2023年10月31日火曜日

霧島山(新燃岳)で火山性地震増加

 
霧島山の新燃岳(地図)では、10月20日ごろから、火口直下を震源とする火山性地震が増加しています。噴気や地熱域に変化はなく、傾斜計にも変化は現れていないとのことです:
 
(クリックで拡大 Credit: 気象庁)
 

2023年10月29日日曜日

謎の反復震動 (続報-3)

 
Credit: 防災科学技術研究所
10月21日付「謎の反復震動 (続報-2)」の続報です。
 
東京大学地震研究所が分析結果を発表しています——「14回の地震のうち初回を除く13回と同じタイミングで、津波を発生させる何らかの現象が起きていた。とくに後半の 6回は、発生間隔と津波の周期がほぼ同じだったため、発生した津波が重なり合い、振幅が約 2倍に増幅した」:
 
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2023年10月27日金曜日

木星の「顔」

 
NASA の木星探査機・ジュノーが 9月7日に木星に接近した際に撮影した北極近傍(北緯 69°付近)の画像です。木星の明暗境界線(昼と夜の境目)に近く、低い角度で太陽光が当たっているため、雲の立体感が強調されています。撮影時の探査機から雲頂までの距離は約 7700km です:
 
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2023年10月26日木曜日

2つの小惑星が月と地球に接近・通過

 
2つの小惑星が月と地球の近くを通り過ぎていたことが、10月25日付の NASA/JPL のデータベース更新で明らかになりました。どちらも地球近傍を通過後に発見されました。
 
2023 TZ65
(2023年10月25日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)10月10日 08:36
 (地球)10月10日 11:27
接近日時 誤差
(月)± 3 分
(地球)± 3 分
接近距離 (月)0.70 LD
(地球)0.47 LD
推定直径
3 ~ 7 m
対地球相対速度
21.6 km/s ≅ 7万8000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近
公転周期1369 日 ≅ 3.75 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
 
2023 UH9
(2023年10月25日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)10月18日 15:59
 (地球)10月19日 02:12
接近日時 誤差
(月)± 12 分
(地球)± 10 分
接近距離 (月)0.30 LD
(地球)0.27 LD
推定直径
2 ~ 4 m
対地球相対速度
9.4 km/s ≅ 3万4000 km/h
初観測から地球接近まで−2 日
次の地球接近2028年5月13日ごろ
公転周期548 日 ≅ 1.50 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2023年10月22日日曜日

志賀山が活火山の可能性

 
信濃毎日新聞』の記事です:
 
長野県北部にある志賀山地図)が、約400年前に水蒸気噴火、6000年前にマグマ噴火を起こしていた可能性が高いことがわかり、活火山として認定される方向となっています。志賀山は、これまでの研究で 7万~24万年前に噴火したとされていました。現在、活火山の定義は「概ね過去 1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山」となっています。
 
志賀山から南に約 9km 離れたところには草津白根山(地図)がありますが、志賀高原から草津白根山までの地域で地震活動に連続性が確認され、地下構造にも共通性が見られ、火山活動が相互に関係している可能性が浮上しているとのことです。
 
以下は気象庁の資料からまとめた活火山の定義と活火山数の変遷です:
 
  定義 活火山数
1960年代 噴火の記録のある火山

1975年 噴火の記録のある火山
及び現在活発な噴気活動のある火山
77
1991年 過去およそ2000年以内に噴火した火山
及び現在活発な噴気活動のある火山
83
1996年 (3火山追加)
86
2003年 概ね過去1万年以内に噴火した火山
及び現在活発な噴気活動のある火山
108
2011年 (2火山追加)
110
2017年 (1火山追加)
111
 
111 の活火山のうち、気象庁が火山活動を 24時間体制で観測・監視している「常時観測火山」の数は 50 です。
 

2023年10月21日土曜日

小惑星 2023 UX2 が地球と月に接近・通過

 
10月18日午後に小惑星〝2023 UX2〟が地球と月の近くを通過していたことが、10月20日付の NASA/JPL のデータベース更新で明らかになりました。
 
2023 UX2 (2023年10月20日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)10月18日 16:29
 (月)10月18日 19:53
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.53 LD
(月)0.37 LD
推定直径
3 ~ 7 m
対地球相対速度
18.8 km/s ≅ 6万8000 km/h
初観測から地球接近まで1 日
次の地球接近2026年11月13日ごろ
公転周期1063 日 ≅ 2.91 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

