予定
推定時刻 午前9時±1時間(または午後6時±3時間)
推定震央領域 更新情報の地図参照
推定規模 M7.8 ± 0.5 陸域の浅い地震(深さ30km以浅)
または、M6.8±0.5を主とした中規模地震多発の可能性もある。



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2016年6月11日土曜日

ササが一斉開花 ― 愛知県設楽町


6月9日、愛知県設楽町(地図)の国有林でササの一種スズタケが開花しているのが見つかりました。10日には、「設楽町の段戸湖(地図)周辺約5000ヘクタールで『スズタケ』の花が一斉に開花したことを確認した」と研究者らが発表しました。「過去の文献によると、スズタケの一斉開花は1897年以来約120年ぶり」:

研究者は、「ササは開花した後、枯れてしまうことが分かっていて、(中略)一帯のササが枯れることで、今後、生態系にどんな影響を与えるのか調査したい」としています。

先月には隣の岐阜県でササの開花がありました:

前回スズタケの一斉開花があったという1897年以降の数年間に、愛知県とその周辺で大きな被害地震があったかを調べてみたところ、以下がありました。因果関係があるとは思えませんが参考まで:
  • 1899年3月7日 三重県南部 M7.0、奈良県吉野郡・三重県南牟婁郡で被害が大きく(中略)死7、全潰35、山崩れ無数。大阪・奈良で煉瓦煙突の破損が多かった。(国立天文台編 『理科年表』、丸善株式会社)

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2つの小惑星が地球に接近・通過


6月10日、2つの小惑星〝2016 LP10〟と〝2016 LY10〟が地球に接近・通過しました。両者ともアポロ群に属し、直径は前者が3~8m、後者が5~12mと推定されています。

接近時の地球との相対速度は、前者が秒速15.9km(時速約5万7000km)、後者が秒速6.9km(時速約2万5000km)と計算されています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2016 LP103~8 6月10日 03:32 0.19
2016 LY105~12 6月10日 11:55 1.81
(1LD=地球から月までの平均距離)

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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近畿圏中心領域大型地震 (続報-97)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が6月6日18:00付と6月8日17:00付で、2008年7月に始まったNo.1778前兆の更新情報を出しています:

2つの更新情報のまとめです ――
  • 各観測装置の現状

    CH04(八ヶ岳) (記載なし)
    CH17(八ヶ岳) CH26のPBFに呼応して糸状特異が長時間出現
    CH20(八ヶ岳) 特異、継続中
    CH21(八ヶ岳) 特異、継続中
    CH26(八ヶ岳) 6月4日16時ごろからPBF出現
    CH29(八ヶ岳) (記載なし)
    CH34(八ヶ岳)(記載なし)
    A1(秋田)微弱なBT、ほぼ正常の範囲内
    A4(秋田)特異、終息
    K1(高知) 6月6日にBF出現
    K6(高知) 6月6日にBF出現
    K8(高知) 6月6日にBF出現
    K9(高知) 6月7日にBF出現

    (BT: 基線幅増大変動; BF: 基線のうねり変動; PBF: 連続・周期的な基線のうねり変動;)

  • 現在、第16ステージ(初現4月22日、極大5月9.5日)。第15ステージの極大(4月20日)を交えて計算すると、すべて6月11日±を示す:

    • 極大(4月20日)~終息(高知K8:5月29日)→ 6月11日±
    • 初現(4月22日)~極大(5月9.5日)→ 6月11日±
    • 極大(5月9.5日)~終息(高知K1・K6:6月3日)→ 6月11日±

  • 八ヶ岳CH26: 6月4日16時ごろからPBF前兆が出現。対応領域にはNo.1778前兆の推定領域が含まれている。6月8日夕刻現在継続中。すでに100時間以上継続 → M7.6±に相当。

  • 八ヶ岳CH17: CH26のPBFに呼応して糸状特異が長時間出現。

  • 高知観測点K1・K6・K8・K9: 6月6日(K9は6月7日)に、CH26のPBFに呼応している可能性があるBFやPBFが出現。

  • 火山帯近傍地殻地震前兆が、熊本地震発生以降に出現。初現4月18日、極大5月24日、36日間継続。

    • 群発地震についての経験則([初現~極大]:[極大~活動開始]=2:1)にもとづくと、群発的複合地震活動が6月11日±から始まる可能性。場所は九州領域または近畿北陸領域。M6.7±0.5相当。

    • N0.1778前兆の推定領域(近畿北陸領域)と同じである場合 → 熊本地震類似の中規模地震多発活動の可能性

    • 九州領域の場合 → 九州地方の火山帯近傍での地震活動の可能性(ただし、熊本地震の前兆とは[極大~発生]日数も前兆形態も異なっている)

  • 火山帯近傍地殻地震前兆とは:

    • 基線が数十分~数時間かけて山型に変動

    • 変動面積と地震規模の間に相関が認められる

    • 2014年11月22日の長野県北部地震(M6.7)、2016年4月14日に始まった熊本地震(M6.6+M7.3)などで同型の前兆が現れた

    • 火山帯近傍領域で震源が非常に浅い(約3~10km)という特徴がある

    • 群発地震の経験則([初現~極大]:[極大~活動開始]=2:1)が熊本地震でも成立した

  • 6月4日から八ヶ岳CH26にPBFが出現しているため、各前兆の終息や継続を判断することが困難。No.1778前兆は、まだ静穏期に入っていない可能性も否定できない → すべての前兆が終息するのを確認してから最終的な発生日を計算する。4月16日を初現と認識し、5月9.5日を極大とすれば6月22日±の可能性もある。

推定時期 6月11日または12日
(6月12日の時点で前兆が継続している場合は、さらに先の発生となるため再考する)
推定発生時刻 午前9時±1時間(または午後6時±3時間)
推定震央領域 更新情報の地図参照 (わかりやすく更新されています)
推定規模 M7.8 ± 0.5 陸域の浅い地震(深さ30km以浅)
または、M6.7±0.5を主とした群発的中規模地震多発活動の可能性もある。


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2016年6月10日金曜日

小惑星 2016 LE10 が地球に接近・通過


6月9日午後5時43分(日本時間)、小惑星〝2016 LE10〟が地球に 1.18LD まで接近しました(1LD=地球から月までの平均距離)。

この小惑星は6月8日に発見されたもので、アポロ群に属し、直径は 10~23 と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は秒速12.2km(時速約4万4000km)と計算されています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2016 LE1010~23 6月9日 17:43 1.18


このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2016年6月6日月曜日

テンガイハタ4匹捕獲 ― 石川県七尾市


6月6日朝、石川県七尾市(地図)沖の定置網にテンガイハタの幼魚4匹が入っているのが見つかりました。「今まで1年に1匹か2匹獲れれば珍しいと言われていたが、4月以降、能登島周辺だけで40匹を超える幼魚が獲れている」:

七尾市では5月31日にもテンガイハタが定置網に入っています:

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小惑星 2016 LT1 が地球に接近


6月8日午前5時26分(日本時間)、小惑星〝2016 LT1〟が地球に 0.38LD まで接近します(1LD=地球から月までの平均距離)。

この小惑星は6月4日に発見されたもので、アポロ群に属し、直径は4~9mと推定されています。

最接近時の地球との相対速度は秒速7.5km(時速約2万7000km)と計算されています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2016 LT14~9 6月8日 05:26 0.38


現時点の接近予報では、±7分の誤差が見込まれています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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宏観異常情報の収集開始 ― 高知県 (続報-26)


高知県庁のウェブサイトに掲載されている宏観異常現象の表が、6月6日付で更新されています。5月分は気象現象で1件、地鳴りで1件でした。例によって具体的な報告内容は記載されていません:

1月はすべての分野で報告数が0件、2月は急増して「地鳴り」の報告が13件、3月は「地鳴り」の報告が2件、4月はすべての分野で0件でした。


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2016年6月5日日曜日

ユウレイイカ捕獲 ― 富山県富山市


6月4日、富山県富山市沖[注]の富山湾に設けられた定置網にユウレイイカがかかり、水揚げされました。体長約76cm。同県の魚津水族館によると、2008年、2010年、2014年に捕獲を確認しているとのこと。「非常に珍しいイカ」、「太平洋では水深200~600メートルに生息する」:

[注] 定置網の設置場所について、『読売新聞』は「富山市水橋地区の沖合」(地図)、『チューリップテレビ』の記事は「富山市の四方沖」(地図)としています。


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