2024年1月9日火曜日

能登半島地震: 地震前夜の赤い空

 
地震の前兆だったのか定かではありませんが ・・・
自宅に向かって車を走らせていると、深夜1時だというのに空が真っ赤に染まっていることに気づく。

「あれは何? 火事?」 家族とそんな話をしながら、車を停めて空の写真を撮影した。この赤い空の原因はいまだにわかっていなくて、これが翌日の地震に関係しているのかもわからない。

ただ、地震が起こる12時間ほど前、富山から見た石川方面の空が赤く染まっていたのは事実。
 
 
 

2024年1月7日日曜日

人工知能は大地震を予測するのに役立つか?

 
スミソニアン・マガジン』の 1月2日付記事です: Could A.I. Help Seismologists Predict Major Earthquakes?(人工知能は地震学者が大地震を予測するのに役立つか?)——
  • 地震への備えの中心となるのは、間違いなく、この分野で最も物議を醸している研究分野、つまりいつ地震が発生するかを予測することである。 多くの科学者は長い間、地震予知は不可能であると考えてきた。「地震予知というテーマそのものは、ネス湖の怪物の捜索と同様に主流の研究の範囲外であり、深刻ではないと考えられていた」

  • 最近の人工知能の進歩を考慮して、一部の研究者はそれが変わる可能性があるかどうかを研究している。 ロス・アラモス国立研究所で機械学習に取り組む地震学者のポール・ジョンソン氏は、「必ずそうなるとは言えないが、数十年以内に大きな進歩を遂げることを期待している」 「今はこれまで以上に希望を持っている」と語った。

  • 昨年の秋、テキサス大学オースティン校の研究者らは、中国での 7ヶ月間の試験で地震予知に対するこうした期待を裏付けた。 9月に『アメリカ地震学会紀要』に発表された彼らの研究では、A.I. アルゴリズムは、地震の 70% を発生 1週間前に正確に予測した。

  • チームは AIを過去 5年間の地震記録で訓練し、現在の地震活動に基づいて今後の地震の位置を特定するよう指示した。その結果、このアルゴリズムは、実際の震源地から約 200マイル以内の範囲で 14件の地震を予測することに成功した。 その間、1つの地震を見逃し、8つの実際には起こらなかった地震を予測した。

  • 機械学習は地震学者がデータ内の隠れたパターンを検出したり、より多くのデータを収集して地震予測に役立つ情報を提供したりするのに役立つ可能性がある。 例えば、研究者の中には、A.I.が特定の地震発生場所からの記録を使って地震の規模を予測する方法を示している者もいる。あるチームは、本震後に余震が発生する可能性のある場所を予測するニューラルネットワークを構築し、訓練している。また、他の研究者たちは、機械学習を使って、ノイズの多い振動の記録から地震波を識別し、抽出している。

  • 「ご存知のとおり、私たち(地震学者)のコミュニティには大きな懐疑論がありますが、それには十分な理由があります」「しかし、これ(A.I.)により、これまでは決してできなかった方法で、データを見て分析し、それらのデータに何が含まれているかを認識できるようになったと思います。」
 

2024年1月6日土曜日

中国・甘粛省の地震は予測されていた

 
中国・甘粛省で 12月18日深夜(現地時間)に発生した M6.2(USGSの発表では M5.9)の地震では、これまでに 150人を超える死者が報告されています。甘粛省の東に隣接する陝西省の研究チームはこの地震の兆候を数日前に検知し、規模も正確に予測していたものの、発生場所の特定には至らなかったとのことです。香港の英字紙『South China Morning Post』が伝えています:
 
中国の研究者らは、甘粛省北西部で発生した M6.2 の致命的な地震を、発生の何時間も前に予想していたが、どこで発生するかについては明らかにすることができなかった。

陝西省の研究者らは、過去 10年間に世界中で発生した M7.0 以上のすべての地震を予測できる画期的な技術を開発した。

しかし、残念ながら、地震の発生場所を予測する方法はまだない。

研究チームは、高精度の機器を使用して地球の重力場を低周波領域で監視し、地震が切迫している兆候である可能性がある重力波の異常を探している。

研究者らが今回の地震の発生が迫っていることに初めて気づいたのは、金曜日(12月15日)の朝に複数のセンサーからの異常なデータ読み取りに関する警告テキストを受け取ったときだった。

その後、チームは地震が発生する可能性のある場所について議論を開始した。

この時点で、チームは、異常なデータ読み取り値が記録されてから 3 ~ 5 日以内に地震が発生する可能性が高いと計算していた。

また、観測されたデータのピークの強さに基づいて、地震のマグニチュードが 6.27 前後であると予測していた。

しかし、研究チームは、自分たちの省と隣接する省で地震が起きるとは予想できなかった。
 
研究者らは、2月に発生した壊滅的なトルコ・シリア地震を含む複数の地震の前兆を早期に検知することに成功しており、前兆観測手法と予測結果の詳細を 6月に中国の学術誌『Northwestern Geology』に発表している。