謎の反復震動 (続報-2)

 
Credit: 防災科学技術研究所
10月13日付「謎の反復震動 (続報)」の続報です。

10月9日の謎の震動や津波の原因について、以前から火山活動の可能性が指摘されていましたが(記事1記事2)、10月20日に海上保安庁が鳥島(地図)西方の海域で、軽石とみられる浮遊物を確認したとのことです:

今回の件と直接関係しているかはわかりませんが、地震の規模に比べて不相応に大きな津波を引き起こす「鳥島近海地震」のメカニズムについて、このような説明があります:
 
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2023年10月20日金曜日

ハチクが開花 — 福島県二本松市

 
福島県二本松市竹ノ内(地図)の民家で、10月上旬からハチクが花を付けています:
 
以下は、ハチクが花を付けた後、どうなるのかについての広島大学による研究成果です。「開花直後に枯死することが確認されました。一方、種子は全く確認できませんでした」「開花から 3年後、開花の有無に関係なく、調査対象のすべての棹が枯れました。種子のできない無駄な開花の後の稈の全滅は合理的でなく、不条理にさえ思えます」: 
 
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イワシ大量死 — 長崎県南島原市、熊本県天草市、韓国南部

 
10月17日朝、長崎県南島原市(地図)の漁港で、同18日朝、熊本県天草市(地図)の漁港で大量のイワシが死んでいるのが相次いで見つかりました。原因ははっきりしていませんが、大型魚に追われたイワシが漁港内に逃げ込み、水温や塩分濃度などの環境の変化についていけずに死んだ可能性や、海中の酸素濃度不足が指摘されています。地元の住民は「こんなことは初めて」と語っています:
 
韓国南部の昌原市 (地図)では、10月11日に同様の事例が発生しています:

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2023年10月19日木曜日

メキシコ湾流が減速

 
“Live Science” の記事です:
 
記事のまとめです ——
  • メキシコ湾流がほぼ確実に弱まっていることが、新たな研究で確認された。9月25日に学術誌 “Geophysical Research Letters” に掲載された研究。

  • フロリダ海峡(地図)を通る温水の流れは過去 40年間で 4% 減少し、世界の気候に重大な影響を与えている。

  • 「この研究結果は、気候に関連する海流の弱体化について我々が持つ最も強力かつ決定的な証拠だ」—— 論文の筆頭著者でウッズホール海洋研究所の物理海洋学者の Christopher Piecuch 氏。

  • メキシコ湾流は間違いなく減速していると結論づけられているが、それが気候変動によるものであるかどうかを現時点で判断するのは難しい。

  • メキシコ湾流はフロリダ付近から始まり、米国東海岸とカナダに沿って北上し、大西洋を横断してヨーロッパに至る。この海流によって運ばれる熱は、温帯条件を維持し、海水準を維持するために不可欠である。

  • カリブ海で始まり、フロリダ海峡を通って大西洋に流れ出すメキシコ湾流は、暖かい南の海水を北にもたらし、熱を大気中に放出した後、北大西洋で海底に沈む。 海底深くに沈んだ後、ゆっくりと南に流れ、そこで再び加熱される。このサイクルが繰り返される。

  • 地球の気候が温暖化するにつれて、溶けた氷床から大量の冷たい淡水が海に流出し、メキシコ湾流の速度が低下したり、完全な崩壊に向かって方向転換したりする可能性がある。しかし、システムの規模と複雑さのため、これを証明するのは困難。

  • 流れが遅くなっているという決定的な証拠を見つけるために、科学者たちは、海底ケーブル、衛星測高法、現地での観測という3つの別々の情報源から得た 40年にわたるデータを分析した。

  • 統計分析によると、海流が 4% 減速しているとう結論が、ランダムな変動によって偶然に生じる可能性はわずか 1%。

  • 一見すると、4% という変化は微々たるものに思えるかもしれないが、「心配なのは、それがスロースタートに過ぎないということだ」—— この研究には参加していないユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの海洋学者、Helen Czerski 氏。「新型コロナウイルスの初期のころのようなものです。人々は『ああ、感染者はたったの60人だ。気にすることはない』という感じでした」、「確かに感染者は 60人しかいないが、昨日は 30人、その前日は 15人だった。1週間先のことを考えれば、問題だ」

黒潮についてはこの種のデータはあるのでしょうか。黒潮大蛇行も気になります: