火星探査車キュリオシティに想定外の事態が起こりました。4月25日、キュリオシティは、アタカマと名付けられた平たい岩(直径約 45cm、厚さ約 15cm、重さ約 13kg)に対して、ロボティック・アームの先端のドリルを使ってサンプルを採取しました。
採取が終わってアームを格納しようとしたところ、アタカマ全体がドリルと一緒に地面から持ち上がってしまいました。過去には、ドリルによって岩石の表層が破砕されたり、剥離したりすることはありましたが、岩石がドリルに付着したままになったのは今回が初めてとのことです。
キュリオシティを担当するチームは、当初、ドリルを振動させて岩を振り落とそうと試みましたが、変化は見られませんでした。その後、4月29日、キュリオシティのロボティック・アームの向きを変え、再びドリルを振動させてみましたが、アタカマから砂が落下する様子はあったものの、岩は付着したままでした。
そして 5月1日、キュリオシティのチームは岩をふるい落とすことを再び試みました。ドリルをさらに傾け、回転させ、振動させ、ドリル・ビットを回転させました。チームはこれらの動作を複数回繰り返す予定でしたが、岩は最初の試みで外れ、地面に落下して砕けました。
以下の記事には、上記の試みを撮影した GIF 動画が 2本掲載されています:
動画では、アタカマがドリルと一緒に持ち上げられたことによって、それまで岩の下に隠れていた地面が見えるようになっています。地球では、このくらいの大きさの岩を持ち上げると、岩の下に潜んでいた生き物が姿を表すのですが ・・・
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