甘粛省の地震が発生する 4日前に、研究チームは陝西省周辺の 4つの異なるセンサーで異常な重力波の測定値を記録した。センサーは異なる都市に設置されていたが、異常な波はすべてほぼ同時に記録され、波が光の速さで移動していたことを示していた。他の発生源からの重力の乱れが異常なデータ測定を引き起こす可能性がある一方で、重力地震波(gravitational earthquakes waves)は特徴的に光速で伝播するため、これが地震の前兆であるかどうかを判断するのは難しくない。
  

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2024年1月5日金曜日

海のコウモリ

 
クリオネ(ハダカカメガイ)と同類(pteropod、翼足類)らしいです。南極で採集されました。
 
 
 

イエローストーンの間欠泉が「異常」噴出 (続報-157)

 
米国イエローストーン国立公園の 12月の状況です。
 
スティームボート間欠泉(地図)の噴出が 12月30日にありました。2023年の噴出回数は 9回となりました。
 
日付(現地時間) 間隔(日)
1 1月5日 30
2 1月28日 23
3 3月11日 42
4 5月7日 57
5 6月9日 33
6
8月25日 77
7
10月8日 44
8
11月13日 36
9
12月30日 47
 
 
12月の地震活動は通常のレベルでした。89件の地震が観測され、最大は 12月16日の M2.1でした。3つの群発地震があり、それぞれ 16件、14件、11件の地震が記録されました。
 
イエローストーン・カルデラでは、2015年以来続いている長期的沈降傾向が継続しています。9月末以降では約 2cm 沈下しています。ノリス間欠泉盆地では夏の終わり以降、地盤の大きな変形は発生していません。
 

 

2024年1月4日木曜日

弥陀ヶ原で火山性地震急増

 
1月1日、富山県の活火山・弥陀ヶ原(地図)で火山性地震が急増しました。 現時点では地震数は 43回となっていますが、今後の精査で変更されるかも知れません。2日は 9回に減少しています。

弥陀ヶ原は気象庁の常時観測火山で、「令和6年能登半島地震」の震源から南に約 110km のところにあります。ふだんの火山性地震発生回数は 1日あたり 0回ないし 1回で推移しています。
 
気象庁「弥陀ヶ原の火山観測データ」より
(クリックで拡大)

 
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小惑星 2024 AD が地球と月に接近

 
1月5日(日本時間)、小惑星〝2024 AD〟が地球と月の近くを通過します。
 
 
2024 AD (2024年1月3日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)1月5日 03:45
 (月)1月5日 12:04
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.63 LD
(月)0.77 LD
推定直径
5 ~ 11 m
対地球相対速度
9.9 km/s ≅ 3万6000 km/h
初観測から地球接近まで3 日
次の地球接近2035年4月17日
公転周期1031 日 ≅ 2.82 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

小惑星 2024 AL が地球と月に接近・通過

 
大晦日から元日にかけて、小惑星〝2024 AL〟が地球と月の近くを通過していたことが、1月3日付の NASA/JPL のデータベース更新で明らかになりました。この小惑星は地球最接近の2日後に発見されました。
 
2024 AL (2024年1月3日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)12月31日 17:07
 (月)1月1日 00:58
接近日時 誤差
(地球)± 4 分
(月)± 3 分
接近距離 (地球)0.93 LD
(月)1.04 LD
推定直径
8 ~ 17 m
対地球相対速度
12.6 km/s ≅ 4万5000 km/h
初観測から地球接近まで−2 日
次の地球接近
公転周期1601 日 ≅ 4.38 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2024年1月3日水曜日

能登半島地震は予報されていた

 
八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が 1月2日17:00 付けで更新情報を出しています。1月1日16時10分に発生した「令和6年能登半島地震」M7.6 について、場所の絞り込みはできなかったものの、発生時期と規模は正確に予報できていたとのことです:
 
2023年12月27日から28日にかけて、4台の観測装置(八ヶ岳 CH26、CH04、CH07、CH14)に周期約4分の短周期 PBF(周期的基線うねり)前兆変動が出現。これらにもとづいて、地震発生場所は東北地方南部から中部地方(更新情報の図2参照)、規模は PBF 変動が極めて微弱であることから明らかに前兆変動が減衰していると認識し、減衰補正して最大の場合 M7.3 ± 0.5、時期は 1月2日 ±2日と推定して、12月31日11時に公開実験参加者にメールと Fax で配信。場所は絞り込めず能登半島付近に震源があると特定することはできながったが、「大地震発生前に地震発生の可能性を配信できました」。
 
 
なお、No1778 長期継続前兆の推定には変更がないとのことです:

推定日2024年6月9日 ±3日の可能性
(今後新規前兆変動出現の場合は再考)
推定時間帯 09:00±2時間 または 18:00±3時間
推定震央領域 続報 No.355」所載の図4太線内
斜線領域: 可能性が考えやすい領域
推定規模 M8.0 ± 0.3
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震、火山近傍領域の可能性
 
 
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能登半島地震の加速度


カスカディア地域地震科学センターの所長のポスト(ツイート)から —— 
 
「NIED(防災科学技術研究所)によって報告された M7.5 の地震の驚くべき加速度。1g = 980gal であることを思い出してほしい。日本の科学と工学の勝利だ。被害の程度はまだ評価中だが、比較的『控えめ』に見えるからだ。他の場所では、このような地震動は壊滅的である。 」: