2016年9月7日水曜日

地球深部探査船「ちきゅう」が高知県室戸岬沖へ


「強い地震が起きるとき震源近くにいることが多い」という都市伝説もしくはジンクスがある海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」が、9月中旬から約2ヶ月間にわたって高知県室戸岬沖で海底掘削をおこなうそうです。掘削地点は「室戸岬から南東約120kmに位置する南海トラフのプレート沈み込み帯先端部(地図)」、「水深約4,760mの海底から約1,200m(基盤岩を掘り込む深度まで)掘削」、「海底面下700~800mのプレート境界断層試料の採取も含みます」:

2011年の東北地方太平洋沖地震の際には八戸港に、今年4月に三重県南東沖でM6.5の地震が発生したときにも震源域の近くにいたそうです。


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コマンドル諸島近海 M6.3 とプレートテクトニクス


9月6日午前7時54分ごろ(日本時間)、ロシア領コマンドル諸島(コマンドルスキー諸島)近海で M6.3 の地震が発生しました(震央地図)。震源の深さは12.3km:

発震機構解を見ると、プレート境界近傍であるにもかかわらず、逆断層ではなく横ずれ断層による地震のようです。震源付近ではアリューシャン海溝に太平洋プレートが沈み込んでいますが、その沈み込み方の特徴が横ずれ断層と整合的です。以下は、『プレート収束帯のテクトニクス学』(木村学著、東京大学出版会、2002)からの引用です:
アリューシャン海溝の西部では、太平洋プレートが斜めに沈み込んでおり、西端に近い部分では、ほとんどトランスフォーム断層のようになっている。この北側のベーリング海はコマンドルスキー海盆である。この海域では海溝に平行な横ずれ断層が発達している。コマンドルスキー海盆は斜め沈み込みに伴う前弧スリバーの移動によって拡大した背弧海盆である。アリューシャン列島の前弧域は斜め沈み込みによってブロック化しており、それぞれのブロックは時計まわりの回転をしている。また、西端のアリューシャン列島はカムチャツカと衝突している。

アリューシャン海溝の西端に近い部分では
太平洋プレートの沈み込む方向がほとんど海溝と平行になっている。
(USGSの震央地図にプレートの移動方向を加筆)

前弧スリバーとは、海溝に平行な細長い地塊で、マイクロプレート化して海溝と平行に移動するものを指す言葉です。以下は、『図解・プレートテクトニクス入門』(木村学・大木勇人著、講談社ブルーバックスB-1834、2013)からの引用です:
斜め沈み込みでは、海洋プレートが上盤プレートを摩擦で水平方向にこすりながら沈み込むことになります。その結果、上盤プレートの海溝に沿った帯状の部分が、水平方向に力を受けます。すると、海溝から少し離れたところに平行な横ずれ断層ができます。海溝から横ずれ断層までのプレート部分は、前弧スリバーとよばれます。前弧スリバーは、独立した小さなプレートのようにふるまい、海溝に沿って平行にスライドするのです。前弧というのは、島弧の前側(海溝側)を指す言葉です。

わが国の北方領土4島のうち、歯舞諸島と色丹島は前弧スリバーの上にあり、太平洋プレートの斜め沈み込みによって西に移動しています。また、根室半島は前弧スリバーに乗って西に移動してきた島が北海道に衝突したものです。

余談ですが、今回の地震の震源付近には、ハワイ諸島から連なる天皇海山列が沈み込んでいます。私は、天皇海山列は日本人の学者が発見して命名したのだと思い込んでいたのですが、実はアメリカ人の学者が戦後に命名したものだそうです:

海山の沈み込みと地震の関係については以下をどうぞ:

小惑星 2016 RB1 が地球に接近


久しぶりに地球を掠める小惑星です。

9月8日午前2時20分(日本時間)、小惑星〝2016 RB1〟が地球に 0.11LD まで接近します(1LD=地球から月までの平均距離)。

この小惑星は9月5日に発見されたもので、アテン群に属し、直径は 7~16mと推定されています。

最接近時の地球との相対速度は平均的で、秒速8.1km(時速約2万9000km)と計算されています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2016 RB17~16 9月8日 02:20 0.11


この小惑星が最も近づくときの地球中心からの距離は4万469km。地表からの高度は、この数字から地球の半径を差し引いて3万4091km。静止衛星の高度は35786kmですから、この小惑星は気象衛星「ひまわり」などの静止衛星よりも1700km近く低いところを通過することになります。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2016年9月6日火曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-113)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が9月6日12:30付で更新情報を出しています。前兆は依然として継続、9月7日までの地震発生はなし、9月9日前後または9月23日前後に地震発生の可能性:

更新情報のまとめです ――
  • 前回(9月4日16:30付)の推定

    • 9月6日±1日
    • 9月7日時点で前兆継続の場合は9月21日±等の可能性あり。
    • この時期に対応地震発生か、次の極大出現か。

  • 現状

    • No.1778前兆は最終段階にあると認識。No.1778前兆第17ステージと同じ時期に火山帯近傍地震前兆も顕著に出現している。

    • 現時点で前兆が継続している観測装置は、八ヶ岳CH20とCH21、高知観測点K1。
    • 9月2日から八ヶ岳CH21の特異が大きくなった。また、高知観測点K1とK10の特異状態が顕著。
    • 現時点でCH21とK10の特異状態は弱くなっている(あるいは静穏化している)ので、顕著になった時期の中心=9月4日を極大と認識。
    • 8月30日にもCH20とK1が顕著になっているので極大の可能性あり。K1とK10の特異状態が顕著に継続出現し始めたのは8月25日昼から。

  • 考察

    • 8月25日初現、8月30日極大 → 9月9日±1日
    • 9月2日初現、9月4日極大 → 9月9日±1日
    • 8月25日初現、9月4日極大 → 9月23日±3日
    • 前兆の現状から9月7日以前の対応地震発生は考え難い。
    • 早い場合は9月9日±1日、9月9日夜の時点で前兆継続の場合は、9月中旬以降(9月23日±など)。
    • 前回の更新情報までで示された時期は対応地震の発生時期ではなく、極大の時期であった。前回の時点では確定は困難であった。

推定時期 9月9日±1日 または 9月23日±3日
9月9日時点で前兆継続の場合は9月中旬以降の可能性が高い。
推定時刻 午前9時±1時間(または午後6時±3時間)
推定震央領域 更新情報の地図参照
推定規模 M7.8 ± 0.5 陸域の浅い地震


今回の更新情報には串田氏のメッセージが記載されているので転載しておきます:
通常の地震前兆の前兆期間は、早い場合で数日、長い場合でも数ヶ月、過去例の最長前兆は2008年の宮城内陸地震で、3年3ヵ月でした。No.1778前兆は2008年07月から8年2ヵ月と云う観測例の無い長期継続前兆です。この8年の間、別のM5以上地震や火山噴火は、一部No.1778前兆との分離が困難なものもありましたが、前兆を識別し、推定成功例は沢山あります。

串田氏の地震予測についてお知りになりたい方は、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:


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宏観異常情報の収集開始 ― 高知県 (続報-27)


高知県庁のウェブサイトに掲載されている宏観異常現象の表が、9月5日付で更新されています。8月分は「気象現象」で1件でした。例によって現象の具体的な内容は記載されていません:

1月はすべての分野で報告数が0件、2月は急増して「地鳴り」の報告が13件、3月は「地鳴り」の報告が2件、4月はすべての分野が0件、5月は「気象現象」と「地鳴り」が各1件、6月と7月はすべての分野が0件でした。


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2016年9月5日月曜日

地震が劇的に増加する米国中央部


9月3日午後9時過ぎ(日本時間)、米国オクラホマ州でM5.6の地震が発生しました(震央地図)。建物の外壁が落下するなどし、わずかですが負傷者も出ています。震源の深さは4.5kmで、横ずれ断層が原因とされています:

記事のまとめです:
  • 土曜日の朝(現地時間)、オクラホマ州で発生したM5.6の地震は複数の州を揺すぶった。テキサス州のダラス(地図、震央から約410km)やアイオワ州の州都デモイン(地図、震央から約640km)でも揺れを感じた。

  • 震源はオクラホマ州のポーニー付近。被害も震源地に集中している。100年以上前に立てられた銀行の外壁から岩が剥がれ落ちた。

  • ポーニーの住民は、これまでの地震の揺れはすぐに収まったが、今回の揺れは長く激しかったと語っている。「バスルームではキャビネットの扉が全部開いてしまった。キッチンの引き出しもすべて飛び出してしまった。」

  • 軽傷者が一人報告されている。暖炉の一部が崩落し、子どもを庇おうとした男性の頭部を直撃した。男性は病院で検査を受けた後、帰宅した。

  • 今回の地震の規模はオクラホマ州の地震史上のタイ記録である。

  • 米国地質調査所(USGS)は今年3月、地震発生数が激増していることから警告を発していた。

  • USGSの報告書によれば、グレートプレインズ(ロッキー山脈の東に広がる大平原)で発生する地震は、1974年から2008年までは1年あたり平均24件であった。しかし、それに続く2009年から2015年では1年あたり平均318件に急上昇した。2015年単独では1010件の地震が発生した。

  • USGSは、グレートプレインズにおける被害地震の発生リスクはカリフォルニア州よりも高くなったとしている。

  • 多くの科学者は水圧破砕法(フラッキング)が地震数増加の原因であると推測している。フラッキングは、天然ガスや石油を採掘するために高圧の液体を使って地下の岩盤を破砕する。

  • 今回の地震への対応として、震央から500マイル(約800km)以内にある35の廃液圧入用の井戸が閉鎖された。

  • USGSは2015年3月には小規模地震の急増にフラッキングが関係していると判断している。それに対応して、カンザス州の企業委員会は地殻に圧入する廃液の量を制限した。

  • 専門家によると、オクラホマ州と境界を接するカンザス州の複数の郡では地震数が低下している。今年8月、カンザス州の規制当局は廃液の地中への注入をさらに制限する決定を下した。オクラホマ州も同様の規制を追加している。

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ある家庭にもらわれてきた女の子。最初はかわいがられますが、徐々に邪険にされるようになり、最後は ・・・

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2016年9月4日日曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-112)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が9月4日16:30付で更新情報を出しています。前兆は依然として継続中、極大が次々に出現、9月6日前後または9月21日前後に地震発生の可能性:

更新情報のまとめです ――
  • 前回(9月2日16:30付)の推定

    • 9月5日~7日。
    • ただし、新規前兆や新規極大が出現の場合は、地震発生はさらに先になる。

  • 現状 ― 次々に小極大出現

    • 9月2日(18時中心) 八ヶ岳CH21が糸状状態、同期してCH15に特異状態が短時間出現。
    • 9月3日(14時中心) 八ヶ岳CH21が再び糸状状態、同期してCH20の特異変動が大きくなる。さらに、特異変動が大きい時間帯の中央部に短時間だが正常基線(静穏状態)が出現。
    • 9月4日 八ヶ岳CH21が糸状状態。高知観測点K1とK10に特異状態出現。

  • 考察

    • 上記がいずれも小極大である場合は、9月6日±2日の対応地震発生推定日まで前兆は消えない。
    • 八ヶ岳CH20の極大8月30.5日、9月3.6日に短時間だが正常基線が現れたことを静穏化と見なすと9月5日±が算出される。誤差を勘案して9月6日±が対応地震発生推定日。
    • 高知観測点K1とK10に特異状態が出現し始めた8月25.5日を初現、9月4日±を極大と見なせば9月21日±が算出される。9月4日は第17ステージが示唆した時期と重なる。
    • 9月7日時点で前兆継続の場合は9月21日±の可能性。

推定時期 9月6日±1日
ただし、9月7日時点で前兆継続の場合は9月21日±等の可能性あり。
推定時刻 午前9時±1時間(または午後6時±3時間)
推定震央領域 更新情報の地図参照
推定規模 M7.8 ± 0.5 陸域の浅い地震


串田氏の地震予測についてお知りになりたい方は、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:


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噴煙が3本立ち昇る ― 新潟焼山


新潟焼山(地図)についての情報です。「2016年7月以降、噴煙が3本立ち上るようになり、特に8月以降は目立つようになってきた」、「噴気孔は以前からあった」、「8月も何回か噴火したはず」、「活動が活発になったとは断言できない」:

新潟焼山は気象庁の監視態勢が十分でなく、民間(個人)の妙高火山研究所に頼らざるを得ない面があるようです。


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8月29日、埼玉県川口市八幡木(地図)の公園で、ソメイヨシノ3本が花をつけているのが見つかりました。近くには早春に咲くはずのコブシも白い花を咲かせていたとのことです。「最近、公園の土を入れ替えたのが関係しているのだろうか」:

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